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アンスリウム・アンドレアナムのピンクチャンピオンを育てています。
昨夏に購入したのですが、咲いていたピンクの花(仏包炎?)が枯れ、
茎を除去した後は一つも花がでません。
それどころか、葉もでません。出かかっても、小さいうちに黄色く
枯れてしまうのです。
また、いつからか葉に超極小の黄色みがかった1mm弱のアブラムシ?
が付いています。数はそれほど多くありませんので、しばしばふき取
っているのですが、液を吸われた跡?が黒いシミになって残っています。
最悪なことに、最近、ほとんどの葉が黄色→茶色に変色していってて、
枯れた葉を茎の付け根から取り去ると、腐っているのでしょうか、
粘糸が茎の付け根から糸を引きます…
どうしたら救えるでしょうか??
正直言って、かなり厳しい状況だと思います。
まず基本的な管理を確認してみてください。アンスリウムは着生殖物で、
木に張りついて生活しているので、かなり乾燥には強く、逆にいつも根
の周りがじっとり湿っているのを嫌います。ミズゴケやヤシガラのよう
に比較的通気性の良い素材に植えられているものでも、潅水は植え込み
材が乾いてから与えるようにし、特に低温期の冬は土の多湿を避けるよ
うにする必要があります。乾き気味にすればある程度は寒さに耐えます
が、それでも15℃以上に保つのが理想。10℃前後まで室温が下がる環境
ではどうしても葉先から枯れ込みやすくなります。
葉についている虫はたぶんスリップスでしょう。殺虫剤で防除できます
が、すぐにまた増え始めるので、普段からチェックしておく必要があり
ます。ただ、葉が厚いアンスリウムでは害虫による葉の傷みが出ても、
致命傷にはなりにくいと思います。
問題は茎がダメージを受けていそうなことですね。低温や多湿で根が
腐っても、茎がしっかりしている間は簡単には葉に影響が出ません。
ところが茎まで弱ってくると一気に全体が枯れ込んでくるのです。茎
の色が黄色く変色していたら諦めるしかありません。緑色が濃く、堅
く締まっていて元気があるようなら、保温と潅水に気をつけ、初夏ま
でなんとか保たせて、その後天芽挿しを試みましょう。
ご回答ありがとうございます。
危篤ですか?ガーン…Σ(゚д゚|||)
お花やさんで「葉水をしっかり…」と言われて、かなりシッカリ霧吹き
してました。それが、根の周りがじっとり…の原因だったのでしょうか…
初夏までもってくれるよう、いまから乾燥に努めてみます。
肥料などは必要ないですか?
すみません、「天芽挿し」ってどんなふうにするんですか?
葉水は「葉に水気を含ませる」ためではなく、葉の周りの湿度を上げて
やるために行います。本来生えている場所が湿度の高い熱帯林ですから、
それに近づけてやるわけです。ただし、先にも申しましたが、根は過湿
を嫌いますから、葉水を潅水で置き換えることはできません。また、水
が葉にかかると蒸発する時に熱を奪って冷やしてしまうので、暑い時期
はともかく、冬は室温が充分高い時(昼間もしくは暖房が入っている時
間)に行わなくてはなりません。
肥料は絶対やってはいけません。集中治療室に入っている危篤状態の人
に「酒を飲ませる」ようなものです。(^^;;
天芽挿しは、上へどんどん伸びていく植物の先の部分だけを切り取って
挿し穂として使う方法で、アンスリウムでも茎が長く伸びてしまって
バランスが崩れた場合に用いられます。葉をいくつかつけて茎が元気な
部分で切り取り、根元の方に湿らせたミズゴケを巻いて鉢に収めます。
根が出るまではミズゴケを乾かさないようにします。また、この作業は
気温が高い時でないと行えません。
成功を祈ります。
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