大雲閣の根が腐った時は? 投稿者:
幸子 投稿日:2003/12/21(Sun) 14:45 大雲閣が水のやりすぎで根から腐って来ました。どんどんと下の方から黒くなってもう自分では立つことができません。でも、上の部分は、まだ緑です。腐った部分を切ろうかとも思ったんですけどそれで復活しますか?是非、良きアドバイスをお願いします。
Re: 大雲閣の根が腐った時は? 投稿者:
不死鳥 投稿日:2003/12/21(Sun) 18:07 サボテンの下部が腐敗しても、挿し木にすれば復活は可能です。
ただ挿し木をするには時期が悪く、完全復活する保障は出来ません。
地域の気象の変化などで多少の誤差はありますが、標準的な生長期とは
4月〜9月迄とされています。挿し木や接木、植替えなどの作業はこの
頃が適期です。生長期以外の時期では、サボテンは休眠するか、生長が
著しく鈍くなっている時期です。冬場はこの時期にあたります。
そこで挿し木についてですが、腐敗が進行しているサボテンを、そのま
ま放置すれば完全に腐敗するのは時間の問題です。
時期的には悪いのですが、助けるために次の作業を行なって下さい。
まずはサボテンを切断します。腐敗をしている位置から、少し上の部分
を切断して下さい。刃物は刃先に油分が付いていないもので、切れ味の
良い物を使用して下さい。切ったら切り口を見て下さい。茶色に変色し
ていたら、その部分より更に上を切断します。茶色になっていたら、そ
こも腐敗が進行していると思って下さい。
切断したら、サボテンを寝かして切り口を乾燥させます。置き場所です
が、通常は屋外の日陰で乾燥させるのが普通です。しかし今の季節では
屋外に長時間放置させるのは、サボテンを凍傷させる原因になりますの
で避けた方が無難でしょう。ですから、日中の暖かな日は屋外の日陰に
置き、夜間は室内に取り込むようにして下さい。
冬場なので、切り口が完全に乾くまでに相当な時間が必要です。切り口
が完全に乾かないうちから挿し木をすれば、今と同じように腐敗させて
しまいます。乾きが遅いからと、ドライヤーで強制に乾燥させる事だけ
は避けるように注意して下さい。
乾燥が修了したら、挿し木をします。人によっては色々な方法があると
思いますが、ここでは僕が実行している方法を話します。
1本だけ挿し木をするので、そんなに大きな鉢は必要がありません。
小さめなプランターを用意して、市販の川砂か挿し芽用の土を用意して
下さい。プランターに川砂を入れ、その上にサボテンを置きます。
2〜3cm埋め込んでも構いません。そのまま室内に入れます。
植えた直後は水遣りは遣りません。しばらくしてから与えるようにして
下さい。発根しても、植え替えるのは春まで待って下さい。川砂に植え
たままでも、特に影響はありません。肥料や液肥は与えません。
春になったら新しい用土に植替えてやります。用土は市販のサボテン用
の土を使います。サボテンは雑菌に弱いので、1度使用した土や鉢は再
利用は避けた方が無難です。
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