レモンの紅葉? 投稿者:
Kelley 投稿日:2003/10/01(Wed) 21:26 レモンの葉っぱが黄色くなって落ち始めました。
全体ではなくて、下の方の葉だけです。秋の新芽は
出ています。隣にあるライムはどの部分の葉も青々して
いるので、もしかするとレモンは枯れてる!??っと心配です。
どなたか、レモンは紅葉して葉が落ちるのか教えてください。
Re: レモンの紅葉? 投稿者:
Pinetree 投稿日:2003/10/02(Thu) 18:50 お宅は寒いところですか?鉢植えですか,地植えですか?肥料や水管理はどうなさってますか?大きさは?黄色って全体が黄色ですか,緑を残していますか?実は着いてます? もう少し情報を書かれた方が良いと思います。
それは別として,レモンは常緑のカンキツです。普通は落葉しません。
葉が黄化して落ちるのは,肥料不足や根傷みによる窒素不足の場合が多いと思います。根傷みは,極端な乾燥やかん水不足も引き金になります。
新芽は,適正な結果量なら今の時期にあまり出ませんが,出るとありますので,実着きはほとんど無いのでしょうね。もし,去年沢山の実を遅くまで着けていたのであれば,今年は実が着きませんし,葉が黄化することがあります。また,時期に関係なく強いせん定を繰り返し,過繁茂で日照条件が悪くなれば葉も落ちるでしょう。
あと疑われるのはかいよう病の被害ですが,これは葉の裏を見れば解りますので,病害でないかはご確認下さい。
施肥やかん水については,以前別のBBSに書き込みましたので,参考にして下さい。
http://www2k.biglobe.ne.jp/~koyamaen/bbs5/268844996885495.html
Re^2: レモンの紅葉? 投稿者:
Kelley 投稿日:2003/10/02(Thu) 20:45 Pinetree様
お返事ありがとうございます。
家は関西です。で、鉢植えで、肥料は油粕の粒タイプを鉢の上部に5粒ほど埋め込んだほかは、あげていません。実は2週間ほど前に(涼しくなりだした頃)植え替えをしました。根が鉢の隅々まで回っていて、春までは待てない感じだったので。植え替えにはまずい時期だったでしょうか?根っこはほとんど触らずに(鉢底石にからんでいるのだけは外しましたが)
黄色くなった葉は木のした4分の1くらいです。そのほかは多少色は薄い気がしますが、緑です。
また、この春に咲いた花に結実はありませんでした。ちなみにまだ買ってきて一年目です。お水は今のところほぼ毎日あげています。
かいよう病については明日の朝、葉の裏を見てみます。
もし、病気になっていたら、ご報告しますのでまたご指南願います。
Re^3: レモンの紅葉? 投稿者:
sunnyboy 投稿日:2003/10/03(Fri) 15:09 >お水はほぼ毎日あげています・・・。
まずこれが原因では?。毎日そんなに乾くのでしょうか?。
植物の根はいつも湿ったままの状態だと呼吸ができず腐ってきます。
土の表面が白く乾いたら与えるのが基本ですが、大きな鉢では中が
湿っているので、もう1日か2日まって与えます。
これから寒くなるにしたがって活動も衰え、水の必要量は減るの
で、自然に水遣りの間隔は空いてくるはずです。
与えるときはたっぷり底から流れるくらい与え、乾くまで待つこと
と、もし皿を敷いている場合は水遣りの都度必ず捨てます。
必要なければないほうが管理しやすいです。季節によって同じ鉢で
も水の与える間隔は大きく異なってきます。
なお、植え替えは春まで待ってもよかったのでは?。
たとえ鉢増しでも植物にとっては環境が変わるので、無影響と
いうことはないです。これからは活動が鈍り、新しい根の成長
もおそくなります。根のない部分の土に水が残り、土が湿って
いる時間が長くなり、ちょうど水をあげすぎたのと似た状態
になりやすいです。
根が腐ったとか、土のなかに細菌が蔓延したとかで土を早急に
変える必要がある場合を除き、今から後の植え替えはあまり
しません。根が回っていても水がしみこみ、植物が水を吸え
ているようなら不要だったと思います。
ただし、温室などで、冬も生育期の気温が朝晩保てる場合は
植え替えないと早晩根詰まりによる生育障害が出てくるので
植え替えてかまいません。室内ですと朝方の気温が下がるの
で、活動は衰えます。
水の与えすぎとあいまって植え替えのストレスで根が傷んで
葉を落としているのではないかと思います。
上のことはレモンに限らず、南方系の植物一般にあてはまり
ます。
今戸外でしょうか?。レモンも種類により耐寒性にやや差がありま
す。ライムも熱帯・亜熱帯地方の植物です。
ちなみにライムはメキシコライムですか?。
Re^4: レモンの紅葉? 投稿者:
kelley 投稿日:2003/10/03(Fri) 16:00 > まずこれが原因では?。毎日そんなに乾くのでしょうか?。
> 植物の根はいつも湿ったままの状態だと呼吸ができず腐ってきます。
あららあ・・・。そうかもしれません・・・。
植え替えもまずかったのですね。水遣りはこれからの時期特に気をつけます。
> 今戸外でしょうか?。レモンも種類により耐寒性にやや差がありま
> す。ライムも熱帯・亜熱帯地方の植物です。
> ちなみにライムはメキシコライムですか?。
今はレモンもライムも外の日当たりの良い場所においています。
ライムは買ったときには”ライム”としか書いてありませんでしたので、種類は分かりません。(葉っぱで分かるとかありますか?)
