宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/21(Sun) 16:31 10月に宿根草の爪楊枝ぐらいの小さな芽を沢山頂いたのですが、これから寒さが厳しくなるので休眠させないで窓辺の日の当たるところで冬越しさせるか、それとも寒さに当てないと花が咲かないとか聞いたことがあるので外で水遣りを最小限にして冬越しさせるか迷っています。外だと2月ぐらいは凍ることもあります。芽は少しずつ成長し始めてるものもあります。芽の種類は、ホトトギス・フィーバーフュー・宿根アスター白孔雀・斑入ミズヒキ・フランネルソウ・赤花除虫菊・ブロンズフェンネル・アキレア・ほおずき・ルリタマアザミ・宿根リナリア・コレオプシスです。
Re: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/22(Mon) 08:48 10月に爪楊枝サイズということは、発芽してすぐのものを貰われたのですね。
「成長し始めているものもある」ということですが、今は、どのような状態ですか?
秋蒔きのタネは、本格的な寒さを迎える前に本葉が数枚出て、ある程度の根張りもしていなければなりません。
また、「爪楊枝」という表現も気になります。茎が爪楊枝くらいの太さという表現ならいいんですが、芽の茎の長さも爪楊枝サイズなら徒長している状態なので、あまりよろしくないですねぇ。。。
まずは、各植物の耐寒性を調べましょう。(^^)
例として、宿根リナリアを挙げておきますね。
(このサイトの一番下に載っています。)
http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/438185/433844/
凍結にも耐えるような耐寒性の高いものは、戸外で管理します。
少しずつでも成長していきますので、日当たりのよいところに置き、2週間に1回程度、1000倍希釈の液肥を与えるといいですね。
霜に弱いが、凍らせなければ大丈夫くらいの半耐寒性のものは、戸外の軒下に置くか、不織布(園芸用ベタガケ資材)などで霜よけをします。
耐寒性のないものは室内に取り込みますが、秋蒔き春咲きのものは暖房のある室内で管理しないで、無暖房の室内で管理します。
ただし、秋の管理が悪くて、根張りも少なく本葉も出てないような状態でしたら、残念ながら耐寒性が高くても越冬できない可能性もあります。
寒さに当てないと花芽がつかないものは、秋蒔きのものに多いです。
これも調べるとでてきますよ〜。
Re^2: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/22(Mon) 23:44 今まで寒くなってきてからは、夜寝る前室内に取り込んで朝になると外に出していました。でも、調べたところ宿根リナリアは冬も成長するそうで、小さな芽が3センチぐらいに伸びてきていますから、外で育てることにします。
今本葉が5枚ぐらいになって5センチぐらいに成長しているものは寒さに強いものでしたら外に出して休眠させます。
最初の茎の横から新芽が出ているものも休眠状態ですから外に出しておいたほうが良いですね。
何も変化がないものはよく分からないので外に出してほおって置くようにします。
そうすると殆どのものは戸外で冬越しということになりますが、2月になると朝方はパンジーやさくら草などの草花はカチカチになって凍っています。そんな状態になってもこの小さな芽たちは大丈夫なのでしょうか?
