観葉植物 育て方

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ゴールドクレストの育て方|観葉植物Dictionary

ゴールドクレスト

基本情報

学名:Cupressus macrocarpa cv. 'Goldcrest'

英名:Monterey cypress

別名:モントレイ・サイプレス モントレイスギ

属名:ネルテラ属

私の難易度?★★★

育てる環境や水やり

:明るい場所を好む植物(基本的に戸外)

温度:0℃以上の場所が望ましい。寒さには大変、強いです。

:土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。

特徴や育て方など

ゴールドクレスト

冬場には流通量も増えてきて人気が出てくるのがこのゴールドクレストです。クリスマスツリーとして利用されたりもします。葉色が大変、美しく明るい黄緑色で、寒くなって霜にあたったりしますとオレンジ色に変化してきます。このオレンジ色に変化してしまいました葉色も暖かくなってきますとまた、明るい黄緑色に変わってくるのも特徴のひとつです。

室内で育てるには、本当に環境が良い場所に置いてあげないと少々、難かしいかもしれません。直射日光の当たる窓際で、暖房等の乾燥した空気が当たらない場所の方が良いと思います。室内の場合、たまに霧吹き等してあげて、乾燥を防いであげた方が良いです。乾燥した風に当てたりして乾燥させたり、水切れを起こさせたりしますと、葉っぱがチリチリになってしまいますので、注意が必要です。クリスマス時期などの数日間だけ室内で観賞するようにして、他の時期は、戸外で育てましょうね。

基本的にゴールドクレストなどは針葉樹(=コニファー)に属します。学名は、Cupressus macrocarpa "Goldcrest" ヒノキ科 イトスギ属で樹形は、狭円錐形です。

葉っぱは鱗葉をしておりまして葉っぱなどをむしって香りをかいでみますとよくわかるのですが、サンショウやオレンジといったような香りがしまして森林のような香りがただよいます。この芳香の原因は、ロシア語でフィトン(檀物)とチッド(殺)の複合語で呼ばれている「フィトンチッド」といわれています。ゴールドクレストだけではなく多くの樹木・植物は、外敵より身を守るために、α-ピネン(防白蟻作用)やヒノキチオール(防ダニ作用 )等の揮発性物質(総称してフィトンチッドと呼ばれています。)を発散するといわれています。この香りは森林のような香りがするのですが、

・「リフレッシュ効果」

自律神経の安定に効果的と言われおりまして、その他に肝機能を改善したり快適な睡眠をうながしたりする効果があります。

・「消臭・脱臭効果」

森林に行きますと心地良い空気がただよっているかと思います。植物や樹木等には空気を浄化したり、悪臭を消す働きがありまして、消臭作用は特に生活の中にある悪臭には効果があるといわれています。

・「抗菌・防虫効果」

植物による抗菌・防虫効果は天然物質なので副作用がなく安全で穏やかに作用していくようです。お部屋のカビやダニだけでなく食品への防腐、殺菌などにも効果があるようです。

ふやし方

ゴールドクレスト

ールドクレストをふやしたい場合は、「挿し木(葉挿し)」でふやします。時期的には、4〜5月頃、10〜11月頃が適期です。

挿し木の方法はこちら!

育て方

ゴールドクレストは低温に強いため庭植えしても良い植物のひとつでもあります。明るい場所を好みますので、室内で管理する場合は、できるだけ明るい場所で育てるようにしてください。室内で育てる場合は、葉色が明るい黄緑色で大変、美しいです。屋外で育てる場合は、根が粗いゴールドクレストは強風が多い日本では倒れやすかったりしますので植える際、きちんと支柱等をしてあげるか、あまり高くしないように摘心しながら刈り込みを行ってあげるようにしましょう。刈り込みをすることによりゴールドクレストの生垣にしたり可能です。

冷暖房で葉っぱが枯れてきた場合の対処方法

冷暖房の入った室内などは非常に乾燥しています。ゴールドクレストも比較的、乾燥を好むのですが、このような乾燥には弱く葉っぱが枯れてきてしまうことがあります。空調などの乾燥した風や暖かい風などが当たりますと葉っぱがチリチリになったりすることがありますので注意しましょう。チリチリになった葉は、元に戻りませんので、屋外に出して、新芽を出すことで仕立てなおします。

葉がかさかさになった場合の原因と対処方法

この場合として、水切れが原因としてあげられます。水きれを起こしますと、葉がかさかさになって枯れてしまいます。なかなか、このような状態になると復活させるのは、難しいのですが、新芽が出ている上部のみ元気なまま残ったり致します。このような場合は、元気な葉っぱの部分のみ残し、その他の部分は、取り除いてしまいます。例えば、上部のみが残った場合は、上部を丸く仕立てていったりすることもできます。ゴールドクレストの場合、葉っぱがチリチリしたりはっぱが茶色になった部分の復活はほとんど難かしい家と思います。

幹自体が生きている場合は、色が変わってしまった葉っぱはすべてカットしてしまいまして、色が変わっていない元気な葉っぱだけを残して育てていくことで新しい葉っぱが展開してくれます。しかしながら、色が変化してしまった葉っぱをすべてカットしてしまうことで樹形はややヘンテコになってしまう場合もあります。新芽はおおよそ上部分より展開してきますので、トップ部分を丸くカットしていくことでトップ部分が丸い樹形のスタンダード仕立てなどもできるかもしれません。

光不足の場合

ゴールドクレストは、直射日光を好み、日当たりの良い室内の窓際や、屋外に置きます。光不足になると、先の方が、徒長して間延びしたようになってきてしまいますので、注意してください。長期間、室内に置いていたゴールドクレストを急に屋外などに出してしまいますとやはり葉焼けを起こすことがございますので、屋外に出したい場合はじょじょに光に慣らしながら、屋外に出すようにします。光不足が解消されますと株が引き締まってきます。室内で育てている場合は、乾燥などでチリチリになりやすいので、霧吹きなどをこまめに葉っぱ部分にしてあげることをおすすめします。

植え替え方法

ゴールドクレストの植え替えは、鉢植えの場合は、植わっている鉢よりゆっくり抜き出しまして根っこをほとんどいじらないまま、ひとまわり大きめの鉢などに植えてあげましょう。 ゴールドクレストやコニファー(針葉樹)類は、根っこ自体をいじられるのをあまり好みません。時期的には、12月〜2月頃までが適期です。

植え替え方法はこちら!

飾って楽しむ

円錐形の樹形と明るい葉色が大変、美しくクリスマスツリーとしてなど人気があります。クリスマスシーズンになりますと飾り付けをしてものなども出まわったりするほど、クリスマス時期には特に人気になるのも特徴ですね。円錐形は、自然樹形ですので普通に育てている場合、円すい形になりますが、特徴を出したい場合は、刈り込んであげることによりトップ部分を丸くしたトピアリー仕立てなどにもできます。常緑植物ですので、年中、楽しめるとともに、良く寄せ植えやコンテナガーデンなどの主木(メインツリー)として植え、そのまわりに色とりどりの草花を植えたりしても大変、素敵になり、またバランスもとりやすいため、はじめての方の寄せ植えなどにもおすすめです。いろいろな楽しみ方で是非、飾ってください。


解説

温度・・・越冬するための最低必要な温度

10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!

5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」

0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。


難易度・・・★が多いほど、管理が難かしい。

  ★は、5個が最高


光・置き場所・・・飾る場所の参考に

明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)

半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ

日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。