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はじめまして! 観葉植物初心者です。
今年8月初旬に、背丈が伸ばすと140cmもあり、鉢ごと倒れかけている
サンスベリアを、会社から頂きました。
東京の自宅マンション2階のベランダで直射日光の当たる中、
観葉植物用の土に植え替え、約一週間ベランダに置きました。
その後の置き場所、水遣りは、お手本どおりにしています。
最近気付いたのですが、
・高さ100cm位の所から垂れている。
・葉が丸くなって、広がっていない。
・葉の内側に黄色っぽい斑点のようなものが付着している。
(削ぎ取れる)
このような異常?が見られます。
原因、手当ての方法を、是非教えて下さい。
お願いします。 m(__)m
ご指導、ありがとうございます。
またまた、教えて頂きたい事があります。
よろしくお願い致します。
> おそらく、会社では日があまりあたっていなかったのではないでしょうか?。
A・窓際の明るい所でしたが・・・
> いったん出来上がった葉は大きく作りを変えることができないので、どうしようもありません。新しく出てくる葉をしっかり育てます。
Q・新しく出てきたら、大きい葉は切り取るのですか?
> カイガラムシの被害です。
> 軍手などでしごいて取り去り、葉も排泄物を洗い流します。
> 数週間単位数回以上行うとよいでしょう。
> 葉の重なったところは歯ブラシなどて軽くこすります。
A・早速やります。
Q・流すのは、鉢の外のことですか?
Q・カイガラムシは、どこから、どんなふうに、どんな環境を求めてやって来るのですか?
> 一鉢であれば薬は使わなくともよいでしょう。他の植物にもいませんか?。
A・他には見当たりません。
Q・別な鉢に移動もするのですか?
> もし薬品をつかうことに抵抗がないのであれば、カイガラムシに効く薬もあります。植物にかけるものや土にまいて根から吸わせるもの
> などがあります。予防には土に撒くものが手軽でしょう。
Q・「オルトラン粒剤」を持っていますが、使えますか?
> 一旦まるまった葉もたぶんもとにはもどりません。
A・かわいそうなことをしてしまいました。 (;_;)
> A・窓際の明るい所でしたが・・・
サンセベリアは本来直射日光下で育ってる植物なので、窓際であって
も、直射が差さず、かつ温度と養分、水分が豊富であれば間延び
します。ただし耐陰性もあるので、多少暗くとも枯れたりはしま
せんが。
> Q・新しく出てきたら、大きい葉は切り取るのですか?
植物はその時々の環境に合わせて体を作っていきます。その結果
昔の葉や枝が現在の環境に全く合わなければ葉を落としたり、枝
を枯らしたりしますが、そうでなければそのままでいます。これ
がこの株にとっては自然の姿なので、切り取る必要は別段ありま
せん。人間のほうで邪魔だと思えば、葉が沢山あるなら切っても
いいでしょう。途中で斜めにカットして、長すぎるところだけ切
ってもよいですよ。
> Q・流すのは、鉢の外のことですか?
> Q・カイガラムシは、どこから、どんなふうに、どんな環境を求めてやって来るのですか?
> Q・別な鉢に移動もするのですか?
> Q・「オルトラン粒剤」を持っていますが、使えますか?
