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頂いてから1年半、樹高50cm程度のパキラですが、鉢から根が出るくらいになったので、こちらの過去ログなど参考に、初めて一回り大きい鉢に植え替えようと思います。
そこで、ご質問なのですが、鉢の裏から見て、どうやら根っこの先っぽが、カビているようにみえます(白っぽい埃のような感じ)。
この場合、そのような部分はカットしてしまったほうが良いのでしょうか。
それから、そろそろ梅雨入りしそうですが、雨の日に植え替えを行っても大丈夫でしょうか。
植物を育てるのは、ド素人なので、なるべくダメージの少ないように・・・と、どきどきしております。
どうぞアドバイス、宜しくお願いいたします。
鉢底穴から根が出ているのは、鉢内で根詰まりを起こしている可能性が
あり、植物も植替えて欲しいとサインを出していると思って下さい。
植替える時は雨の日や猛暑の時を避けるようにし、特に梅雨時期は避け
た方がいいですね。梅雨時期は用土の乾きも悪くなり、下手をすると根
腐れを起こしてしまう危険性もあります。また人間でも猛暑の時はバテ
気味になるように、植物も夏バテ状態で植替えをされると体力の消耗が
激しくなり、相当に大きなダメージを与えてしまいます。
樹高が50cm程度のようですが、現在の鉢サイズは何号を使用されてい
ますか。分らなければ鉢の直径と高さで結構です。
現在使用中の鉢サイズが分れば、もしかしたら現在の鉢サイズでも使用
は可能かも知れません。無理に鉢を大きくすると、用土の量も多くなって、持ち上げたりすると腰を痛めてしまう事があるからです。
鉢底穴から出ている根ですが、これを気にされる必要はありません。
植替え時に古い用土を1/3程度落としますから、その後で痛んだ根や
古い根、長過ぎる根、はみ出た根を切る事になります。その時に鉢底穴
から出ていた根も切る事になるので、どんな状態でも植替え前には心配
されなくても大丈夫です。
今書いたような方法で古い用土を落とし、鉢底穴に防虫シートを敷き、
鉢底石(ボラ土の中粒か大粒で代用可能)を入れてから市販の観葉植物
の土を少し入れます。根の整理が終わった株を入れ、深すぎるようなら
もう少しだけ用土を入れて調整します。株が中心になるようにし、用土
を入れながら棒で締めて行きます。棒で突っつくのは、根の隙間に用土
が十分に入り込ませるためと、倒れにくくするためです。
土を入れ終わったら表面の土を軽く指で押して完了になります。
鉢の天辺まで用土を入れず、天辺より2センチ程度下になる程度にして
下さい。水遣りをした時に、溢れて外部にこぼれてしまうからです。
植替えが終わったら直ぐに水遣りをせず、4日程度風通しの良い日陰で
養生をさせ、鉢底から水が流れ出るまで与えます。与える日が雨だった
時は、晴れの日になるまで待つようにします。2回目以降の水遣りは、
春から秋までは鉢土の表面が乾いたら与えるようにします。指で触って
湿り気がある時は、更に数日経ってから再度確認して与えます。
冬場は寒さに耐えられるように、低温期には水遣りを控えて乾かし気味
にします。冬越しは5℃以上を確保する必要があり、5℃以下では正常
に生育しません。冬場は十分に休ませる事が大切です。
肥料は春から秋までの間のみに与え、緩効性化成肥料を2ヶ月に1回で
適量与えて下さい。量は袋や箱の裏に書いてあります。
冬場は休眠するので、肥料や液肥、活力剤、アンプルは一切与えないで
下さい。休眠中は養分を吸収しませんから、与えると根枯れの危険性が
あります。
不死鳥さん、ケチをつけるわけではありませんが、いくつか気になる
点があるのでコメントいたします。
> 植替える時は雨の日や猛暑の時を避けるようにし、特に梅雨時期は
>避けた方がいいですね。梅雨時期は用土の乾きも悪くなり、下手を
>すると根腐れを起こしてしまう危険性もあります。
> 植物も夏バテ状態で植替えをされると体力の消耗が
> 激しくなり、相当に大きなダメージを与えてしまいます。
熱帯植物の場合は、むしろ逆でしょう。植え替え後に温度を確保でき
ない方がはるかに問題が深刻です。
観葉植物の扱いを解説してある書物では、どれを見ても、一般的な
熱帯観葉植物の場合、おおよそ5月から9月までの温度が保てる時期
が植え替えの適期となっています。そのなかでも、植え替え後の生育
期間が充分に確保できる梅雨時期〜梅雨明けまでがむしろ適期のよ
