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野外でキダチアロエを育てています。
気温が10度を下回るくらいから、
簡易ビニールの温室に入れています。(外より2度ほど高い)
その頃からほとんど水分を断っています(2ヶ月弱)
地域は関西の平野部です。
最近アロエの葉の中身がすかすかになってきました。
見た目に変化は無いのですが
触ってみると明らかに中身が減っています。
長く重い枝にいたってはすかすかなところから折れたりします。
これは水不足が原因でしょうか?
よろしくお願いいたします。
多肉植物と言う植物は、葉や茎や根などが多肉質である事は御存知の
事と思います。自生地では日本のように雨が多くはなく、日照り状態
の日が長く続きます。多肉質の植物は雨期が来るまで蓄えた水分を少
しづつ使いながら生き延びようとします。しかし蓄えた水分量も限界
があり、雨期が来る前に使い果たしてしまうと枯れてしまいます。
あなたの家のキダチアロエですが、いままさに上記に書いた事が現実
となっています。要は既に枯れてしまっていると言う事です。
多肉植物には多くの種類があり、暑さと乾燥には強いのが大半です。
サボテンと同様に寒さには弱いとされていますが、種類によっては寒
さに強い種類もあり、一概に全てのサボテンと多肉植物が寒さに弱い
とは限りません。キダチアロエはユリ科の多肉植物ですが、この植物
は多肉植物の中でも寒さには強い方で、外気温が0℃近くまで下がっ
ても屋外で十分に冬越しをさせる事が出来ます。そのためには春から
秋までの間に十分な光線に当て、基本とされる管理を行って丈夫な株
になっている事が条件となります。条件に満たない物を冬越しさせる
には、最低でも5℃以上は必要ですし、そのような物には開花をする
事もありません。
屋外で栽培をされていた訳ですから、状態としては寒さに耐えられる
株になっていたと思えます。そのような状態の物を10℃以下になっ
たから簡易温室に入れる必要はありません。また日中も簡易温室の中
と思いますが、関西の平野部なら日中は多少は暖かいはずです。簡易
温室内の室温は上昇しますから、日中は熱が逃げるように多少は開放
してやらないと内部が熱で蒸れてしまいます。
冬場は休眠期と言って活動を鈍くさせますが、それでも活動は微妙で
すが行っています。そのためにも冬場でも水遣りは必要で、2か月も
水を与えていないのは断水させていると同じですから、蓄えた水分が
無くなってしまうのは当然と思います。生長期のように頻繁に水遣り
をする必要はありませんが、それでも月に1〜2回程度は必要と思い
ます。
管理としては誰でも簡単に出来る植物ですが、いくら丈夫でも管理が
間違うと簡単に枯れてしまいます。根の生長も早いので、最低でも2
年に1回は植替えが必要になります。
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