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2年ほど前から育てているガジュマルについて相談させていただき
ます。
最初15センチほどだったのが今1メートルぐらいあるので、そこ
そこ順調に育っているのではないかと思うのですが、幹が太くなら
ないんです。
@たくさん葉が出るので今までに2回剪定しました。でもすぐまた
葉が出てきて土の部分が常に日陰になってしまいます。それも良く
ないんでしょうか? また、葉をもっとまめにとった方が幹に栄養
が行くのでしょうか?
Aそれから去年から気根がたくさん出てきました。こちらのサイト
を拝見したところ「別に切ってもいい」とあったと思うのですが、ガ
ジュマルらしいと思いそのままにしています。でも細いままの幹か
ら今や30本以上(そこまでは数えてみました)の気根が出ている
のでちょっと切った方が良い(幹に栄養をまわすためには)のでし
ょうか。
春から秋まではベランダで育てています。午後2時ぐらいまで直射
日光にあたっています。我が家は暖房をしないのですが今年は2月
からもう新しい葉が出ています。虫もついたことが無いし元気だと
思います。
まず、葉と根は多ければ多いほどよく生育するということをご記憶ください。
葉や気根を取ったり切ったりしない方が幹も肥大しやすくなります。
ただし、剪定して枝の芯を止めるのは有効です。
枝数・葉数が増えて生育も盛んになるので。
幹が肥大するまでにはけっこうな時間が掛かり、即席で仕立てることは難しいと考えた方がいいと思います。
どれくらい太く育てたいと思っていらっしゃいますか?
かなり以前には、直径数十cmの丸太状の幹を持つガジュマルも販売されていました。
これは台湾などから輸入したガジュマルの丸太を挿し木したものでした。
亜熱帯以外の地方で栽培して同じような太さまで育てるには、数十年かかるのではないかと思います。
フィカス属の植物は、種から育てると地下部が肥大します。
最近よく販売されている盆栽のようなガジュマルは、そのように種から育てられたものです。
これも肥大するのは根元の部分のみで、そこから伸びた枝が太くなるにはやはり相当の年数が必要ですね。
> まず、葉と根は多ければ多いほどよく生育するということをご記憶
ください。
> 葉や気根を取ったり切ったりしない方が幹も肥大しやすくなりま
す。
そうだったんですね! では安心して葉や気根はおいときます。
> どれくらい太く育てたいと思っていらっしゃいますか?
どのくらい、ということはないんですが、同じ時期から同じように育
てているウンベラータの幹が10倍ぐらいは太くなったのに、ガジュ
マルの方は太さはほとんど変化無しなんです。それで何かしてやれな
いかなと。
> かなり以前には、直径数十cmの丸太状の幹を持つガジュマルも販売
されていました。
> これは台湾などから輸入したガジュマルの丸太を挿し木したもので
した。
それ私も見たことあります。不思議な形だなーと思ったんですが、な
るほど!そういうことだったんですね。
我が家のガジュマルは直径1センチあるかないか、ぐらいです…。そ
こから滝の流れのように気根が出ています。枝も細いので葉の重みで
垂れ下がリ気味です。葉は直径70センチぐらいまで広がっていて、
もう少し暖かくなったらまた切ろうと思っていたのですが、切らない
方がいいんでしょうか。生育が盛んになるようにうまく剪定する自信
がありません…。
> どのくらい、ということはないんですが、同じ時期から同じように育
> てているウンベラータの幹が10倍ぐらいは太くなったのに、ガジュ
> マルの方は太さはほとんど変化無しなんです。それで何かしてやれな
> いかなと。
確かにウンベラータは幹が太くなるのが早いですね。
ガジュマルは伸びるのは早いけれど、幹が太くなるのはゆっくりです。
沖縄で観察した限りは、ガジュマルはまず支柱根(気根)を地面におろし、体をしっかりと支えてからゆっくりと幹を肥大させるという印象をおぼえました。
もっとも数えるほどしか行っていないので、大きなことは言えませんが。
「ヒンプンガジュマル」などは、幹自体ももちろん太いのでしょうが、気根と幹、あるいは幹同士が溶けたようにくっついていて、それが幹回りを太くさせているようでした。
せっかく気根がたくさん伸びているということですから、それを鉢土に植え込むようにして、「ヒンプンガジュマル」のように育ててはいかがでしょうか?
*ヒンプンガジュマルについては検索してみてください。
あるいは根元から伸びた数本の枝を利用して、ベンジャミナのような三つ編み仕立てをすることもできます。
新しく挿し木をしたものを利用してもいいでしょう。
邪道だとか、木がかわいそうという方もいらっしゃいますが、自生地では前述のように気根や数本の幹が溶けたように一体化して育つので、さほど不自然な仕立て方ではないと思います。
(パキラの三つ編み仕立てはさすがに不自然ですが)
ねじらずに、数本の枝がぴったりと密着するように束ねておくだけでも大丈夫だと思います。
数年で枝同士がくっついて、太い幹のようになります。
> もう少し暖かくなったらまた切ろうと思っていたのですが、切らない
> 方がいいんでしょうか。生育が盛んになるようにうまく剪定する自信
> がありません…。
現在ある葉数を減らさず、なおかつ新芽の数を増やすためには、今の時期に芽先を摘むといいと思います。
具体的には、枝の先端の「つの」のような新芽をぽきっと折るだけです。
ガジュマルの場合、そうやっても劇的に芽数が増えるわけではないのですが。
幹が曲がるほどに茂っているなら、支柱を立てるか(これが一番です)、多少生育を犠牲にして枝をカットしましょう。
> 沖縄で観察した限りは、ガジュマルはまず支柱根(気根)を地面におろし、体をしっかりと支えてからゆっくりと幹を肥大させるという印象をおぼえました。
おお、では我が家のガジュマルは順調に育っているということですね。
> せっかく気根がたくさん伸びているということですから、それを鉢土に植え込むようにして、「ヒンプンガジュマル」のように育ててはいかがでしょうか?
気根達は垂直に近い感じで鉢土に突入してるんです。気根から気根も出ています。ヒンプンガジュマル…検索してみました。すてき…。なんだかもりもりやる気出てきました!(ちょっと思ってたガジュマル像になかなかならないのでやる気おちてたんです)
> あるいは根元から伸びた数本の枝を利用して
すいません、この意味がよくわからないのです。我がガジュマルには今のところ無いのですが、根元から枝が出てくるのでしょうか。
> 現在ある葉数を減らさず、なおかつ新芽の数を増やすためには、今の時期に芽先を摘むといいと思います。
わかりました!具体的なご指導ありがとうございます!
> すいません、この意味がよくわからないのです。我がガジュマルには今のところ無いのですが、根元から枝が出てくるのでしょうか。
いわゆるニンジンガジュマルのような姿を想像し、何となく細い茎がたくさん伸びているのかなあと思っていました。
勘違いだったようです。
1本の幹で育っているようですね。
> いわゆるニンジンガジュマルのような姿を想像し、何となく細い茎がたくさん伸びているのかなあと思っていました。
> 勘違いだったようです。
> 1本の幹で育っているようですね。
はい。ゴボウが1本まっすぐ立っている感じです。そこからたくさん気根が出てきているわけです。「いわゆるニンジンガジュマル」(各ニンジンがぷくっとした)が私の思ってたガジュマル像だったのでちょっと悲しかったのですが…。ミニヒンプンガジュマルめざして世話します。ありがとうございました。
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