いつ頃に家の中に取り込めばいいのでしょう?鉢植えにした理由は、耐寒性がないと言うことを本で読んだからなのですが、関西でも庭に植えるのは不可能ででょうか。出来ることなら、のびのびと大きくしてやりたいのですが。
レモンなのですが、水遣りに気をつける以外には、見守ることしか出来ませんよね?
色々質問してすいません。お時間あれば返信を願いいたします。
Re^5: レモンの紅葉? 投稿者:
Pinetree 投稿日:2003/10/03(Fri) 19:54 > 実は2週間ほど前に(涼しくなりだした頃)植え替えをしました。
かんきつ類の植え替えや定植は,晩秋から厳冬期を除いて発芽前までくらいです。冬の寒さが厳しい地域であれば,春植えをおすすめします。ただ,やられた方法は鉢増しに近いようですね。
植え替えで根を扱うときは,よく観察すると健康状態が判ります。カンキツでは,健康な根は芳香がします。鉢増し時に観察していれば,黄化の原因が鉢増し作業以前にあったのか,それ以降なのか推定出来ます。
かん水については,鉢や樹の大きさが解りませんので明言できませんが,sunnyboyさんと同じ意見です。樹や鉢の大きさにもよりますが,2年生程度なら,毎日のかん水は多いのではないかと思います。また,鉢を大きくした後は保水量が多くなり,かん水の間隔は長くなるのが普通です。植え替え後も同じペースでかん水をしているのなら,湿害の危険性もあります。なお,冬に向けて温度が低くなると湿害の危険性も高くなり,耐寒性も低下します。
新芽も出ているとのことですが,現在も伸びているのなら,
> 黄色くなった葉は木のした4分の1くらい。ほかは多少色は薄い気がしますが、緑です。
からは,窒素肥料不足が疑われます。窒素肥料は,植物体内での移行が早く,不足した場合には古葉から新しい葉に回されます。その場合には,主幹部近くの古い葉から黄色くなります。ストレスだけでなく寿命が来れば落葉しますが,葉の寿命は1年半から3〜4年と言ったところでしょうか。
> 肥料は油粕の粒タイプを鉢の上部に5粒ほど埋め込んだほかは、あげていません。
肥料を少な目にして大きくしないようにするとの考え方もあります。ただ,様子がよく解りませんので,はっきりとは申し上げにくいのですが,年間に窒素がこれだけでは少ないと思います。黄化は肥料不足と鉢替えによるショックが重なったのではないでしょうか。
窒素不足なら,とりあえずハイポネックスなどの液肥を与えますが,急ぐなら尿素の500倍液を,4〜5日おきに2〜3回スプレーで葉面散布します。1週間もすれば葉色が戻り始めるはずですが,完全に戻るかどうかは,やってみないと解りません。
ただし,根傷みも生じているのであれば,土に施す肥料はしばらくやらない方が良いでしょう。根傷みの程度や濃度にもよりますが液肥も控えて,葉面散布のみでしばらく様子見でしょうか。原因が根傷みであれ肥料不足であれ,極端な衰弱などの場合を除き,尿素の葉面散布で黄化は止まるはずです。
肥料については,本格的に栽培したことはないのですが,少なくとも10月(秋肥),3月(基肥),7〜8月(夏肥)の3回くらいはやった方が良いと思います。その場合比率は3:5:2くらいの割合でしょうか。結実が少ないときに夏肥を多くしたり,秋肥が早すぎたりすると新芽が出過ぎますので注意が必要です。施肥量は先のBBSを参考にされれば良いと思いますが,鉢栽培ではかん水量が多いため流れ出す肥料も多くなりますので,樹の大きさや葉色を見ながら肥料の量と回数を増やした方が良いでしょう。
レモンは着色が問題になりませんので,肥料のやり方がよく解らないなら,緩行性(ゆっくり効く)肥料を選ばれた方が無難です。
> 関西でも庭に植えるのは不可能でしょうか。
以前は,瀬戸内海沿岸の温暖な地域でレモンの栽培が盛んでした。輸入自由化により一旦衰退したのですが,再び増加の傾向にあります。これらの産地では,冬が温暖なことと,降雨が少ないことが栽培に適しています。冬の最低温度が−3〜−4℃以下に下がらないことが条件です。もっと低温でも耐えられますが,コモ巻きなど充分な防寒,防風対策が必要です。
