|
||||||||||||||||
観葉植物やお花を生活に取り入れワンランク上のゆとりの生活 |
|
||||||
観葉植物 ブルーミングスケープ TOP > 観葉植物 INDEX > 植物管理Dictionary > 観葉植物Dictionary > 育て方 Q&A 検索 > 育て方 Q&A |
近日買ったゴールドクレストを植え替えたいのですが、底穴の無い鉢に植え替えてもいいのでしょうか。ちなみにハイドロカルチャーでは無く、普通の園芸用土で植えたいです。
底穴のない鉢は植える目的のものではなく、あれは中に植物を植えた鉢をすっぽりと入れる鉢カバー目的のものです。簡単に言えば鉢底に置く水受けの皿のような役割
元々植物を植える目的のものでなく装飾用目的のもので、あれ単体で植物を植えても木は生きられません
ましてや木のようなものだと水をたっぷり与えるのが必要で鉢穴がないと水はそのまま溜まっていき、鉢なら穴があって下に余分な水と一緒に土内の古い空気が入れ替わるのでそれが出来ないことで簡単に根グサレします
木は本来は地面に植えるものですが容器植えするなら根張りや根が吸う栄養素・ミネラルの関係のため数年ごとの植え替えをし、将来はかなり巨大な容器(たとえば洋酒の木樽利用のプランターなど)に植えることになります
今のゴールドクレストは小さいのかもしれませんが将来は数メートルの高さになりますので、将来はどうするのかのご計画も立てておいて下さいね
まず、穴のないものには植えられないので、大きさにあった底穴のある鉢にお植え下さい
土は園芸用土でも良いですが、鉢花用の培養土などは肥料の比率の偏りや用土が軽すぎるなどの問題があります。できるだけ腐葉土などが豊富な野菜用の土など重いものが木には合っていると思います
穴のない鉢に植えることは可能です。
ただし水やりに細心の注意が必要です。
多すぎて底に水がたまったままだと根腐れの原因になります。
適量を注意しながらやるのであれば問題なく育ちます。
ばんざいうさぎさんとすてらさんのアドバイスは相反するもののように思えるでしょうね。
木の命を重視すればばんざいうさぎさんの仰せのとおりでしょう。
インテリアグリーンとしてある期間持てば良いのだというならすてらさんの言うとおりでもあります。
ただ、
> ただし水やりに細心の注意が必要です。
これが大変なんです。かなり園芸経験の長い方でないと難しいでしょう。
また、老廃物が溜まりますので結構頻繁に用土の交換(植え替え)も必要となります。
私はばんざいうさぎさん説に賛成します。
ハイドロカルチャーとか水生植物でない限りは、鉢底穴が開いている鉢
を使うのが原則ですね。
ただし素焼き鉢のように鉢自体が水分の発散をしてしまう鉢なら、栽培
方法によっては可能になろうかと思います。樹木の鉢植えでの水管理は
想像以上に大変ですが、それが鉢穴が開いていないのでは素人では管理
は大変を通り越してしまうと思います。
素焼き鉢は樹木の栽培には適さないと思いますが、相当に知識があって
水遣りに慣れた方なら上手に管理が出来ると思います。
鉢植えは、水遣りで土中の古い空気を追い出して、新しい空気に替えてやることで、根が活性化します。育てるには、底穴は必須と思います。
水やりをすれば水と同容積の空気が押し出されます。
その水が乾けばまた同じ容積分の空気が流入します。
底穴の何倍も大きな面積の土の表面からは自由に空気が出入りします。
底穴がないハイドロカルチュアの例を見れば必ずしも底穴が必須ではないことがわかります。
他の植物ならハイドロカルチャーも可能かもしれませんが今回は将来大きくなる樹木のケースです。樹木は小さいうちからハイドロカルチャーで育てるというわけにいかない植物ですよね。樹木の場合地上部を支えるために根がしっかり張って土をしっかりと抱きかかえる必要性があり、特に針葉樹では地上部が大きい割りに根が浅くバランスが悪いので特に根が安定しやすい土に植えることが必要です。ハイドロカルチャーのハイドロボールは粒が大きすぎで粒同士がくっつかず不安定ですので、おそらく植え替えるたびに根鉢が崩れてしまいやすいのもあり不向きと思います
ですので、樹木の場合はやはり穴のある鉢に普通の土で植えるのが一番良い方法でしょう
なお、ハイドロカルチャーのハイドロボール(又はセラミス)と普通の土は大きさや形状が違い、底にある水を毛細現象を利用し全体にいきわたらせるという働き方が普通の土と違うので両者を安易に比較することができません。普通の土は団粒構造の隙間に水を蓄える性質があり、それで水が保てます
ハイドロカルチャーは粒一つ一つが普通の土の団粒よりも巨大で焼成してあるので劣化で崩れることがほとんどなく粒の隙間に大量の空気が入り込み出入りが簡単に出来ますが、普通の土の団粒は目に見えるか見えないかですし徐々に崩れて徐々に空気の出入りが悪くなりますのでハイドロカルチャーほど容易に空気が出入りすることはできません
それにやはり栽培している間に不要になった成分を排出できずに溜まらせると植物に悪影響がでてきます。頻繁に不要物を排出できないと健全に育たない植物の場合はハイドロカルチャーで育てるには不向きでしょうしそれを無理して育てるとすると短期間での植え替えの繰り返しが必要になるでしょう。でも実際に短期間での植え替えは植物が弱りやすいです。ということでハイドロカルチャーで育てられる植物の種類は限られてしまい、育てられない植物というのがかなり存在します
鉢の穴というのは、植物を限られた空間で育て方のためにはかなり重要なもので、これがあるから比較的簡単に育てられるという利にかなった存在ですよね
|
|||||
|