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去年の7月ぐらいにパキラを購入しました。大きさは土から出ている幹の部分は20cmぐらいです。冬にパキラの葉がどんどん落ちて葉の色が鮮やかな緑色ではなくグレーっぽく変色してしまいました。
午前中、日の当たる廊下に置いていました。水は1ヶ月に一回ぐらい土の表面が乾いてからしばらくたってあげていました。
今は、葉はほとんどありません。
今日根を見てみました。根腐れを起こしているような感じはありませんでしたが、根があまりありませんでした。幹は固くしっかりしています。幹の続きなのか、幹の延長のような感じで土に5cmほど埋まっていて、細い根がほんの少しだけありました。
健康なパキラの根はどのようなものなのでしょうか?
うちのパキラは復活するのでしょうか?
どうすればいいでしょうか?
考えられる原因としては、水不足による根枯れを起こしたと考えられ
ます。質問文に書かれていた水遣り方法を、購入されてから今日まで
続けられて来たなら、根腐れが起きるような事は絶対にありません。
パキラが水分を一番欲しがる時に与えなくて、今日まで冬場の水遣り
を繰り返されて来たのですから、これで根枯れが起きないのが不思議
です。根が細くて少ないのは、根を出したくても出せない環境だった
からです。
パキラは下部の膨らみがある事で鑑賞価値がありますが、根が少ない
と下部の膨らみや背丈が高い幹は支えられません。と言う事は本来は
根は丈夫で多いと言う事になりますよね。
復活するかしないかは、リカさんの今後の管理の仕方で決まります。
まずは基本的な管理の方法を行えば、あとはパキラが生きようとする
力があれば元気になるはずです。リカさんの管理次第です。
水遣りは春から秋までは鉢土の表面が乾いたら与え、冬場は寒さに耐
えれるように水遣りを控えめにして乾かし気味で管理をします。
乾き具合を確認する時に、目視だけでは不十分ですから必ず指先で土
の湿り具合を確かめるようにして下さい。
置き場所は年間を通して日当たりの良い場所に置きます。耐陰性があ
るので部屋の奥でも栽培が出来ますが、日当たりが悪い場所に長く置
くと葉色が悪くなったり葉が薄くなったり、枝が徒長して全体的に弱
弱しくなります。本来は強光線を好む植物です。
今回は根の状態を見るために植替えをされたと思いますが、パキラの
植替え時期は5月中旬から9月下旬が好ましく、梅雨時期と猛暑の時
を避けて作業をします。
越冬には最低でも5℃以上の室温が必要ですが、冬の間は廊下で5℃
以上の室温が確保できていたでしょうか。
書いた水遣りは当然冬場です。夏はほぼ毎日水遣りをしていました。
今からはどうしていったらよいのでしょうか?
栽培管理は前回に書いた通りですから、まずは初心に戻って基本通り
の作業をして見る事ですね。パキラが他の観葉植物と違う点を考え、
特性を良く知れば栽培に関しても楽になるはずです。
一度に全部の事を改善する事は出来ないので、まずは根を出させる事
を考えましょう。養分や水分は全て根から吸収していますから、根が
無い事には元気にさせる事が出来ません。
現在の用土の種類が分かりませんが、根張りが十分に出来るような土
にしてやる事です。僕は植物の特性を考えて自分でブレンドをしてい
ますが、初心者の方が特性を考えて適当にブレンドするのは危険です
から、市販の観葉植物を使用された方が確実かと思います。
面倒になるかも知れませんが、もう一度植替えを行ってください。
基本的な水遣り方法は、元気に問題なく生育している時の方法です。
元気がなく状態が悪い時には基本的な管理は行わず、養生をさせる事
を優先して管理をします。植替えが終わったら風通しの良い明るい日
陰に置き、養分は一切与えないで水と光線だけで養生をさせます。
活力剤やアンプルなども与えないで下さい。
水遣りで夏場は毎日与えるように書かれてありますが、これは水切れ
を防ぐために言われている事です。気温や気候の変化で鉢土の乾きも
変化しますから、夏場は毎日与えるのが基本でも様子を見ながら与え
るようにしないと、根腐れを起こして枯れる事もあります。
また水やりの際は目視だけで確認をせず、必ず自分の乾いた清潔な指
先で確かめるようにします。その方が間違いがありません。
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