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1月の中頃柱サボテンを購入。大きさは80cm〜1m程度3本1鉢のミディアムサイズ。
2週間ほど前から3本の内一番短いサボテンの根本が黒色に変色、しかも白い粉がついています。根元の土にも白カビらしきものが見られます。サボテンが届いてから水は一度もあげて無かったのですが・・・。黒い部分がだんだん上の方に浸食してきているので、今日にでも思い切って切って、日陰で根元を乾燥。・・・そこまでは判ったのですが、それからどうすば・・。
元の場所に戻していいのか、それとも新しい土などを購入して1本だけで育てていった方がよいのでしょうか?それとも2本のサボテンも一緒に植え替えしたほうが?3本の大きさのバランスが1本だけ極端に短くなってしまうので他の2本も少し短くしたらかわいそうかな?
誰かサボテン初心者の私にアドバイスをください。
新しい土に植えたほうが安全でしょうね。カビや腐敗菌で汚染されたままだとまた腐りやすくなるように思います。腐って変色している部分は完全に取り除きます。日光の紫外線にあててよく消毒するのも良いですね。まだ成長を始める時期ではありませんから植えるのは暖かくなってからでいいです。他の2本を短く切ってしまうというのは少しかわいそうな気がします。もちろんどこで切っても根は出てきますが、そんなに気にしなくても何年かたてば全体に大きくなりますからバランスはとれてくるように思います。それよりも育てている環境に問題があるように思います。カビや腐敗は日当たりと風通しの悪い環境で発生しやすくなります。よく日に当てて地上部を乾燥させておくのがいいですよ。
結構大手術になるかもしれませんよ。
晴天の日の午前中に作業を行った方がよいでしょう(冬期は空中湿度が低いので、さほど心配はいりませんが)。
おそらく胴切り(サボテンの胴体を真っ二つにすること)の必要があると思われます。よく切れるナイフなどですぱっと切るのですが、切り口に赤い腐った部分が見えなくなるまで切り詰めます。腐りが進行していると、残念ながら挿し木が可能な部分が残せないこともあります。
切り口は平らのままでもよいのですが、乾燥させるとへこむので、大根を煮るときのように「面取り(切り口の角を削ること)」をしておくとよいでしょう。
切り口が大きいと腐りやすいので、日陰ではなく日なたで乾燥させます。サボテンをひっくり返して切り口に直射日光をがんがん当てて、できるだけ早く乾燥させましょう(ただし、今まで日陰に置いてあった場合は、日焼けを起こしやすいので、切り口以外を紙などで覆っておきます)。
乾燥させる前に、硫黄(イオウ)の粉末(薬局で購入できます)を切り口に塗っておくと腐敗防止になります。
切り口がからからに乾いてから、屋内に取り込み、さらに1週間くらい乾燥させます。その後、サボテンの上部を上にして半日陰〜やや日当たりの場所に置いておき(切り口に物が触れないように気を付けて)、発根を待ちます。空の鉢などの中に、新聞紙を巻いたサボテンを入れておくとよいでしょう。
切り口が大きい場合、空気中で根を出したのを確認してから土に戻した方が確実です(1〜2か月待っても根が出ない場合は、清潔な砂の上にそっと乗せておき、霧吹きなどで水を与えるとすぐに発根します)。
以上のような管理が必要なので、残りの2本とは別の鉢に植えるしかありません。
さらに残された2本も、植え替えたほうがよいかと思われます。
植え替えの時期は、関東地方で4月くらいでしょうか。
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