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初めての育成で困っています。
昨日サンデリアーナの鉢を倒してしまったため、一旦内鉢からすべて出し、慌てて植え直しました。
倒してしまう前から元気のない状態だったので、この先さらに状態が
悪くなってしまうのではないかと心配しています。
少しでも元気になるよう、5つについて(状況説明の下にあります)アドバイスをお願いいたします。
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ドラセナ・サンデリアーナは園芸店で購入して6日目です。
購入した時のままハイドロボールで育てています。
小さめの内鉢に3本あり、どれも高さ18cmほどです。
斑色は薄黄緑がかった白です。
<<水>>
・初日に鉢の半分弱がつかるほどの水をあげてしまい、インターネットで調べていてミスに気づき翌日の夜に水を捨てました。
・以降は表面のハイドロボールが乾いていれば霧吹きで少し湿らせる程度です。表面がカラカラになってから与えるのですが、底の方はまだ濡れています。
・葉水は一日に3回ほど、表裏にたっぷりと与えています。
・葉の表面を塗らしたティッシュで軽く拭くと良いと知り実践しましたが、葉を痛めるのではないかと怖くなって現在はしていません。
・水を与えた後、鉢の底にうっすら水が出ますが根が浸かる程ではありません。多ければ捨てています。
<<温度・湿度>>
・初日は、窓から50cmほど離れた机の上に置き、夜は室温12度前後でした。
・以降は、鉢をタオルでくるみ、ふたのない箱に入れてビニールをかぶせ毛布でくるんで、机の上に広げたミニホットカーペットの上に置いています。
(空気穴がないビニールを使っていて、換気が心配でしたので、昨日ビニールを園芸用の小さい空気穴があるものに変更しました。)
・箱内の温度は22(〜15)度で、湿度は60〜80%です。換気や霧吹きの際、一日三度ほど箱から出すので一旦温度が下がりますがほぼ一定です。室温は12〜16度です。
<<光>>
・40cmほど離したデスクスタンドの白色蛍光灯が主です。夜の間ずっとつけています。
・たまに、雨戸をあけ、窓(すりガラスでカーテンなし)から50cmほど離れた机の上で自然光にあてますが、外気温が低いので結露を防ぐために、たいてい雨戸を閉めています。
・外出中は、雨戸を閉め、部屋のあかりを消すので真っ暗になっています。
<<状態>>
・購入した時は全体的に葉がピーンとしていたのが、現在はヨレっとしている。
・葉の中央から先が下巻きに大きくカールしているものがある。
・葉先が茶色くなったものが増えている。
・斑(薄黄がかった白)を含め葉のところどころが、元とは少し違う色(黄緑や緑色)になった
・3本もあるためか葉がぶつかりあっていて、重なっている下葉が黄色く枯れ始めてきた。
・葉の中央部に、細長い割れが入り茶色くなっていて、数が日に日に増えている。
・茎は葉が覆うようにたくさんあって、よくわからないのですが、葉の根元は緑で問題ないように見えます。
・植え直すときに、細く長い根が結構とれてしまった。
・根腐れがどういうものか見たことがなくてわからないのですが、根はスポンジつきで、太い根は白くて水々しかったです。細長い根は茶色がかっていました。
・小さい鉢で場所に限りがあり、3本分の根をハイドロボールにうまく絡ませることが出来ていない。(中央に根の集団があり、上下周りにハイドロボールを入れたという状態です)
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長々とした説明で申し訳ないです。ここから質問になります。
1.購入してからしばらくは環境の変化で調子が悪くなっているのも原因のひとつだと思うのですが、世話の仕方で直すべき点があればアドバイスいただきたいです。
2.植え直したダメージはどのように現れてくるのでしょうか?
その際どのように対応していったら枯らせずにすむのでしょうか?
