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お世話になります。
パキラを育てています。
鉢の内径が21cm、高さ(鉢底から土表面まで)は19cm位の環境にいます。
基幹部分が26cm、枝が4本あるうち最長の枝が73cmもありました。
冬にほとんどの葉先が茶色く枯れたようになったので枯れた順に取り除いていったら基幹部分と枝だけの丸坊主になってしまいました。
このパキラは、3年位前に枝の1本すらない本物の丸坊主状態から復活したことがあるので、今の状態を不安に思っているわけではありません。
お聞きしたいのは、
@だいぶ暖かくなってきたので、今回は思い切ってパキラの葉挿しをしようと先程切り戻しました。
最長73cmだったのを基幹部分から13cm残し、60cmで今水に挿しているのですがやはり長すぎるでしょうか。
だいたい12cm〜20cmぐらいで葉挿しをするとどこかで読んだことがあるのですが、いちばん上部のものしか葉挿しできないのですか?
サンスベリアのように上中下どの部分でも挿し木ができればと思ったので。
Aこのパキラが我が家に来て4,5年になりますが、根がほとんどありません。植え替えても根が張ることは全くなく、ベランダに出していると風で斜めに倒れ掛かっていることもしばしばです。今も少し傾いています・・・
こんな状態でも、夏場には葉がわさわさとジャングル状態になるほど元気です。しかし、やはり根がほとんどないというのはとても気になっています。
鉢の内径と高さを入力したのはこのためです。
鉢が小さすぎるor浅すぎるのでしょうか。
Bもうひとつ、お願いします。
パキラの枝はぐんぐん伸びるのですが、基幹部分は購入時(4、5年前)からそれほど成長したように思いません。みなさまのパキラに関する質問などを読んでいると、購入時は小さかったのに今や天井につくぐらい大きくなったという人がたくさんおられるようです。
枝よりも本体(?)部分が成長してほしいのですが、どうすればいいでしょうか?
あと、基本的なことなのですが・・・
パキラの基幹部分(茶色い本体のところ)、枝(幹に近い部分は木化しているところもありますが、大体緑色)、その次の部分は何と呼ぶんでしょうか?茎?葉と枝の間の部分のことですが・・・
どうぞよろしくお願いします。
パキラのプロではありませんが・・・
ご説明の都合上、順番が前後しますが、3から。
3.土から生えている茶色の部分は「幹」とか「茎」、幹から伸びている緑色の部分は「枝」と呼ぶのが適切かと思います。
そして枝と掌状に分かれた葉の間の部分は「葉柄」です。
「幹」の部分は先端がカットしてあると思います。
カットしてあればそれ以上上には伸びず、肥大するのみとなります。
ただし、「枝」の部分がどんどん上に伸びます。
枝はやがて幹同様木質化し、幹と区別が付かなくなります。
つまり結果的に幹が伸びたような姿になります。
1.「葉挿し」はおそらくできないと思います。
葉挿しというのは、文字通り葉や葉柄の部分のみを挿すことです。
葉挿しできるのは、サンセベリア、ペペロミア、ベゴニアなど、限られた植物ではないでしょうか?
