|
||||||||||||||||
観葉植物やお花を生活に取り入れワンランク上のゆとりの生活 |
|
||||||
観葉植物 ブルーミングスケープ TOP > 観葉植物 INDEX > 植物管理Dictionary > 観葉植物Dictionary > 育て方 Q&A 検索 > 育て方 Q&A |
一昨年にもらったデンドロビュームで「大将」って書いてあるんですけどもらった二月は花が咲いていましたけど去年今年は全く咲きませんでした。冬場は室内のカーテンごしにおいてました。肥料はまったくあげてなかったです。そのころ無関心でしたから・・植え替えもしたいので用土とかどんな肥料あげたらいいのか教えてもらえませんか?それと小さなコバエみたいなのがいます対策はどんな薬使えばいいでしょうか?場所は近畿地方です
花を咲かせるためには、一通りの育て方を本なり、HPでご覧になったほうがよいですよ。
この欄では書ききれません・・・。
ただし、どうしてそうするのか、なぜその必要があるのか、まで書かれているものは少ないので、そういうときなどにこのような相談掲示板をご利用ください。
というわけで、デンドロビウムの本来の性質だけ書きますと・・・。
デンドロをはじめ、ランの多くの種類は、木の幹や岩肌に根を張って、くっついて育っています。
デンドロは東南アジアあたりに分布しているものが多く、日本にもセッコクが自生しており、ランのなかでは寒さにもわりと強い性質があり、温室がなくても育てられます。
木の幹に張り付いて育っていることから、根は普段むき出しで、スコールのように降る雨とわずかな養分を効率よく吸収する仕組みを備えています。また、普段根は乾いていて空気に触れています。
木漏れ日をちらちら浴びながら、風通しがよい状態にそだっています。
これらを鉢植えで再現する必要があるので、
@鉢は小さめ、かつ排水のよいものでうえる(ラン用の石あるいはミズゴケ。
(小さめの鉢は余分な水がたまらないようにする意味と、根をしっかりはらないと生育を開始しない性質があるので、根がいっぱいに回った状態にはやくするための意味があるのです)
A冬以外は戸外の日当たりで、ただし、真夏の直射は避ける
B水は基本的に用土が乾いたらたっぷり
C肥料はごく少量を生育期に(ラン用の化成肥料が楽です。説明書をよく読んで。
D冬取り込む前に、10度程度の低温に1ヶ月ほど当てる(花芽をつけるため)。
ざっとこんな感じです。古いバルブの処理とか他にもあるので、
ぜひこれを機会にいろいろ覚えると楽しいですよ。
蛇足ですが、ランの仲間は、植物としてはこの世に遅く出現しました。
そのときには既に「おいしいところ」は他の植物に取られていたので、木の上とか、岩肌、砂漠、木陰、湿地などいろいろな隙間で生存するしかなかったのです。
このため、効率よく養分を吸収する仕組みとか、虫をおびき寄せる仕組みとか、さまざまな方法を会得したり、熱帯から寒いところまで分布したりしております。
|