3.3本が近くにあり葉がぶつかりあっているのが可哀想で、早めに植え替えして離したいのですが、植え直しでダメージがあることや、もっと暖かくなってから植え替えしたほうが良いという考えもあり、時期を迷っています。
ひと月ほど我慢して様子を見るべきか、又は5〜6月の適期とされる時期まで待たねばならないのか、どうしたら良いのでしょうか?
4.斑や葉の変色、割れなど葉の異常の原因は、日照時間や水の量のほかにどんなことがあげられるのでしょうか?
5.水遣りや湿度の目安がわかりません。冬は表面が乾いてから2日ほどたってから水をあげればよいとの説明をよく見かけるのですが、管理温度が20度あたりである場合でも少なくしたほうがよいのでしょうか?
また、濡れているうちにまた水を与えると根腐れすると聞いたのですが、底の方が乾くまで水をあげなくて枯れないのでしょうか?葉水で濡れてしまうのでこれも減らすべきなのでしょうか?
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長い説明と多数の質問で見づらくて本当に申し訳ないです。
初めての育成で困っているので、ひとつでも多くのアドバイスをいただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
> 1.購入してからしばらくは環境の変化で調子が悪くなっているのも原因のひとつだと思うのですが、世話の仕方で直すべき点があればアドバイスいただきたいです。
現在の温度、湿度環境は申し分の無い理想的な状態だと思います。
ただそれだけ温度が高いと木は成長を始めるのではないかと気になりました。
普通は冬の低温期は成長を止めて休眠していますが、えりこさんの場合は成長適温ですから新芽が伸び出せば日光不足になる心配はありますね。
積極的に日に当てるほうがいいでしょうね。
> 2.植え直したダメージはどのように現れてくるのでしょうか?
> その際どのように対応していったら枯らせずにすむのでしょうか?
主に葉の状態に表れますね。
根が痛んだことにより水の吸い上げ量が減って木全体が水分不足になりますがそれも一時的なことですからやがて根が再生してくるとなおります。
それまで水やりを減らして根腐れにならないように注意するといいですね。
> 3.3本が近くにあり葉がぶつかりあっているのが可哀想で、早めに植え替えして離したいのですが、植え直しでダメージがあることや、もっと暖かくなってから植え替えしたほうが良いという考えもあり、時期を迷っています。
> ひと月ほど我慢して様子を見るべきか、又は5〜6月の適期とされる時期まで待たねばならないのか、どうしたら良いのでしょうか?
通常は外が温かくなる五月以降が適切ですが生育に必要な温度環境があればいつでもできます。
ただ植え替え後の正常な成長のためには十分な日照が必要ですね。
> 4.斑や葉の変色、割れなど葉の異常の原因は、日照時間や水の量のほかにどんなことがあげられるのでしょうか?
生産業者の温室管理との大きな環境変化はあるかもしれませんね。
これから先一年を無事過ごせればお宅の環境になじんでいくと思います。
> 5.水遣りや湿度の目安がわかりません。冬は表面が乾いてから2日ほどたってから水をあげればよいとの説明をよく見かけるのですが、管理温度が20度あたりである場合でも少なくしたほうがよいのでしょうか?
いろんな考え方があるようですが、私は常時湿り気を帯びているほうがいいと思っています。
カラカラもビショビショも根の健康にはよくないと思います。
冬場にギリギリの低温で管理する場合のみ乾燥ぎみに保つのはいいことですね。
根が水を吸っていないのに浸かったままになっていると根腐れしやすいですからね。
> また、濡れているうちにまた水を与えると根腐れすると聞いたのですが、底の方が乾くまで水をあげなくて枯れないのでしょうか?葉水で濡れてしまうのでこれも減らすべきなのでしょうか?
