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クリスマスごろきれいなポインセチアをいただいたのですが、
おそらく水をやりすぎてしまったためだと思うのですが、赤い葉が
しおれてしまい、黒い斑点ができてどうにもこうにもだめになって
しまいました。
1.土の乾き具合の判断がいまひとつわかりません。
表面が完全にぽろぽろに乾いたら皿に溜まらない程度にたっぷり
あげる、という方法でよいでしょうか?
2.来期に楽しむために、これから何をどのようにしていけばよい
でしょうか?
以上どうぞよろしくお願いします。
まず保温を考えましょう。ポインセチアは本来はメキシコ原産の熱帯樹
木です。冬に出回るということで寒さに強いイメージがあるかもしれま
せんが、日本では戸外で越冬できません。出荷されるまで、温室のぬく
ぬくとした環境で育っていますから、いきなり冬空の元に晒されれば寒
さで萎れたり、枯れたりしやすくなります。最低10℃は確保することを
考えましょう。
水やりですが、ポインセチアは意外に水好きで、成長期に水が切れると
すぐに萎れ、葉がいじけてしまってきれいに展開しません。しかし、冬
に温度を確保できない場合は、土を多湿にすると根が傷んで腐りやすく
なります。乾きすぎず、湿りすぎずの水やりをうまくできるかどうかが
一つのポイントになりますね。与え方はだいだい1.の方法でいいと思
いますが、表面が乾いているように見えてもすぐ下がべちゃべちゃに濡
れていることもあるので、鉢を持ち上げて、重さである程度乾き具合を
判断できるようにするといいと思います。
赤い花のように見える部分は「苞」といい、基本的には葉と変わりま
せん(だから長期間楽しめるんです)。低温期が終わって、4〜5月か
ら成長を再開すると、その苞の周辺から新しい枝が伸び始めます。これ
では背が高くなりすぎますし、下葉が落ちてバランスも悪くなるので、
思い切って半分くらいに切り戻してしまいましょう。同時に植え替えも
済ませておきましょう。ポインセチアは根がよく張るので、1〜2年に
1度は植え替えが必要になります。植え替えの時は古土を半分ほど落として根も少し整理します。土は市販の観葉植物用の配合土でかまいま
せん。剪定で切り取った枝は、切り口の白い乳液を洗い流して川砂など
に挿せば、容易に発根して小苗が作れます。
初夏以降は旺盛に成長しますので、戸外でしっかり直射日光に当て、固
形の緩効性肥料をやや多めに株元に置いて、水を切らさないように育て
ます。市販のものと違って縦に伸びてしまうことが多いのですが、これ
は本来の性格ですから仕方ありません。節間を詰めて格好良く仕上げる
ためには矮化剤を使う必要があるでしょう。
夏の間にがっしり育てた苗は9月中旬〜下旬から短日処理(1日の日照
時間を10時間以下に抑える)を行い、花芽を作らせます。これによって
苞が色づいてくるようになります。短日処理は夕方5時から翌朝9時ま
で箱などを被せて光が当たらないようにするだけですが、処理の途中で
光を当ててしまうと最初からやり直しになってしまうので気をつけま
しょう。昼までしか日が当たらない東向きのベランダなどに出して育て
ている場合は自然に色づいてくる場合もありますが、色が付き始まるの
が遅く、充分に苞が展開しないうちに温度が下がってしまうので、短日
処理は行った方が確実です。
秋以降は夜温が15℃を切るようになったら室内に取り込んだ方が安全で
す。室内ではできるだけ明るい場所に置きましょう。また、暖房の風が
直撃する場所は避けましょう。
病気はほとんどないと思いますが、オンシツコナジラミが発生しやすい
ので、特に夏に戸外で育てている場合は定期的にチェックしてください。
詳細に教えていただきありがとうございました。
現在は緑の下葉部分は落ちてしまい、苞はしなーっと萎えているのですが
このままの状態で春まで置いていてよいのでしょうか?
剪定をする必要はありますか?
このままの状態でも10℃を確保して春まで置いたほうがよいでしょうか?
以上、またお手を煩わせますが、どうかよろしくお願いいたします。
根が傷んでいなければいいのですが、葉が落ちるだけでなく茎まで弾力
を失うようなら、根がもう腐っている可能性があります。そうなると手
の施しようがありません。茎がしっかりしている状態ならば、現状維持
で暖かくなるまでひっぱるしかないです。寒い時期にどんな作業をして
もうまくいきません。と、いうことで……
> 剪定をする必要はありますか?
今は作業できません。前述したように暖かくなって新芽が動くように
なったら行いましょう。
茎はしっかりしていましたので、教えていただいた方法で
頑張ってみたいと思います。
ありがとうございました!
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