観葉植物 育て方

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アレカヤシの育て方|観葉植物Dictionary

アレカヤシ>

基本情報

学名:Chrysalidocarpus lutescens H.WENDL

原産地:マダカスカル島

科名:ヤシ科

属名:ヤマドリヤシ属(クリサリドカルパス属)

私の難易度?★★★

育てる環境や水やり

:日陰でも強い植物ですが、日陰すぎる場所に長い期間、置いておくと、葉っぱが下の方に垂れてきてしまいます

温度:10℃以上の場所が望ましい

:土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。

特徴や育て方など

アレカヤシ

ヤシの仲間の中で、もっともポピュラーで、人気の高いヤシです。マダカスカル原産で、英名が、yellow butterfly palm(イエローバタフライパーム)と呼ばれ、葉や茎の部分が黄色なのが特徴です。特に、夏場などには、熱帯ムードをかもしだしてくれます。 1鉢、置くだけで、がらっと雰囲気が、変わってしまうのが魅力なため、良くドラマなテレビの撮影時のバックに飾られています。

アレカヤシ

幹部分には、写真のような黒点があるのも特徴で病気ではありません。コガネタケヤシ(黄金竹椰子)とも呼ばれたりしております。原生地では、高さ10mにもなります。ヤシの仲間で日本で最も流通しているヤシの品種です。株が充実してきますと、3〜5月頃に花を咲かせることもあります。

葉っぱには、トゲもなく、また、葉っぱもやわらかく葉色も明るいグリーンですので、大変、人気があります。新芽を出させるために、一番下で幹の一番外側にある葉っぱが黄色くなることがありますが、カットしてあげるようにしてください。新芽が元気になってきます。

動画をご覧いただけます♪

ふやし方

アレカヤシのように株立ちするヤシ類は、「株分け」を行いふやします。時期的には、5月〜7月頃が良いでしょう。

株分け方法は、こちら!

育て方

熱帯の植物ですので寒さにはやや弱く、やはり室内でも10℃位は欲しい植物です。ヤシ類の中には、耐陰性をもつ品種が多いのも特徴で、比較的、半日陰でも育ってくれるため、お手入れが簡単な観葉植物で人気が高いです。アレカヤシも耐陰性があり、半日陰な場所でも育ってくれますが、あまりにも暗すぎる場所でしたら、葉っぱが全体的に垂れ下がって樹形が乱れてきますので、その場合は、明るめな場所に移動してあげましょう。

最も多いご質問として、葉っぱが茶色になってくる!というものです。これにはいろいろな原因がありますので、こちらで少し述べたいと思います。

新陳代謝

アレカヤシは成長するにつれて、新陳代謝で葉を黄色くしながら大きくなっていきます。全体的に葉色も綺麗な緑色で、数枚、葉が黄色くなる場合は、新陳代謝ですので、黄色くなった葉は幹の根元からカットするようにします。黄色くなった葉は随時カットしておくことで美しい状態を長く保つことができます。

水切れ

アレカヤシは水を好む観葉植物です。水切れ(水が足りない時間があり、水不足を起こしていた)を起こしますと、 葉っぱが茶色になってきます。この場合は、茶色になった葉っぱの茎を大元の幹の付け根よりカットしてください。葉先だけが茶色になった場合は、葉先だけをカットします。水切れを起こしますと、アレカヤシはすぐにわかります。

アレカヤシ

上の写真のように葉色が薄くなったり、黄色くなったりし、葉っぱが外側に開いてきます。その場合は、鉢底から水が出てくるくらいまでたっぷり与えます。上の写真の状態の場合は、水切れや根詰まりも考えられます。

根詰まりによるもの

鉢いっぱい根っこがまわってしまい「根詰まり」を起こしますと葉先や葉っぱが茶色になってきたりします。根が鉢中に張っていますと、水やりをした際に、水がうまく浸透しなくなります。鉢全体にある根に十分に水がいかなくなり、また、根っこがストレスを感じてしまいます。そういった場合は、1回り大きめな鉢に植え替えをしてあげましょう。

ただ、根詰まりをしていなくても、葉先が茶色や黄色くなるのは、アレカヤシには良くあることです。新陳代謝などの理由で、葉先が茶色くなる場合も多いですので、その場合は、葉先だけをカットしていただけましたら幸いです。

アレカヤシ

【ブログ】「アレカヤシなどの観葉植物の剪定について」でも書かせていただいておりますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

根腐れ

アレカヤシは水を好む観葉植物です。水切れ(水が足りない時間があり、水不足を起こしていた)を起こしますと、 葉っぱが茶色になってきます。この場合は、茶色になった葉っぱの茎を大元の幹の付け根よりカットしてください。葉先だけが茶色になった場合は、葉先だけをカットします。

環境の変化・日照不足

アレカヤシは半日陰な場所でも育つ観葉植物ではありますが、暗い日陰な場所はあまり得意としません。室内の明るい日陰(半日陰)を好みます。また、買ったばかりのアレカヤシは環境の変化によって葉っぱを茶色にする場合があります。その茎をたどっていきますとだいたい、一番外側の一番下にある葉っぱが茶色になっています。これは新陳代謝と環境の変化に対応するためのもので心配はいりません。茶色になった葉っぱの茎を大元の幹の付け根よりカットしてください。その環境に慣れてきますと、少なくなります。

冬場の寒さ

冬場、寒い風にあたったり夜間、気温が下がって寒くなるような場所は、熱帯の植物であるため、弱ってしまいます。暖かい場所へ移動してあげましょう。

「観葉植物の葉がしんなり・白く・黄色に・茶色になる原因と対処方法」はこちら

直射日光等による葉焼け

半日陰を好むアレカヤシは直射日光に直接、葉っぱが当たりますと「葉焼け」を起こしてしまい、葉っぱが黄色や茶色になることがあります。夏場など屋外に出している場合は、室内へとりこみます。