Re^3: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/23(Tue) 22:32 本葉が出てきて、成長しているということですね。
(こうなると、芽という言い方ではなく、苗(幼苗)と言います。)
また、寒さに強く戸外で管理する苗で、一見生育を停止しているように見えても、
水を切ったり、日光を遮断すると枯れてしまうことからもわかるように、休眠状態に入っているわけではありません。
(植物における「休眠」という言い方は、別の状態を指します。)
> 2月になると朝方はパンジーやさくら草などの草花はカチカチになって凍っています。
このような気候ですと、凍結に耐えるような耐寒性の植物は放置しておいても大丈夫ですが、
耐寒性が0℃以上ものもは、軒下などに置き、霜よけが必要となります。
当然、霜に弱い宿根リナリアも、そのまま放置すれば枯死しますよ。
通常、秋に種を蒔いて、その後普通に育ったものは、苗の大きさが小さくても、その植物の耐寒性にあった置き場所を確保すれば越冬できます。
Re^4: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/24(Wed) 02:15 これから寒さが厳しくなってくると、水道管が凍結したり、洗濯物だって外に出していたらカチカチになって凍っていますよね。
そんな気候になったら、この苗たちも危ない(凍る可能性が高い)ので、これから1ヶ月だけ戸外で寒さに当てて、それから暖かくなるまで室内の日の当たる窓辺に取り込むことにしたらどうでしょうか?絶対に枯れさせたくないとしたらこの方法しかないと思います。
宿根リナリアの茎は爪楊枝どころか木綿糸の太さぐらいですから、それでもまだ心配です。宿根リナリアだけ、冬中夜は室内の窓辺において朝に外に出すようにします。来年花が咲かなくとも枯れなければ再来年がありますので。
Re^5: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/24(Wed) 09:57 今まで、秋蒔きの草花を栽培されたことはありますか?
まったくの初めてでしたら、まず種まき〜その後の管理の基礎を調べられることをおすすめします。
(耐寒性についても、よくわかっていらっしゃらないみたなので。。。)
何度も書いているように、「発芽後、順調に生育した苗」は、
・凍結に耐えるものは、パリパリに凍っても枯死しないので、戸外でそのまま管理
・凍らせたり、霜に当てるとダメなものは戸外で霜よけ管理、
です。
室内管理は、徒長を招き春以降の生育に影響しますので、北海道や東北以外で、どうしても春蒔きでは夏の開花に間に合わない品種以外はあまり行わないです。
一般地で戸外で霜よけしても枯れるような植物は、通常秋蒔きはしません。
カキコミから、秋からの生育状態が悪くて、戸外に出せない状態だと、お察しいたしました。
とにかく枯れなければ良いというのなら、徒長を覚悟の上、室内で管理してみてください。
キビシイ言い方ですが、今の状態が悪ければ、冬になって急に過保護にしても、うまく成長しません。
秋蒔きの苗管理は、大きく成長した植物を室内に取り込んで越冬させることとは異なります。
最初から自分で結論を出しておられるなら、ご質問なさらなくてもよかったんじゃないですかねぇ。(ーー;)
Re^6: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/24(Wed) 15:23 秋に種を蒔いて育てたものというと、パンジー、ストック、忘れな草ぐらいです。パンジーは12月まで十分に生育していない(花が咲かない)ものは春まで室内で育てた方が良いと本に書いてありましたのでそのとおりにして、春に戸外に出してからは普通に生育して花も咲きました。
10月に宿根草の根ではなく、種を貰って蒔いたと考えたらよいのでしょうか? でも、
●凍結に耐えるものは、パリパリに凍っても枯死しないので、戸外でそのまま管理
●凍らせたり、霜に当てるとダメなものは戸外で霜よけ管理
の区別が分からないのです。
ホトトギス
宿根アスター白孔雀
赤花除虫菊
アキレア
ほおずき
ルリタマアザミ
宿根リナリア
コレオプシス
ふぁーじさん、すみませんが分かる範囲内で結構ですから分けていただけませんか?
●凍らせたり、霜に当てるとダメなものは戸外で霜よけ管理
屋根のあるベランダで霜が当たらなくても、パンジーは毎朝凍っていました。戸外で霜よけ管理、かつ凍らせないように工夫する・・・ですか?難しいですね。
Re^7: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/25(Thu) 10:32 パンジーを、室内管理されてたんですか!
徒長しませんでしたか???
秋蒔きパンジーは、LRシリーズなどの低温開花性のある品種以外は、早春になってから咲くものがほとんどです。
ですから、年内に開花させる場合は、8月に温度管理のもと、早蒔きするんですけどねぇ。
(秋に出回る花付き苗も、栽培農家が温度管理下で7月〜に蒔いたものです。)
9月中旬以降に蒔いた場合、年内は開花せず、戸外管理が普通ですので、その本の記載もなんかあやしいですねぇ。(^^ゞ
ワスレナグサは、低温にあてないと花芽がつきません。
でも、凍結すると株が傷むこともありますので、霜が降りる地域では霜よけ戸外管理することが多いです。
ストックは、霜厳禁ですので、戸外霜よけ管理します。
ご自分で栽培されたときはどうでしたか?