成長時期にもよると思うのですが、木がたくさんの水を欲しがっている時は底のほうまで乾かしていては細根に悪い影響がありますから早めの給水が適当だと思います。
根にとってうれしいのはビショビショとカラカラの中間程度の湿度が長く続くことだと思います。
007さん アドバイスいただきましてありがとうございます。
状況報告しますと、植え直してから一日たちましたが、
今のところひどく状況が悪化してはいないのでちょっと一安心しています。
しかし茶色い部分がじわじわと増えているように感じられ、湿度管理が心配になってきました。
> 現在の温度、湿度環境は申し分の無い理想的な状態だと思います。
> ただそれだけ温度が高いと木は成長を始めるのではないかと気になりました。
> 普通は冬の低温期は成長を止めて休眠していますが、えりこさんの場合は成長適温ですから新芽が伸び出せば日光不足になる心配はありますね。
> 積極的に日に当てるほうがいいでしょうね。
積極的に日に当てるようにしようと思います。
寒さで枯れないようにと保温対策したわけですが、今の温度で新芽が伸びてくれるのなら、さらに嬉しいです。
> 主に葉の状態に表れますね。
> 根が痛んだことにより水の吸い上げ量が減って木全体が水分不足になりますがそれも一時的なことですからやがて根が再生してくるとなおります。
> それまで水やりを減らして根腐れにならないように注意するといいですね。
しばらく水遣りは少なめにして、底の濡れ具合もしっかり見ようと思います。
先ほど様子を見たところ、内鉢にある穴から一本細い根が少し伸び出ていて、植え直した時には出ていなかったので、驚きです。また、根が見えなくなるまでハイドロボールをきちんと入れたはずなのですが、今日は上面にいくつか根がでてきていました。
根が外に出てきた場合、このままでいいのでしょうか?ハイドロボールを足した方がよいのでしょうか?
> 通常は外が温かくなる五月以降が適切ですが生育に必要な温度環境があればいつでもできます。
> ただ植え替え後の正常な成長のためには十分な日照が必要ですね。
鉢を3つにすると今入れている箱に入らなくなってしまい、温度管理ができないので、大きめの箱を用意しようと思います。
> 生産業者の温室管理との大きな環境変化はあるかもしれませんね。
> これから先一年を無事過ごせればお宅の環境になじんでいくと思います。
無事過ごせるよう精一杯世話しようと思います!
> いろんな考え方があるようですが、私は常時湿り気を帯びているほうがいいと思っています。
> カラカラもビショビショも根の健康にはよくないと思います。
> 冬場にギリギリの低温で管理する場合のみ乾燥ぎみに保つのはいいことですね。
> 根が水を吸っていないのに浸かったままになっていると根腐れしやすいですからね。
>
> 成長時期にもよると思うのですが、木がたくさんの水を欲しがっている時は底のほうまで乾かしていては細根に悪い影響がありますから早めの給水が適当だと思います。
> 根にとってうれしいのはビショビショとカラカラの中間程度の湿度が長く続くことだと思います。
鉢底に水がたまらないようにしてきましたが、湿度が高いのが原因か、根腐れが非常に心配になってきました。
夕方4時頃に一度葉水を与えた後、内鉢の外側をきちんと拭いてから外鉢に入れ、
外鉢に水がたまってないか定期的に確認していて気づいたのですが、
拭いても時間がたつと内鉢の外側面に小さな水滴がたくさんついています。
また、水位計をセットしていて拭きにくい部分を拭いてみたら、緑色の小さいものがたくさんついていました。もしかして苔やカビなどの類が発生したのでしょうか?
慌てて拭き取り、今は外鉢に入れず、内鉢だけでそっとタオルの上にを置いて箱の中に入れてます。
(植えなおしてからは水を控えていて、葉水も上記の1度だけです。)
湿度をなんとかして下げるなど何か対応しなければと慌てています。
もしかすると根腐れが始まってるのではないかと不安でいっぱいです。
> しかし茶色い部分がじわじわと増えているように感じられ、湿度管理が心配になってきました。
湿度の管理はむずかしいですね。
でもあまり神経質にならなくてもいいような気がしています。
私の場合は、水やりのあとしばらくは換気をよくするために温室の窓やビニールカバーを開けたままにしています。
とりあえずは温度の管理だけしっかりされていればいいのではないでしょうか?