うに思います。
ぐりさんのお住まいがどちらかわかりませんが、寒冷地では残暑が
収まった9月以降の植え替えでは、植え替え後の活着に必要な温度が
確保できず、むしろ逆効果になるように思います。暖地なら9月でも
いいと思いますが……。
梅雨時期は空中湿度が高くなるので、空気の湿り気を好む熱帯植物には
むしろ好ましい状態。植え替えで根が傷んで水を吸い上げにくい植物
にとって、葉から水が抜けていくのが防げる多湿の状態は都合がいいの
です。
# 多湿を嫌う多肉植物の管理と混同されているように思うのですが……。
水やりも同様で、以前も他の方から指摘があったと思いますが、植え
替え直後に水を与えないのは、植え替えで傷んだ根にとどめを刺す
恐れが大です。水切れを極端に嫌うシダ類などは一発でアウトになり
ますよ。(^^;;
# これも多肉植物の管理と混同されているように思います。
私も自宅のパキラを何度か植え替えていますが、梅雨時にごく一般的
な植え替え(観葉植物用土で植え付けて、直後にたっぷり潅水し、
その後は土の乾き具合を確かめながら潅水)で、一度も失敗なく
育っています。
いずれにしても植え替えは植物にとって強いストレス。一番そのスト
レスを軽くできる時期と方法で行うことが、植え替えに失敗しない
コツです。アグラオネマやディフェンバキアなどの高温性のものは
真夏に行った方が成績がいいですし、暑さに弱いフクシアなどを真夏
に植え替えするのは、かなりハイリスクになりますよね。このあたり
は書物でもオンラインでもいろいろな情報が入手できると思いますの
で、ぐりさんご自身でも確認された方がいいでしょう。
詳しいアドバイス、有難うございます。
またまた、質問が出てきてしまったのでお聞きしてもよろしいでしょうか。
> 植替える時は雨の日や猛暑の時を避けるようにし、特に梅雨時期は避け
> た方がいいですね。梅雨時期は用土の乾きも悪くなり、下手をすると根
> 腐れを起こしてしまう危険性もあります。また人間でも猛暑の時はバテ
> 気味になるように、植物も夏バテ状態で植替えをされると体力の消耗が
> 激しくなり、相当に大きなダメージを与えてしまいます。
ということは、まだまだしばらくは植え替え待ち、ということですか。
もしかして、9月の暑さが落ち着くくらいまで待つことになるのでしょう か。
> 樹高が50cm程度のようですが、現在の鉢サイズは何号を使用されてい
> ますか。分らなければ鉢の直径と高さで結構です。
高さが10cm、底の直径が、9cmほどでした。100円ショップなどで売っているのは、比較的大きい鉢だったりして、ちゃんとしたお店に買いに行かなくてはならないかな、と思っていました。
よろしければご指南ください。宜しくお願いします。
ぐりさんの居住地域は分りませんが、気象庁の発表では中四国と九州北
部が入梅をしたようです。梅雨時期と猛暑は避けるべきで、植替え作業
も9月までなら可能ですから、9月に入れば猛暑時より涼しくなるはず
です。その頃に植替えをされて見て下さい。
ただ9月の終わりギリギリだと休眠期までズレ込んでしまうので、9月
中旬を目安にして行なって下さい。
入梅入りをしていなくても、すぐそこまで来ていますから、入梅時期の
管理は初心者には難しいので9月頃が賢明かと思います。
やはり現在使用中の鉢では小さ過ぎるので、7〜10号でパキラと鉢と
のバランスを考えて決めるようにして下さい。焼きの物鉢が好ましいの
ですが、重さを考えればプラ鉢の方がいいと思います。100円均一で
も構いませんが、100円均一の鉢は厚みが薄く出来ればホームセンタ
ーで購入された方が長持ちはするはずです。
現在の大きさからすれば、植替え作業は2年に1回で十分です。
土は永久使用は出来ないので、現在の大きさでは2年に1回は植替えを
する方が植物にはいいと思います。鉢内の土の劣化を考えれば、排水性
や通気性、保肥性、雑菌の増殖を考えれば2年に1度は植替えをされた
方が無難となります。
不死鳥さん、丁寧なアドバイス有難うございました。
お礼が遅れて申し訳ありません。
私は、関東在住ですが、こちらも梅雨入りしたとのこと、幸いパキラは、新しい芽もすくすく育っていることですし、暑さが一段落したところを狙って決行したいと思います。
重ね重ね、有難うございました。
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