> 屋根のあるベランダで霜が当たらなくても、パンジーは毎朝凍っていました。
とある環境ですので、冬の間、室内で栽培されてたのですか?
で、本題に戻ります。
ホトトギス HP
宿根アスター白孔雀 HP
赤花除虫菊 HP
アキレア HP
ほおずき HP
ルリタマアザミ HP
宿根リナリア HHP
コレオプシス HP
HP:耐寒性宿根草(ある程度の霜や凍結に耐える)
HHP:半耐寒性宿根草(霜で枯死)
調べればいくらでも出てきます。
まずは、ご自分でも調べる努力をしましょう。
発芽苗を頂いたのであれば、頂いた方に聞くのがその地域の環境にあった栽培アドバイスをもらえるので、いいと思います。
霜に弱い苗の戸外管理は、お住まいの地域の気候によっても変わってきますが、一般地では、霜よけ資材(ベタガケ用不織布など)で覆ってしまうことで大丈夫です。
HPの植物でも、心配なときは戸外霜よけ管理しても大丈夫です。
↓ここの一番下に戸外霜よけ管理の秋蒔き幼苗の様子を載せています。
http://www.ak.wakwak.com/~m_phage/garden/tukuru/tukuruframe.html
我が家の数年前の画像ですが、参考まで。
タネから栽培するのは、手間がかかります。
蒔いておけばあとは勝手に育つような強健なものは少ないです。
タネマキ派ガーデナーより。
Re^8: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/25(Thu) 17:35 「最初から結論を出している」のではなくて、ふぁーじさんの書かれていることをよく読んで、よ〜く考えてから提案をしているのです。
凍っていたパンジーはもう大きくなって花も咲いていたパンジーで戸外で管理していました。室内で管理していたパンジーは遅くに芽がでてまだ本葉が2.3枚という小さなパンジーです。同じように種を蒔いても成長が早いものとそうでないものとか色々あります。
宿根リナリアはこちらの本では耐寒性は「強」となっていますが、霜に弱いのですか?耐寒性と霜とは別物でしょうか?本に書いてあることもあまり当てにはなりませんが。とにかく宿根リナリアが半耐寒性だとしたら、あまり寒いときは一時的にも室内に取り込んだ方が良いですね。
後は皆耐寒性があるようですので、戸外で管理することにします。凍ると苗が枯れるのではなく「傷む」のですね。だから多少凍ったとしても心配はないけれども、苗が傷むのでなるべく凍らないように気をつけるようにします。
実は1週間ほど前から戸外で管理しているのですが、縁側においていたときよりも一回り大きくなって、成長してきたみたいです。ちなみにこの芽は寒い札幌から頂きました。
ふぁーじさん、ご親切なアドバイスをどうもありがとうございました。きれいな花が一杯咲くように頑張ります。
Re^9: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/26(Fri) 10:20 > 室内で管理していたパンジーは遅くに芽がでてまだ本葉が2.3枚という小さなパンジーです。同じように種を蒔いても成長が早いものとそうでないものとか色々あります。
確かに、品種や個体差によって発芽時期にばらつきがありますね。
本葉2〜3枚で冬が来てしまっても、戸外で霜よけなしで大丈夫ですよ〜。(^^)
> 宿根リナリアはこちらの本では耐寒性は「強」となっていますが、霜に弱いのですか?耐寒性と霜とは別物でしょうか?
