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1年ほど前から根が裸のまま売っているサンスベリアを購入しました。
買ってきた時に自宅でバーミキュライトと鹿沼土を混ぜた用土に植え、一番上に1段くらいハイドロボールでカバーをしたような状態で育てています。
水分は完全に乾いてから一気に与えるようにしており、1ヶ月に数回、液肥を薄めて与えております。
現在は1年程度経っておりますが、新しい芽が全く出る様子がありません。
当初からある葉は硬くしっかりしたままでいるものの、ちっとも成長を始めないのです。
暗くはありませんが室内の日陰に置いており、たまにガラス越しの日光にあててる程度、室温は15度を下回ることはなく安定している場所です。
根っこも少しは出てきたものの、しっかりとは張っていないようで少しグラつきが気になります。どうしたら成長を始めてくれるのかご教授下さい。
宜しくお願い致します。
まず用土不良が原因で、根張りが十分に出来ない状態になっています。
またハイドロボールも不要で、これは化粧砂の代わりに使用されている
のかも知れませんが、水遣りの際に用土の乾き具合を確認する上で邪魔
な存在になっています。用土以外の物を置く事により、用土の乾き具合
も悪くなるだけでなく、用土を上から押さえつけてしまい十分な根張り
が出来なくなってしまいます。通気性も悪くなる原因にもなります。
現在使用している用土ですが、鹿沼土は通気性と保水性に富んでいると
言われていますが、これは微塵をフルイにかけて取り除いて使用した場
合を言います。微塵が混ざった状態では、どうしても目詰まりを起こし
てしまい根張りが出来なくなります。また本来は柔らかい素材なので、
水遣りを繰り返して行く内に形が崩れて目詰まりを起こしやすくなって
しまいます。サンセベリアには鹿沼土を使用する事は余りありません。
バーミキューライトは保水性と保肥性に優れた改良用土です。形を良く
見ると分るのですが、薄板状の層が重なり合ったようになっているはず
です。この層に水分や養分を蓄えられるようになっています。
鹿沼土のように軽く触っただけで形が崩れてしまう物に混ぜると、微塵
が層の間に入り込んでしまい、折角の保水性や保肥性が失われてしまう
事になります。バーミキューライトを使用するのは植物には最適なので
すが、間違ったブレンドをしてしまうと最悪な結果になりかねません。
間違った用土をブレンドするより、市販の観葉植物の土かサンセベリア
専用の土を買われた方がいいと思います。植替えは4月下旬頃から可能
ですから、その頃に植替えをされた方がいいと思います。
置き場所ですが日当たりを好む植物ですから、室内ではガラス越しの窓
辺に置いて、十分に直射日光を浴びさせて下さい。夏場は光線が強過ぎ
るので、レースのカーテン越しに置いて光線量を抑えてやります。何も
しないで直射日光に当て続けると、葉焼けを起こしてしまいます。
水遣りは春から秋までは鉢土の表面が乾いたら与えますが、必ず目視だ
けで与えずに自分の指先で湿り具合を確認するようにして下さい。
秋頃から徐々に水遣りの間隔をあけて、冬場の低温期には完全に水遣り
を停止します。春先までは完全断水をして、春になってから徐々に水遣
りの回数を増やしながら通常の水遣りにして行きます。
肥料ですが、液肥では与える回数が多くなるだけでなく、必要な成分が
足りなくなる場合があります。それよりも緩効性化成肥料を2ヶ月に1
回与えるようにした方が、成分不足にならず今よりも楽になります。
今回の状態の悪さは、用土不良、水遣り方法の間違い、養分不足が考え
られます。ここに書いたのは栽培の基本ですから、参考にして見て下さ
い。
> 暗くはありませんが室内の日陰に置いており、
これが不調の原因だと思います。
せいらさんの目には明るく見えても植物にとっては室内は暗闇と同じです。
サンスベリアは日光に当たるのが好きですから春から秋までは戸外で日光に当てるのがいいと思います。
ただし今まで室内に置いてあったものは紫外線に対する抵抗力がありませんから2週間ほどかけて徐々に慣らしていきます。
日光に当たると木の活性が高まりますから水やりも増やします。
夏の成長期は毎日、春と秋は三日に一度ぐらい。
低温に弱いので冬は10度以上の場所で土を乾かしぎみにしておきます。
サボテンに準じた栽培を心がけるとうまく成長すると思います。
メッセージありがとうございました。
やはり見た目暗くなくても室内では日光が全然足りないのですね。