個人的には,トゲもあり,カイヨウ病の発生が多いためにレモンは好きではありません。南九州ですと,ハウスで風雨を防ぐか薬剤散布が必要です。お住まいの環境が解りませんが,ひさし下など,梅雨時期の雨や,台風,冬の寒風を防げる場所に取り込める鉢栽培の方が良くはないでしょうか。尺2寸(12号)くらいですと,4〜5年は楽しめると思います。
長々と書きましたが,分かりにくかったら申し訳ありません。
Re^6: レモンの紅葉? 投稿者:
kelley 投稿日:2003/10/03(Fri) 20:13 > 植え替えで根を扱うときは,よく観察すると健康状態が判ります。カンキツでは,健康な根は芳香がします。鉢増し時に観察していれば,黄化の原因が鉢増し作業以前にあったのか,それ以降なのか推定出来ます。
植え替えの時、根っこから香りがしていました。へー根っこも香りがするんだあ、と思ったのを覚えているので。
>
> かん水については,鉢や樹の大きさが解りませんので明言できませんが,sunnyboyさんと同じ意見です。樹や鉢の大きさにもよりますが,2年生程度なら,毎日のかん水は多いのではないかと思います。
鉢は12号です。以前は10号でした。
> からは,窒素肥料不足が疑われます。窒素肥料は,植物体内での移行が早く,不足した場合には古葉から新しい葉に回されます。
むむむ。これも原因として疑わしいです。そういえば、3月頃に油粕を埋め込んでから、何にもあげていませんでした。液肥も思いついたときに…くらいでした。
>
> 窒素不足なら,とりあえずハイポネックスなどの液肥を与えますが,
何倍くらいにすればよいのでしょう。きっと弱っているときにいきなり、果樹用の濃さにすると、良くないですよね。
> 冬の最低温度が−3〜−4℃以下に下がらないことが条件です。もっと低温でも耐えられますが,コモ巻きなど充分な防寒,防風対策が必要です。
真冬でも-3にまで行くことは、あまりないです。一冬に2、3度程度かと。庭に植え替えるとすれば、やはり暖かくなってからがいいですか?
> お住まいの環境が解りませんが,ひさし下など,梅雨時期の雨や,台風,冬の寒風を防げる場所に取り込める鉢栽培の方が良くはないでしょうか。
そうですね。しばらく考えてみます。
> 長々と書きましたが,分かりにくかったら申し訳ありません。
いえいえ、分かりやすく、色々教えていただきありがとうございます。
Re^7: レモンの紅葉? 投稿者:
sunnyboy 投稿日:2003/10/03(Fri) 21:12 そうですね。レモンにかんしてはPinetreeさんの通りです。
ただ、今2号も鉢増しして弱っているところに肥料はどうでしょうか?
危険な香りがします!!!。
もし室内で温度が保て、生育を始めるようなら与えてもよいでしょう。
戸外で置く分には即効性のものは危険かもしれません。
少なくとも実もなっていないですし、温度が保てなくなると吸収され
ません。
ライムは見分けは難しいと思いますが、多くあるライムの中で、量産
されているのはメキシカンとタヒチです。スーパーでよく見るものは
メキシカンですね。
タヒチライムのほうが耐寒性は強いのですが、レモンよりはおとります。
よってライムは室内が無難です。ここからは多分、という推測ですが、
鉢植えとして国内で流通されているのは耐寒性の強いタヒチではない
か、と思います。
ライムは熱帯地方を中心に、レモンは亜熱帯を中心に栽培されていま
すね。
Re^8: レモンの紅葉?...ありがとうございました 投稿者:
kelley 投稿日:2003/10/04(Sat) 11:22 Pinetree様、 sunnyboy様
お二人ともご親切にありがとうございました。
とりあえずは、水やりに気をつけて、様子を見てみます。
また、変化がありましたらご報告します。(元気になりました!