花が咲くような株の場合、地上部が枯れてしまっても翌春芽吹いてくるので、そういった意味では耐寒性は強いです。
お持ちの本も、たぶん苗を購入して植えつけた場合のことを示していると思います。
ただ、今回の場合、実生一年目であまり根が張っていないと思いますので、霜には注意したほうがいいという意味で書きました。
耐寒性という言葉は、どこまでの低温に耐えられるかの程度を示し、耐寒気温?℃という書き方や、強・弱で示したりします。
霜は空気中の水分が凍結して出来ますので、当然植物付近の気温が0℃以下で発生します。
耐寒温度が0℃以下のもの・耐寒性弱のものは、霜に当ててはいけないと解釈すればいいと思います。
うまく越冬できるといいですね。(^^)
Re^10: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/26(Fri) 19:54 重ね重ねありがとうございます。
苗を1つずつゴムポット植えにしてあったので寒さで根が傷むのではないかと思い、
「夏越し、冬越しの場合鉢ごと地面に植え込む」というのを聞いたことがあるのでゴムポットごと路地植えにしようかと思いましたが、路地植えにすると霜があたるので、
咲き終わったプランターの花を抜いてそのプランターの中にゴムポットごと植え込んで軒下に置きました。
が、これではゴムポットの下の穴がふさがり通気性が悪くなって根が傷まないかと、また心配になってきました。
私、過保護なのでしょうか?
Re^11: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
ふぁーじ 投稿日:2003/12/26(Fri) 20:43 10月に苗が届いたときに、すでに1株ずつポットに植えつけてありましたか?(ゴムポットって、直径9cmの黒いポリポットですよね?)
それとも、ももさんがポットに植え替えされました?
秋からずっとポリポットのまま栽培されていたのであれば、もう根がいっぱいにまわっているものもあるかと思います。
底穴から根が見えているのがありませんか?
こうなると根詰まりで、生育も悪くなります。
今年は暖冬なので、お住まいの地域でまだ霜が降りていなければ、
ぎりぎり鉢増し(一回り大きな鉢に植え込む)もできるかと思います。
(本来は、秋の時点で地植えするか、大きな鉢に植え替えておくのがBestでした。こうすると、冬までにしっかりと根を張り、そのまま戸外で霜や寒さに耐えることが出来ます。)
土の中に鉢ごと埋め込む方法は、
夏に旅行などで水やりできない場合に2〜3日なら耐えさせる方法としてや、冬季に毎日一日中鉢の土が凍ったままというようなときの越冬方法として用いられます。
底穴がふさがっても、水やりの水がプランターの土に滲みこまずいつまでもポリポットの土から抜けないという状態でなければ、大丈夫ですよ。
文面から判断して、お住まいの地域は、北国?豪雪地帯?じゃないですよね。
ポリポットをベランダなどに置いて、不織布で風・霜よけすれば、そのままで大丈夫ですよ〜。
この苗たちも、来年は地植えか大きな鉢に植えられていると思いますし。。。
元々宿根草は、秋に地上部が枯れても春には芽吹いてくる種類ですし、こぼれだねでも生えてくる種類のものもありますので、過保護にしなくても大丈夫です。
(今の苗の状態がよっぽどひどくなければですが。。。)
最初に、もっと状態を詳しく聞いてからアドバイスすれば、長くならずにすみましたね。
反省。。。(--;)
Re^12: 宿根草の小さな芽の冬越しについて 投稿者:
もも 投稿日:2003/12/26(Fri) 23:39 家は大阪ですが、山沿いですので大阪市内よりも気温は低いと思います。
頂いた時に皆一緒に平鉢に植えていたのを、少し伸びてきた時に私が1本ずつ直径8センチ高さ6.5センチのゴムポットに植え替えたのです。宿根アスター、宿根リナリア、ホトトギス、赤花除虫菊は根が長かったので4号、5号鉢に植え替えました。だから、ゴムポットに植えたのはまだ小さかったものばかりです。
透けるぐらいのかなり薄いゴムポットですが、そのままでも大丈夫なようですので、明日プランターから出して軒下に置いておきます。
どうしても心配なようでしたら、3号の素焼き鉢に入れ替えます。
話が長くなってすみません。どうもありがとうございました。
Copyright (C) BloomingScape ALL rights reserved.