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こんにちは
今流行りの寄植えについてお伺いしたいのですが、植物というのは一鉢一種類の植え方のほうが良いのでしょうか?
花壇ならともかく、ひとつの鉢に同じ様な性質の植物とはいえ一緒に植え込むのはストレスがかかるのでしょうか?
漠然とした質問ですいません。実は、うちでも寄植えをやってみたいのですが、主人が上記の理由で反対しています。私も植物にとってよりよい環境で育てたいと思っているので迷っています。
実際、その後の成長など違いがあるのでしょうか?
ご主人の言われることも正しいのですが、寄せ植えは寄せ植えで
楽しむこともできますよ。
同じ性質の植物・・・というより、同じ植物でも一鉢に複数植え
込まれると、互いに生存競争を始めます。また、大きさや生育
度合いが違えば、要求する水分や養分の量も違ってきますが、
一鉢に植えられていると同じ管理しかできません。
幸福の木などが一鉢に数本植え込まれている場合、そのうちの
いくつかが枯れてしまうこともあり、寄せ植えの弊害といっても
よいでしょう。
生存競争は、悪い面ばかりでなく、一鉢に一株植えているとき
よりも、早く大きくなろうとして生育が早まる場合もあります。
挿し木や種まきなどで、葉が触れ合うくらいにすると生育が
早まるのはこれを利用したものです。
自然ではある程度いろんな植物が混在して生えています。最初は
いろいろ生えてくるのですが、淘汰されて、お互いバランスのよい
あたりで落ち着くわけです。
これをいきなり苗を植え込んで再現させようとする場合、確かに
難しい面はありますが、ある程度のところに気をつければ十分
たのしめますよ。
日当たり、水分量、気温、肥料などが同じ位の管理でできること。
生育具合が同じくらい(ゆっくりめのほうがいいでしょう)
であること。
植替え時期が同じにできること、鑑賞時期が同じか、鑑賞時期が
長いもの・・・・・などなど、まだまだ考えればきりがありません。
もともと寄せ植えは長期維持できるものではないので、いずれは
いったん「解体」して植えなおしたり、植物の入れ替えが必要です。
なので同じ時期に植替えできるようなものを揃えたほうがいい
でしょう。
また、どうしても普通より一鉢に植える植物の数が増えますので、
あまり根の生育が旺盛なものは、他の植物の生育を妨げます。
あまり早く大きくなるものはあとあと姿が乱れやすいですし、
花が咲いた後、あっという間に枯れたり、みすぼらしくなる
ものも向きません。いったん植え込んだ後、手軽に管理したければ
こういうものは避けた方がいいでしょう。
逆にこういうものはポットのまま植え込み、次々と入れ替えていく
という手もあります。
ある程度植物の扱いを心得た人であれば寄せ植えはそれほど難しく
ありません。
慣れていない場合は、大きなコンテナなどに、鉢ごと入れて
寄せ集め状態にして隙間を何かで見えなくするなどし、鑑賞時期
がすぎたら、都度入れ替えていくような方法でも、寄せ植えもどき
が楽しめます。これなら水、肥料に関しては一鉢ずつの管理が可能
になります。
私自身は寄せ植えはほとんどしませんが、一鉢だけ。
直径25センチくらいの焼き物の鉢に、
姫芙蓉、つるコケモモ、姫セキショウ、寒菊(の仲間)
を寄せ植えしたものは持っています。もう3年になりますが、
年1度の植替えで毎年楽しんでいます。
姫芙蓉は花期が長く、ほとんど春から晩秋まで咲いてますし、
つるコケモモは春に小さな白い花がさき、緑から赤く実が色づき、
冬は紅葉が楽しめます。
その間に黄色の寒菊がアクセントを添えてくれます。
害虫も病気もほとんどなく、時折剪定するだけでいいので
楽ですね〜。
今ではいろいろ本もでていますが、作り方だけでなく、寄せ植え
した後の管理、植替え、について詳しく書かれているものを参考
にされるとよいのではないでしょうか?。
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