というご報告がしたいです…)
ありがとうございました。
Re^9: レモンの紅葉?...蛇足ですが 投稿者:
Pinetree 投稿日:2003/10/04(Sat) 15:08 植え替えまで根は元気で,その後に黄化,落葉が始まったのであれば,sunnyboyさんが言われるように,植え傷みとかん水過多が主因でしょう。
今後の対処法は,かん水は控えめにして根の回復を図る。化成肥料は,根が回復するまでしばらく(3月まで?)やらない。尿素500倍液で4〜5日おきに2〜3回の葉面散布で窒素の補給をする。と言ったところでしょうか。
ただし,葉面散布で必要な窒素の全量補給は出来ません。週一くらいで,規定濃度より倍くらい薄めの液肥をかん水がわりに行うべきと思います。しかし,根傷みのとの関連もありますので,無責任な言い方かも知れませんが,やる,やらないの判断は,根傷みの程度を見極めたうえで,Kellyさん自身がすべき事と思います。もし,液肥をやらないのなら,葉面散布の回数を増やした方が良いでしょう。
> 真冬でも-3にまで行くことは、あまりないです。一冬に2、3度程度かと。庭に植え替えるとすれば、やはり暖かくなってからがいいですか?
秋植えは,寒さが来るまでに根を伸ばして活着し,冬を乗り切るだけの体力を付けさせることが前提です。根傷みと栄養不足では,今植えても−3℃に一冬2〜3回も当たれば,落葉して丸坊主になるでしょう。もし,問題の樹が回復したとしても,絶対に春植えです。人間でも,空腹で冬山に向かうような真似はしないはずです。
しかし,すでに10号鉢→12号鉢だったとは驚きです。根鉢が出来ていたのであれば,多分,樹齢は4年生以上ではないでしょうか。樹も,かなりの大きさではないかと思います。
油粕で与えた窒素量が解りませんが,たまにやったと言われる液肥も,かん水量が多いようですので,ほとんどは水と一緒に流れ出ているはずです。基本的には肥料不足だと思いますので,あくまでも細根の回復後に,きちんと肥料をやられた方が良いのではないでしょうか。
回復すると良いですね。
Re^10: レモンの紅葉?...蛇足ですが 投稿者:
kelley 投稿日:2003/10/04(Sat) 19:41 Pinetree様
何度もすいません。
> 尿素500倍液で4〜5日おきに2〜3回の葉面散布で窒素の補給をする。と言ったところでしょうか。
何も知らなくてお恥ずかしいのですが、”尿素”はホームセンターで手にはいりますか?それは、固形なのでしょか、それとも液体でしょうか?
> 回復すると良いですね。
ありがとうございます。また、経過をおしらせして、ご指示を仰ぐと思いますが、そのときはよろしくお願いします。
Re^11: レモンの紅葉?... 蛇足ですが 投稿者:
Pinetree 投稿日:2003/10/05(Sun) 11:55 > 何も知らなくてお恥ずかしいのですが、”尿素”はホームセンターで手にはいりますか?それは、固形なのでしょか、それとも液体でしょうか?
尿素はホームセンターなら,2〜3kgの袋売りです。白色の粒状です。似たような肥料に「硫安」がありますので,お間違えないように。1gの水に2gで500倍ですので,量は出来るだけ少ない方が良いでしょう。秤がなく,計量スプーンを使う場合は,多すぎないようにご注意下さい。条件にもよりますが,100倍より濃くなると落葉等を起こす場合もあります。
なお,以前,輸入尿素に含まれる不純物で落葉などを起こした例もありますので,葉面散布に使える旨の記載や,メーカーの連絡先が書かれたものの方が無難でしょう。
液状の葉面散布剤は捜せば売っているはずですが,尿素態の窒素が葉からの吸収が早いため,尿素が最も安価で効果的と思います。ただ,小袋でも家庭で使うには結構な量ですので,液体のものを捜されても良いと思います。
果菜類や草花で,単純な窒素不足で成育が悪いときは,1,000倍程度に溶かして液肥として使えば即効的に効きます。残ればこれらに使われれば良いかと。
尿素は,土壌施用しても良く効くのですが,sunnyboyさんが
> 即効性のものは危険かもしれません。
と書かれている,速効性肥料の最たるものです。根が傷んでいるときの土壌施用は危険性があります。
Re^12: レモンの紅葉?...やってみます 投稿者:
kelley 投稿日:2003/10/05(Sun) 16:04 ありがとうございます。早速試してみます。
Copyright (C) BloomingScape ALL rights reserved.