> 根が外に出てきた場合、このままでいいのでしょうか?ハイドロボールを足した方がよいのでしょうか?
容器に余裕があれば補充してやるといいでしょうね。
根が伸びているということは元気な証拠ですね。
> 鉢底に水がたまらないようにしてきましたが、湿度が高いのが原因か、根腐れが非常に心配になってきました。
湿度が高くても木の活性が高ければ根が腐ることはありませんからあまり心配しないほうがいいですよ。
ただし水に浸かって呼吸できなくなるとすぐ腐りますから底に水を溜めるのはよくないですね。
外鉢の必要がないのなら取り除いていたほうがその心配はなくなりますね。
> また、水位計をセットしていて拭きにくい部分を拭いてみたら、緑色の小さいものがたくさんついていました。もしかして苔やカビなどの類が発生したのでしょうか?
温かくていつも濡れている状態だと藻が発生しやすいですね。
光をさえぎってやると増えることはないのですが、鉢の部分だけカバーするというのはむずかしいかもしれません。
藻の発生は透明な容器の宿命ですからそれがいやなら不透明な容器に変更するしかないですね。
> 湿度をなんとかして下げるなど何か対応しなければと慌てています。
> もしかすると根腐れが始まってるのではないかと不安でいっぱいです。
そんなに心配ばかりしていてはだめですよ。
植物を育てるのは子供を育てるのと同じでいつもピリピリしていると伝染してしまいます。
のんびりゆったり毎日の変化を楽しまれるのがいいですよ。
調子悪くなったらその時に対応を考えればいいです。
えりこさん、こんにちは。
詳しい状況説明から、えりこさんがハラハラ・ドキドキしながら大事に大事に育てようとしてらっしゃる様子がよくわかり、ほほえましく思いました。
でも、ちょっと過保護&心配しすぎのような・・・?
サンデリア―ナはもともと、とても強健な植物です。
えりこさんちの環境に慣れるまでは、ちょっと調子をくずしたりするかもしれませんが、よほど大きなミス(たとえば冬に戸外に出すとか、真夏の直射日光に当てるとか、暗い場所にずーっと置きっぱなしとか)をしなければ、めったに枯死することもありません。
まず、どっしり落ち着いてくださいね。
さて、詳しくお書きですが一つわからないことがあるので、確認させてください。
穴のない容器でハイドロカルチャーになっているのでしょうか?
それとも、穴のあいた鉢で、通常の土ではなくハイドロボールで植えてある、ということなのでしょうか?
それによって、水管理はまったく違ってきます。
文面からは、どうも透明容器のハイドロカルチャーかなという気がするのですが、そうすると「水を与えた後、鉢の底にうっすら水が出ますが〜」というのが理解できません。もしかしたら透明容器の中にさらにインナーのプラポットがはいっている、というタイプでしょうか?
また、ミニホットカーペットは一日中ついているのでしょうか?
箱内の温度はわかりましたが、鉢が接している箱底の温度は計りましたか?
ハイドロカルチャーか通常の鉢なのかによっても違いますが、不調の原因は
・過保護に暖めすぎで根が蒸れている
・ハイドロカルチャーなら、水不足
・光不足(雨戸しめっぱなしで蛍光灯だけ、それも外出時は消す・・・これでは圧倒的に光が足りません!)
あたりではないかな?と思います。
ぽーさん アドバイスいただきましてありがとうございます。
ちょっと過保護かなぁと思いながらも、元気になって大きく育ってほしい!の思いからついついかまってしまいます。購入してからどんどんと元気がなくなっていくのを見てオロオロしてしまいました。どっしり落ち着くようにしたいと思います。
説明不十分で申し訳ないです。
ハイドロカルチャー用の内鉢(プラスチック製で、水位系をセットする穴があり、底の方の側面に多数の縦長の穴のあるもの)に、大小様々なハイドロボールを入れていて、
白い陶器製の外鉢(内鉢のサイズに合うとして一緒に売られていて、底穴はなく、透明でないため中は見えない)に内鉢をそのまま入れています。
>「水を与えた後、鉢の底にうっすら水が出ますが〜」
水を与えてからしばらくして、外鉢に水がたまってないか、
内鉢を持ち上げて中を確認しています。
ミニホットカーペットは一日中つけています。
水遣りのときに異常な発熱がないか触って確認しています。
>箱内の温度はわかりましたが、鉢が接している箱底の温度は計りましたか?
