赤ちゃん球根を太らせる肥培育成｜育て方 Ｑ＆Ａ

育て方 Q&A

球根を太らせる肥培育成とは、具体的にどんなことをすることなのでしょうか？
思い浮かぶのは、咲いた花をすぐ摘み取るということなのですが・・・。

球根植物の種類によってすこし違いが出てきますが、一般的なスイセンなどでの方法は、花が咲いてから摘んでは遅いので（球根が小さいと消耗も大きくなる）蕾が出次第摘み取るのが良いです。生産地などで花が咲いてから摘み取っているのは「品種を確かめるため」で、中に違う品種の球根が混ざっていないかの確認が必要な為です。

御自宅での肥培なら特に無くても良い作業ですから、花色や品種は球根が結構大きくなってきてから確認すれば良い事なので、球根が小さいうちは蕾は小さいうちに摘み取りましょう。

肥料も、花の為のリン酸は少なめの配合の物を使うと良いです。でも出来れば化成肥料にばかり頼らずに、良い土を使い有機物の多い堆肥など使うと良いと思います。

なお、お住まいの地域によってはチューリップは球根を肥培しようとしても無理な事があるのでご注意ください。元々チューリップは夏は涼しい環境を好む為に、球根が育つ期間が短すぎてすぐに休眠してしまいます。富山や新潟あたりより北だと球根肥培は可能なのですが、それより西にお住まいでしたらチューリップ球根は「咲き捨て」扱いになります。
原種チューリップ（もはや見た目は別の花ですが）だと普通のチューリップとは別物なので好む環境も性質が強く、何年も球根を植えっぱなしで毎年花が楽しめますよ。　

解説