カイガラムシについてはまとめて。
カイガラムシの排泄物で汚れたままだとそこにカビの仲間など
が発生し、すす病などが発生することがありますので、葉を
洗い流すか、濡れ布巾などできれいにふき取るかします。
カイガラムシは幼虫のあいだは動き回ります。成虫になると位置
をきめたら動かない種類と、成虫になっても動き回る種類とがあ
ります。ある程度特定の植物にしか付かないものといろいろな
種類の植物に付くものがあり、中には染料などの原料として利用
されているものもありますよ。食用や染料に使う赤い色素、コチニー
ルや、チョコレートなどに利用されるシェラックなどはそれぞれ
あるカイガラムシの産物です。
ちょっと脱線しましたが、おもに幼虫の間に植物の間を移動し、
活動範囲を広げます。多くの種類が成虫になると移動しない、ある
いは移動しても狭い範囲のため、草花など生育が早く、1年で枯れて
しまう植物にはあまり見られず、樹木、多肉植物、葉の厚い観葉植物
など、葉や植物体がしっかりして長くもつものに多く見られます。
また、購入したときにもともと数匹位付いていることもあります。管
理が悪いと生産段階で付くこともありますが、園芸店などでほかの植
物から移ることもあります。風通しがよく、植物自身が健康に育って
いるとそんなに増えないのですが、通風、日照不足根詰まりその他で
調子がわるいと大発生したりします。
成虫になったカイガラムシは体を綿のようなものやロウのようなもの
で覆っているので、薬剤が効きにくいです。油で体を覆うマシン油剤
ほかいくつか販売されており、広範囲に大量に発生した場合はこちら
を使用します。鉢植えで数がすくなければ、こすり落としがよいで
す。幼虫は薬剤が効きやすくこの時期に駆除してしまえばよいでし
ょう。オルトラン、説明書の効能にはカイガラムシがのっていない
かも知れませんが、ネットで検索すると幼虫の駆除、予防には効果
あり、という記事がおおいので、私も発生したときは予防に使って
います。
戸外では多くのカイガラムシは幼虫の発生期が5月から7月ごろ
です。ただし温室や室内などある程度温度があればそのほかにも
卵が孵る可能性があります。室内で薬剤を使うことに抵抗なければ、
こすり落としたあとに撒いておくとよいでしょう。
>>一旦まるまった葉もたぶんもとにはもどりません。
> A・かわいそうなことをしてしまいました。 (;_;)
必ずしも管理の問題だけでないこともあります。原因はちょっと
特定できないのですけど。
生育期に外的刺激で葉の形が変わるのは自然界ではもっとよく
あることです。動物に踏まれたり、風で傷ついたり・・。
植物は一度根を張ると動けないので、そういうものをどっしり
受け止めていかないと生きていけません。人間からみると痛々
しく思えるかもしれませんが、今の環境がよければそんなことは
へともおもっていませんよ。もし葉が沢山あって、1、2枚は
切っても生育に影響なければ、見苦しいと思うなら切り取っても
かまいません。見ている人間のほうが苦しく思うなら、すっきり
するのもよいかと。
緑を楽しむために一緒の空間で生活するのですから、植物だけでな
く、人間も心身ともに快適に過ごす必要があります。
植物にあまり人間の感情を持ち込むと具合の悪いこともあります。
ちょっと冷え込んだ日などに、寒そう、などといって急にストーブ
の近くに近づけたり、1ヶ月以上日にあたっていないから、といって
急に直射日光に当てたり。。。寒い日に人間が暖かいと思うものは
植物にとっては熱すぎます。体温36度の人間が暖かいとおもう
50度くらいの熱は気温とほぼ同じ「体温」の植物にとっては、倍以
上の温度です。寒さにあわせて休眠状態の植物が時折生育期の気温に
あてられても体が付いていきません。1ヶ月日に当てていない
ものを直射に当てると強すぎる日差しで日焼けしますし。
じわじわした変化には強いけど、急な変化にはついていけない、と
いうことです。
ちかさんがこうしている、という意味ではないですが、こちらの
書き込みを見ていると、このような感覚の扱いって結構見られ
ます・・・。
同じ生物なので、生物の摂理として共通なことも多いのですが、
決定的に違うこともあります。この辺がつかめてくると、
かなり植物とうまく付き合えることができます。
あまり気にされず、お付き合いしてください。今の環境がよけれ
ば、サンセベリアは感謝していると思います。サンセベリアのよい
ところは水遣りをほったらかしても平気なことです。旅行好きな
私は留守中の水管理が面倒なのですが、みんな過酷な状況を耐え抜
いて生きています。サンセベリアはそのままでよいので助かって
ますです(~_~;)。
greenfingerさん、多岐にわたるアドバイス、ありがとうございます。
アドバイスにあるように手入れをし、来春に期待し、冬超えに向けて学習します。
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