エアコンの風が当たる場所に置いている

エアコンの乾燥した風が直接当たっている場合に、葉が乾燥して黄色くなってしまう場合があります。そのような場所に飾っている場合には、飾る場所を変えてあげます。

植え替え方法

根詰まりになったり、鉢底から根っこがたくさん出てくるようになったら「植え替え」をしてあげましょう。プラスチック鉢植えやポット植えのアレカヤシの場合は、現在、植えられているプラスチック鉢やポットをはずし、土がついている根の部分だけにし、ひとまわり大きめな鉢に植え替えを行います。陶器鉢植えの場合は、そのまま陶器鉢と根がある土の部分がはずれる場合には、ひとまわり大きめな陶器鉢に植え替えをしやすいですが、陶器鉢の上部口の部分が内側に狭まっている陶器鉢の場合は、上部の幅が狭いために抜けずらくなっていますので、その場合は、陶器鉢を割って根がある土の部分だけにします。陶器鉢を割る場合には軍手などをはめて作業を行い陶器の破片などに気をつけましょう。

「植え替え方法」 → こちら

植え替え用陶器鉢はこちら!

葉水や霧吹き

アレカヤシの葉の部分に霧吹きや葉水をしてあげることで、ほこりが葉につきにくくなったり、ハダニやカイガラムシなどの害虫予防にもつながります。定期的に霧吹きなどを葉っぱ部分に行い湿度も与えながら健康的な葉を保ちます。ほこりがついた場合は、濡れティッシュやハンディモップなどでふき取ると簡単に取れます。

肥料

グリーンそだち

肥料は、春頃から秋頃まで与えます。液体肥料と緩効性肥料(置き肥)の両方を与えておくのが一番良いです。

ハイポネックス ハイグレード 観葉植物用

肥料分としては、春から秋頃の成長期には、水やり時に2週間に1回程度の割合で、ハイポネックス 観葉植物用などの液体肥料を水やり時の水に混ぜて溶かした溶液を与えます。冬場は、液体肥料は必要ありませんので、再開は春頃の暖かくなった時期から秋頃までになります。液体肥料は速効性がある肥料になります。

また、緩効性肥料(グリーンそだちEXなど)は、緩やかに効いてくる肥料になり、4月〜10月の間、鉢土の表面に置き肥します。水やり時に水に固形肥料が触れることで、溶け出し、ゆっくりと肥料分が土にしみ込んで効いてきます。

アレカヤシとインテリア

アレカヤシ

エントランスに飾られた大型サイズのアレカヤシ(夜間の撮影ですが、夜の光とマッチしています。)

アレカヤシは、ホテルのロビーなどにも良く飾られておりますし、テレビ番組のセットでバックに良く飾られています。葉色の美しさとボリューム感が、テレビのセットでグリーンで背景を作るのに使いやすいというのもあります。

1mサイズのものから1.8m位ある大きめのものまでサイズもありますので、ご家庭のリビングルームなどに飾って、夜、テレビで野球観戦でもしながら冷たくひえたビールなどを飲んでくつろぐ時などにも雰囲気が大変、良く、ビールやワインなどもおいしく感じられるほどです。是非、アレカヤシを堪能されてくださいね。

アレカヤシと風水

アレカヤシも風水的に良い観葉植物と言われており、出会い運アップする観葉植物とされ、東南の方向に飾ると良いです。

詳しくは、「アレカヤシと風水」はこちら

アレカヤシは空気を綺麗にする観葉植物

アメリカ航空宇宙局 NASAの研究結果として、Areca palm (Dypsis lutescens):アレカヤシで空気浄化の実験がされています。アレカヤシは、「formaldehyde:ホルムアルデヒド」と「xylene & toluene:キシレン&トルエン」などの化学物質を浄化してくれる観葉植物です。ホルムアルデヒドは、防腐剤や接着剤、合成建材などに含まれていたりしますが、基本的に空気清浄機などでは除去できない物質ですので、アレカヤシを飾ることで、インテリア+トロピカル+空気浄化の一石三鳥の役割をしてくれます。

詳しくは、「空気をきれいにする(空気清浄)観葉植物」はこちら

アレカヤシは犬や猫にも安全な観葉植物

愛犬や愛猫にとって安全と言われている観葉植物があります。その中にこのアレカヤシが含まれております。ワンちゃんや猫ちゃんを飼われているお家でも気軽に飾っていただけ、癒しの空間として楽しんでいただける観葉植物が、このアレカヤシなんですよ。ペットと一緒に観葉植物を飾っていただけます。

詳しくは、「犬や猫に安全な観葉植物」はこちら

開店祝い・開業祝い・新築祝いなどの贈り物にも最適

トロピカルな雰囲気が楽しめるアレカヤシは、葉色のグリーンも明るめで、1鉢飾るだけでぱっと周りの雰囲気が明るくなります。また、空気浄化もできる観葉植物ですので贈り物としても喜ばれます。花言葉が、「元気、勝利」ですので、開店祝い・開業祝いなどのも喜ばれそうです。

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アレカヤシの花言葉は、「元気、勝利」


アレカヤシの風水 動画

アレカヤシの風水

アレカヤシの風水 LINEで見る無料動画はこちらを押してください!


解説

温度・・・越冬するための最低必要な温度

10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!

5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」

0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。


難易度・・・★が多いほど、管理が難かしい。

  ★は、5個が最高


光・置き場所・・・飾る場所の参考に

明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)

半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ

日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。