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質問させて下さいませ。
いまの時期、ガーデニングショップの店先にアジアンタムの苗がたくさん売られているのをよく見かけますよね。
私は過去に何度かアジアンタムを育てましたが、相性が悪いのかたいがい同じ状態になってしまいます。
その状態はというと、
1.買ってから数週間で当初の葉っぱが8割がた枯れてしまう
2.2割を残して切り戻しをすると、土から新芽がモリモリと出てくる
3.新芽の成長はまた数週間で止まる(こんもりと茂っている姿ではありません)
4.後はただその姿を維持するばかり...
買った時の状態の、こんもりと茂った美しい形に戻してやる方法はありますか?
それとも、アジアンタムというのは大抵そういうものなのでしょうか。
育成方法は、春〜秋にかけては窓際のカーテン越しに日があたる場所、またはベランダの日陰に置き、冬場はなるべく暖かい場所に鉢を移しています。
水やりは土が乾いたらたっぷりとやっています。
葉水に関しては、頻繁に与えたほうがいいという意見と、あまり与えないほうがいいという両方の意見を聞いたことがあり、どちらにすべきか悩んでいます。
アジアンタムの育成の上手な方のご意見をうかがいたいです。
よろしくお願いします。
> 育成方法は、春〜秋にかけては窓際のカーテン越しに日があたる場所、またはベランダの日陰に置き、冬場はなるべく暖かい場所に鉢を移しています。
基本的には明るい日陰を好む植物ですが、光線不足になると間伸びをし
たり、また草姿が乱れてしまいます。年間を通してレースのカーテン越
し程度の光線を浴びさせるのがいいと思います。ですから、今の置き場
所については特に問題はないように思います。
> 水やりは土が乾いたらたっぷりとやっています。
土が乾いたらと言う言い方は、鉢土が乾いたらと言う解釈になります。
確認ですが、鉢土が乾いたらと言う解釈でよろしいのでしょうか。
もしそれで間違いなければ、今の水遣り方法は冬場の方法と言う事にな
ります。アジアンタムの場合は水分を好みますから、春から秋までは鉢
土の表面が乾く直前に十分に与えるようにします。
状態が悪くなる原因は、この水不足が原因かも知れません。
> 葉水に関しては、頻繁に与えたほうがいいという意見と、あまり与えないほうがいいという両方の意見を聞いたことがあり、どちらにすべきか悩んでいます。
葉水と言う作業は水遣りとは全く異なり、湿度を高めて乾燥から守るの
が本来の役目です。この葉水を行なう時期ですが、夏場は暑さのために
空気が乾燥し、冬場は暖房器具の使用で湿度不足になりますよね。
葉水は夏場と冬場を重点的に行い、それ以外の時期は様子を見て行なう
ようにします。意味さえ理解されれば、どちらが正しいかが分るのでは
ないでしょうか。
アジアンタムの生長期は5〜9月頃で、植替えや株分けや切り戻しなど
の作業は生長期の間に行なうようにします。特に株分けをする時は梅雨
時期の多湿時に行なうのが最適です。
植替えは2年を目安にされ、市販の観葉植物で植替えを行ないます。
切り戻しの時の注意は、新芽も一緒に切らないようにして下さい。
耐寒性は強い植物ですから、0度以上あれば十分に冬越しは出来ます。
新芽が出る頃にアブラムシが発生するので、発生したら早めに薬剤散布
をして下さい。薬剤はアジアンタムに登録があり、アブラムシに対して
有効でなければ使用が出来ません。万が一に備えて、園芸店で買い求め
て下さい。またナメクジも新芽を食い荒らすので、発見次第に割り箸で
捕獲して駆除して下さい。ナメクジに有効な薬剤もありますが、捕殺す
る方が確実と思います。
アジアンタム、もともと空気中の湿度を好みます。
空気中の湿度が高いと観賞価値のある葉をたくさん出すので、
生産者ではそのようにして育てています。
どうしても一般家庭へ持ち込むと、空気中の湿度がすくなく、
葉が湿度不足で枯れてしまいます。
お育てのようにいったん葉が枯れた後切り戻し、その環境に合った
葉を楽しむのが一番苦労がなくていいかな?と思ってます。
アジアンタムが美しく育つ湿度を部屋で保つと人間が病気になってしまいます。
その他ですとテラリウム仕立てにするといいかもしれません。
アジアの純真さん、不死鳥さん、ご意見有り難うございました!
ポイントとしては
・生産時の環境と自宅では環境が違うので枯れやすい
・切り戻し後は自宅の環境にあった状態で育つ
・葉水は夏場と冬場に重点的に
・年間を通して日当たりの良い室内の窓際に置く
・水分を好むので、水やりは春から秋までは鉢土の表面が乾く直前に十分に(水不足に注意)
…ということでしょうか。
なるほど、とても参考になりました。有り難うございます!
頑張って育ててみますね!
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