「枝」の一部を付けた「葉芽挿し」はもちろん可能でしょうし、「枝」の挿し木が簡単なのは言うまでもありません。
「60cm」の部分を挿しているということなので、それは枝ではないかと思います。
枝に十分な長さと太さがあれば、葉を落とした中間部分でも発根・発芽すると思います。
ただし、通常は葉柄の付け根から発芽するので、挿し木した枝に葉柄がなかったら発芽は困難かもしれません。
不定芽ができることもあるのですが・・・
なお、挿し木にはまだ気温が足りないような気がします。
(最低気温15℃くらいを確保する必要があります)
2.一般に種から育てられた実生苗は根が多く、挿し木苗は根が少ないものですね。
しかし年数が経てば、挿し木苗でも根が増えてきます。
「幹」がぐらつくと根が増えづらいので、ひもや支柱などでしっかりと固定しておきましょう。
意外なようですが、鉢は小さめの方が根の張りがよくなります。
ふらさん、早速のご回答ありがとうございます。
呼び名がわからなくて困っていました。茶色の部分も「茎」と呼ぶんですね。枝と葉っぱの間は「葉柄」、読みは「はがら」でいいんでしょうか。やっと長年の疑問が解決しました。
はい、確かに幹のてっぺんは水平にカットされています。幹は伸びないんですかぁ・・・みなさん小さかったのに天井につくぐらい成長したというのは秘策でもあるんでしょうか(笑)
それから、勘違いしてました。パキラは葉挿しじゃないですよね。失礼しました。「葉芽挿し」というのは初耳です。「挿し木」とは違うのでしょうか。
挿し木には温度が低いですか。こちら関西なので、もう十分かなと思ったのですが。でも、もう切ってしまいましたし・・・15℃って最低気温だったのですね。ガーン!最高気温だと勘違いしていました・・・
>枝に十分な長さと太さがあれば、葉がない中間部分でも発根・発芽すると思います。
勘違いだったらすみません。これは60cmの枝を半分もしくは3分割して下の部分もしくは中・下の部分を挿しても大丈夫とのことでしょうか。(サンスベリアの葉挿しのような感じで)
幹は早速固定します。ぐらぐらしていたら張りたい根も張れませんよね。
丁寧に全ての質問に答えて下さってありがとうございました。
また、お時間があればお願いします。
「葉柄」は「ようへい」です。
> 幹は伸びないんですかぁ・・・みなさん小さかったのに天井につくぐらい成長したというのは秘策でもあるんでしょうか(笑)
天井に付くくらい生長する、というのは大部分が枝が伸びたのだと思います。
私の手元には、たまたま幹のてっぺんが一度もカットされていない実生苗があります。
これなどはそのまま生長させれば、幹のてっぺんが天井に付くでしょうね。
てっぺんが切られたものでも、やがて幹と枝の区別が付かないようになりますよ。
「葉芽挿し」については検索してみてください。
葉柄の根元の芽をえぐるように切り取り、一枚の葉にひとつの芽が付くように挿し穂を調整する方法です。
> 挿し木には温度が低いですか。こちら関西なので、もう十分かなと思ったのですが。でも、もう切ってしまいましたし・・・15℃って最低気温だったのですね。ガーン!最高気温だと勘違いしていました・・・
たぶん、大丈夫でしょう。
> 枝に十分な長さと太さがあれば、葉がない中間部分でも発根・発芽すると思います。
> 勘違いだったらすみません。これは60cmの枝を半分もしくは3分割して下の部分もしくは中・下の部分を挿しても大丈夫とのことでしょうか。(サンスベリアの葉挿しのような感じで)
先に書いたように、枝の中間・下の部分でも、葉柄の跡があれば芽を出すと思います。
葉柄の跡がない、つるんとした茎の場合、芽が出る確率は低くなるでしょう。
ただし、不定芽(ふていが)という場所を選ばずに生じる芽を作る能力を持っているので、発芽する可能性もあります。
太い幹なら確実に不定芽を生じるのですが、細い枝の場合、それまでもつかどうか。
これについては実験したことはないので、どうかご自分で実験なさってみてください。
あっ、音読みだったのですね。
勝手に訓読みで覚えてしまうところでした。が、「ようへい」と入力したらちゃんと熟語ででてきました。初耳の単語でした。勉強になりました。
天井につくぐらい高くなるのは幹ではなくやはり枝なんですか。
それぐらい高く育てたいのですが、幹が2,30cmのままならバランスが悪そうですね。
葉芽挿し、いつか挑戦してみたいです。花木を育てることはあっても増やしてみたいと思ったのは最近なので、葉挿しや挿し木といった言葉も1年くらい前に初めて知りました。葉柄の根元の芽をえぐるように・・・なんて聞くととっても高度な技のようなイメージです。パキラのためにももっと勉強してから挑戦したいと思います。
葉柄の跡というのはどんな感じなのでしょう?葉が枯れた時、根元からぽきぽきと折ってしまったのですが、その跡が節くれだってわずかに出っ張っているような感じです。60cmの枝に約30個の跡がありました。色は下部ほど茶色っぽく、上にいくにつれて白っぽいです。
枝の太さは直径2cm弱です。これが太いのか細いのかわかりませんが切ってしまったものは戻りませんし、不定芽が出てくれることを期待したいと思います。
こんなにいろいろ知っておられてパキラのプロじゃないなんて・・・私からすればプロですよ。お時間さいて頂いてありがとうございます!
> その跡が節くれだってわずかに出っ張っているような感じです。
その部分が葉柄の跡です。
そこから芽を出します。
しっかり葉柄の跡があるってことですね。
なるべくあったかい場所に置いて、芽が出るのを待とうと思います。
ありがとうございました。
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