計ったことがなかったので早速計ってみました。
ホットカーペットと箱の間に温度計を挟んでみたところ32度でした。
底の発泡スチロール層とタオルの間は、23度でした。(箱内の温度は22度)
補足として、箱の内側の構造を説明しますと、
底は、ビニール袋を敷いて防水後、ダンボール一枚を敷き、発泡スチロールをポップコーンの大きさにちぎったものを袋に入れて厚さ3cm強ほどで敷き、タオルをひいた上に、ミニタオルでくるんだ鉢を置いています。
側面は、ビニール袋を貼り、ちぎった発泡スチロールを袋に入れて貼り付け、一日分の新聞を折りたたんでアルミホイルで包み、ラップしたものを立てかけることで四方を囲っています。
>過保護に暖めすぎで根が蒸れている
箱の中にいれて保温し、湿度も高いので蒸れてしまったのかもしれません。根腐れが心配です。。
>光不足(雨戸しめっぱなしで蛍光灯だけ、それも外出時は消す・・・これでは圧倒的に光が足りません!)
外出以外の時間はできるだけ雨戸をあけて、自然光にあてるようにしたいと思います。
えりこさん、こんばんは。状況はわかりました。
やっぱり過保護ですぅ(^^;)
愛情をもって植物を見守る事は大事ですが、手をかけすぎると逆効果になることもあります。なにより、そんなにピリピリしてたら、癒しのための園芸がストレスになっちゃうでしょ?
繰り返しますがサンデリアーナは強健な植物です。その生命力を信じて、ゆったり育ててください。
以下は、私の実感に基づくアドバイスです。007さんとは見解が違う部分もありますが、最終的にはえりこさんの判断で対処してください。
それと、ハイドロカルチャーの管理法が基本的にわかってらっしゃらないみたい。ネットで検索すればいくらでも情報が見つかりますので、まずそれを調べて、頭に入れてください。
ここブルーミングスケープさんのサイトにも載ってますよ。
http://www.bloom-s.co.jp/shopping/index_01.html
(↑この下のほうにあります。とくに「ハイドロカルチャーFAQ」をよく読んでください)
【温度について】
水やりのあと水滴がつくこと、冬場は発生が少ないはずの藻が発生していること――などから、やはり蒸れているようですね。
私的には、夜間でも12℃以上の室温が保てるのなら、特別な保温対策は不必要と考えます。少なくとも、ホットカーペットの電源は切ったほうがいいのでは。
生産者さんやお店の温度に比べればやや寒いので、少しの間は面食らうかもしれませんが、じきに慣れますよ。いまの状態では蒸れによるダメージのほうが心配です。
【ハイドロカルチャーの水やりについて】
ハイドロカルチャーの水やりは、土で植えた一般の鉢植えとはまったく違います。そのことは、上のブルスケさんのサイトを見ればおわかりになると思いますが・・・。
「冬は表面が乾いてから2日ほどたってから水をあげればよいとの説明をよく見かけるのですが」とか、「鉢底に水をためない」というのは、穴のあいた土植え鉢の管理法です。
ハイドロの場合の水やりは、(容器の形や大きさにもよりますが基本的には)底から1/3〜1/5ぐらい水を入れ、その水がなくなってから、新しい水を足す。つまり、水がなくなるまでの何日間かは、水が底にたまっているのがアタリマエなんです。(なぜそれで根腐れしないか、これを説明すると長くなるので省略しますが・・)
土植えでもハイドロでも、水やりの基本は「やるときはたっぷり(必要な量を)やり、それが乾くまで待って、乾湿のメリハリをつける」です。そのメリハリのつけ方が、土植えとハイドロでは違うということ。
いまのりえこさんのやり方だと、底に水がたまってませんよね? 「乾」だけで「湿」がないわけです。以前のレスで「ハイドロカルチャーなら水不足」と書いたのは、そのことです。
