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昨日,知人から”そてつ”の種を頂きました。聞けば,めったに咲かない花だそうで,わたしも大事に育ててみようと思いましたが,そてつの情報がありません。種はいつごろの時期に,どのように植えたらなど,なんでもいいので教えて下さい。
去年、今年とソテツとその仲間の種を実生しています。
ソテツに限らず、果肉が付いている場合はよく落として下さい。ソテツの場合は朱色の果肉です。種は数時間水に漬けてから赤玉土小粒などに種が半分から2/3埋まるように播きます。発芽には数ヶ月から半年位かかります。播く時期は20〜30℃の温度が確保できればいつでも構いません。
発芽を早めるには種の殻と内種皮を取り同様に播きます。今の時期でしたら1〜3ヶ月で発芽すると思います。但し、ソテツの実は収穫から数ヶ月は胚が未成熟で発芽しにくい性質があります。胚が成熟すればほぼ100%発芽します。私のところ(東京)では無胚種子以外は全て発芽しました。これはザミア(メキシコソテツ)等も同様です。
ソテツは珊瑚根と呼ばれる特殊な根を持ち、空気中の窒素を取り込んで固定します。この根で養分の少ない荒地でも生育できます。また発芽から種子(哺乳瓶(^^;)が外れるまでは種子の養分で育ちますから半年位は肥料は必要ありません。
ソテツは雌雄異株で雌株は数十センチのボール状、雄株はタケノコのような形の花を着けますが、生育はかなり遅く自生地でも発芽から数十年後となります。
以前に僕は子株から栽培をした経験がありますが、現在では見る影もな
く完全に失敗しました。種からの栽培は経験がありませんが、僕なりに
調べると確かに実生からの栽培は可能なようです。
ある本からの抜粋になりますが、3号程度の鉢に赤玉土と日向土を同量
混ぜて鉢に入れます。種は何の処置もしないで直接に鉢に蒔きます。
種の表面が少し隠れる程度で構わないと思います。
約1ヶ月で発芽して、園芸店で見かけるようなミニ観葉になります。
時期的には5月中旬から8月中旬が適しているようです。
種蒔きから発芽までの間は、半日陰程度の光線が当たれば大丈夫だろう
と思います。水遣りも用土を軽く湿らせる程度で構わないと思います。
発芽してからの管理ですが、本来は強光線を好むので室内ではガラス越
しで直射日光が当たる場所に置いて下さい。日当たりが悪いと葉色が悪
くなり、生長に影響が出ます。
水遣りは春から秋までは鉢土の表面が乾けば与え、冬場は水遣りを控え
て乾かし気味にします。年間を通して多湿にならないようにすれば失敗
は少ないようです。
5〜9月までが生長期ですから、この間に2ヶ月に1回で緩効性化成肥
料を適量与えて下さい。
通常は屋外の方が元気に生育しますが、冬場に寒くなってきて0度近く
になる前には室内に入れるようにします。
今は植替えは必要ありませんが、これから生長して大きくなると植替え
も必要になろうかと思います。その時の目安としては、下葉が枯れてき
た時には根詰まりを起こしているので、そうなったら早めに植替えをす
るようにして下さい。ただし植替えが出来るのは生長期の間だけですか
ら、それ以外の時期は行なわないようにして下さい。
肥料も生長期の間に与えるのが原則で、特に冬場の休眠期に与えると根
腐れを起こすか肥料負けで枯れてしまう事があります。
夏場と冬場は空気が乾燥気味になるので、霧吹きで定期的に水を吹いて
やります。これを葉水と呼びます。特に真夏の高温期にはカイガラムシ
やハダニが多く発生するので、もし発生したら早めに薬剤散布を行って
被害を最小限に食い止めて下さい。
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