実は私、北海道のマンションに住んでおりまして間取り的に戸外で植物を育てることが困難な環境なのです。(1年通して夜には10度以下になる日の方が多い・・・(T◇T)ウウウ)
出来るだけ室内の窓辺の明るい場所に方に置ける様、模様替えしてみます。
それと室内用の光合成を促す効果のある蛍光灯でも少しは役に立つかな?と現在思案中です。(-"-;)
植物は自分では動けませんから、なんとか努力して快適な環境で成長してもらえるようにしたいと思います。
とても詳しいご説明をいただきありがとうございました。
最初に観葉植物用の用土を使っていたのですが、なんだか1ミリ〜2ミリ程度の白いウジ虫のようなものが水をやる度に動いているので、気持ち悪くなり、家にあった用土(虫が湧かなそうな)を混ぜて使っておりそのまま枯れることも無かったので気にしておりませんでした。(-"-;)
その虫は未だになんの虫なのか不明です。
決して安い観葉植物の土じゃなかったのですが、もともと土の中に住んでいる微生物なのかなぁ。
他の植物にも見かけたことがあるのですが、外に出したことないんで虫の卵が孵化したとは考えられないんですけどねぇ。
気を取り直して、もう少し暖かくなったら再度植えなおしてみます。
基本的な植え方をするたびに上記の虫問題で、観葉植物用の土を敬遠しがちだったのですが当たり前のことなのかな。
異常なことなのかどうなのか、分からないままなのでついでに教えていただけると、あきらめもつくのですがいががでしょうか?
せいらさん、植物を置いている部屋には窓がありますよね。掃除などで
窓を開ける事もあるでしょ。室内に置いているから虫が発生するのは考
えられないと言われても、虫は窓などから勝手に飛んで来るので、その
事を考えると用土から虫が発生した事は不思議とは思えません。
最初に観葉植物の土を使用されていたようですが、これは購入されてか
ら直ぐに使用されたのですよね。別の観葉植物を植え替えた時に、余っ
た分でサンセベリアを植えつけたと言う事はありませんか。
大袋の土を購入して全部使いきれずに一時的に保管していた場合、袋の
口を硬く縛っていなかった時には、その袋の口から虫が入り卵を産んで
しまうと栽培中にウジムシが発生する例もあります。
もしそのような事がない場合は、やはり栽培中に掃除などで窓を開けた
時に親虫が卵を産みつけたと考えるべきだろうと思います。
観葉植物の土に抵抗があって使用するのはどうかと思う場合は、自分で
用土をブレンドされてはどうでしょう。一例としては赤玉土5:腐葉土
2:川砂3の割合で良く混ぜ合わせて使用します。腐葉土が原因で虫が
発生したと言う例もあるので、僕は数年前から腐葉土の使用をやめてい
ます。腐葉土を使わない例としては、赤玉土5:日向土3:ピートモス
2の割合で混ぜ合わせて使用しても構わないと思います。
これらは一つの例として書いた物ですから、これで栽培が上手く行くと
は限りません。地域によって気候や環境が異なるので、全国的に用土は
同じとは限らないと思っています。栽培を続けているうちに用土の不備
が見えて来るはずですから、少しずつ改良されるように研究されるとい
いと思います。
土
自己レスです。
自分で散々、白い虫にこだわっていた責任上しつこく調べてみました。ww
たぶんですが・・・「シロトビムシ」?なのか!?
土中の有機物を食べているらしく、人間に害はないので単純な「不快害虫」ってことでした。
鉢植えの場合を簡単な駆除方法ですが、ネットでは「水攻め作戦」しか見つけられませんでした。
前にオルトランをぶっ掛けたことがあるのですが、忘れた頃にまた発生しています。
だから効かなかったのかもしれません。
まぁ、シロトビムシだったらという話ですが・・・。(-"-;)
お騒がせしました。
アドバイスありがとうございます。
思わず感動してしまいました。
培養土はいつも使い切りなので、やはり網戸の隙間から小さな虫が入ってきたとしか思えませんよね。( ̄ー ̄A;アセアセ・・・
室内に小バエが飛んでいるわけでもないので、正体が分からず不気味な限りです。。。
せいぜいアブラムシくらいの大きさの白い細長い虫ですが、特に植物に影響はないみたい。
余談ですが昔、大物の鉢の底に同じ虫がビッシリついていたことがあり、とてつもなく気持ち悪くて燃えないゴミの日に捨ててしまいました。(爆)
アドバイスを参考に少しずつ改良しながら最適な用土を見つけていきたいと思います。
本当にとても詳しく解説していただいて助かります。
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