透明容器なら、目で見て水を入れればいいのですが、不透明な容器だと水量がわかりません。だから水位計を使うんですよ。
水位計の適度な目盛りまで水を入れ、水がなくなったら、新しい水を注ぐ。この繰り返しで、乾湿のメリハリをつけてください。
【サンデリアーナの根について】
りえこさんは根腐れをすごく心配してらっしゃいますが、上記のような水やりをすれば根腐れを起こすことはありません。
もう一つ、安心材料を書くと、ハイドロ用に育てられたサンデリアーナの根は、水にすごく強いのです。極端にいえば、水浸しでも全然平気。
よくミリオンバンブーという名前で、水栽培の観葉植物が出回っていますが、あれも実はサンデリアーナです。普通の観葉植物はそんなことをするとすぐ根腐れしますが、ポトス、ヘデラ、サンデリアーナなどはコップの水に挿したままでも長生きできるんです。
根腐れするとしたら、水が多いことではなく、高温多湿で蒸れる・直射日光に当てて水がお湯になり、根が煮える・・・などが原因になります。
【光について】
007さんは直射日光に当てるのがお好きなようですが、私はいまの状態のサンデリアーナを日光に当てるのはオススメしません。
植物は光のもとで光合成をして、みずからの生存に必要な養分をつくりだします。どの程度の光量を必要とするかは植物によって違いますが、サンデリアーナは耐陰性が強く、また強い直射日光をきらいます。「十分に明るい場所」に置く必要はありますが、必ずしも日光が必要ってわけじゃないんです。
また、水やりのところで説明したように、ハイドロカルチャーを下手に日光に当てると、水が熱くなって根をいためる原因になります。
私は土植えのサンデリアーナは、いまの時期はガラス超しの日光に当てていますが、もう少し陽射しが強くなるとレースのカーテンを引きます。(1年間、いろんな日当たりの場所に置いて実験して見つけたわが家の最適光量です)
が、ハイドロのサンデリアーナは、年間を通して窓際の明るい日陰です。
【植え替えについて】
根が上に飛び出しているのなら、ハイドロボールを足すか、いっそ植え直してもいいかもしれません。根もとのスポンジの隙間も埋めたいですし、ついでに根のいたみがないかどうかチェック(あれば切り取る)してもいいかも。
(普通でしたら、いまの時期に、弱っている植物の植え替えは勧めませんよ〜。でもサンデリアーナの根は強靭ですし、ハイドロは土植えより根をいためずに植え替えできますので)
もし植えなおすなら、スポンジはそっと指でつぶして、つぶれる部分は取っちゃってかまいません。そうして隙間を埋めれば、根も鉢内に納まってくれるんじゃないかな。
植え替えたあとは、割り箸などでサクサク軽くつつくと、ハイドロボールが根の間に入って落ち着きます。
サンデリアーナの根がどのくらい強いかのおまけ情報。
うちのバカ猫が、なぜかサンデリアーナのチビ苗を気に入って、この1年間に5回、鉢ごと引っくり返したり葉をくわえて根っこから引き抜いたり。さんざんな目にあったんですが、いや〜、しぶとく生きてます。さすがに他の鉢より成長は遅れてますけど、ダメージは葉が1、2枚枯れた程度。
サンデリアーナってそのくらい、強いコなんですよ!
ちなみに
> ちょっと過保護かなぁと思いながらも、元気になって大きく育ってほしい!の思いからついついかまってしまいます。
ハイドロカルチャーは、成長が遅いですよ。いつまでもコンパクトなことが、むしろハイドロの長所といえますので。
のんびり屋でも、元気に復活させてくださいね!
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