おすすめの記念樹と贈る際の選び方|育て方 Q&A
育て方 Q&A
おすすめの記念樹と贈る際の選び方 投稿者:みえ 投稿日:2014/04/20(Sun) 16:46
知人が家を建てました。記念樹を贈りたいのですがどのようなものがいいですか?北海道です。今 考えてるのが シャラですが他にありますか実のなるものも思案していますが知人は虫が苦手ですし手入れも不得意です。
Re: おすすめの記念樹と贈る際の選び方 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2014/04/22(Tue) 19:08
お知り合いの方も北海道の方ですか?北海道のどの辺なのでしょう・・・。シャラは少し耐寒性が低めなので北海道では育たない土地もあるので、お知り合いの新居の土地によっては贈ってもいずれ環境に合わなくて枯れてしまう可能性がありますが・・・。
シャラと言うのはシャラノキの事と思います。別名ナツツバキ。
お知り合いのお住まいの土地にスレ主さんご本人のご地元が近いならその近くの街でシャラノキを購入出来るお店や植え木屋さんがありますか?もし購入できなければ大抵は「その土地では栽培が出来ない」と言う事です。できればシャラノキでは無く他の耐寒性がとても強い樹種を選んだ方が無事に育ち長く楽しめると思うのですが・・・。
記念樹を送られる事はお知り合いの方はすでにご存知?
記念樹を送られる事はお知り合いの方はすでにご存知ですか?そして大体のご希望はお聞きになられていますか?
※上の写真は、シャラ(ナツツバキ)です。
樹木を植えると言う事は、かなり覚悟の居る事なのです。樹種によっては手入れが不充分だと将来巨大に育ってしまいご本人宅やご近所が日陰になる事もあり得ますし(最近の庭木は剪定などで勢いを弱めているものも多い)、落ち葉や花の落ちた物や落ちた実などの始末が大変。病害虫が発生してもご近所に迷惑になり防除に薬剤散布すればご近所に余計ご迷惑がかかる・・・。
特に敷地が狭めな住宅街や・新興住宅地だと将来のご近所トラブルの素になる事も多く、特に一番気を付けないと成らないのは敷地内のライフラインの配管に関する問題で庭があっても迅速に掘る為には重機の使用が必要だったり、重機が入れず掘るのに時間がかかる為に大きく育つ木は植えられない場合もあります。(何か遭った時に木が植わっていると掘るのが大幅に遅れ命にかかわりかねない。北見市の都市ガス事故では冬の積雪と地中凍結も重なってガスが地中に逃げず家に入り、複数の死者が出ています)
大きい木だと雪囲い作業の手間が大変
北海道だと除雪の問題で冬は庭に雪を溜める家が多いので、半ば雪に埋まれば春に雪が溶ける時に雪の重みで何本も枝が折れてしまい樹形が崩れて不格好に成り修復不可能になる事も・・・。これ北海道では深刻なもので、積雪の少ない地域の我家でも毎春太い枝が何本も折れているのを発見し、樹齢の古い良い木が何本も台無しになってしまっています・・・。私は昔は札幌にも住んでいましたが、北海道でも大雪山より西方面はかなり積雪が多いので、大きい木だと雪囲い作業の手間は大変なものです・・・。
樹木は植えて数年後に不都合が出来てきても、植え替えたりが大変なので、いろんな可能性を考えそれがクリアできそうか考えてからの植樹になります・・・。自分で植える場合でさえこうですから、贈る側は贈った事が将来のご迷惑に成らない様にと、もっと気を使って贈る物を選ばねばなりません・・・。私なら植えたい木がある時はまだ若い小さめな木を買って何年か鉢で管理します。その間に自分の住む地域で無事に育つか確認、何処に植えると良いか充分考えてから植え付けられますし、もし無理なら管理できる欲しい方に譲ってしまいますが、記念樹の場合はその年に植えないと意味が無いか、意味が薄れてしまいますよね・・・。
知人の方が虫が苦手で手入れをマメに出来ないのであれば、手入れが苦痛に成る可能性が高いので記念樹を贈るのは、できればおよしになった方が良いです・・・。北海道なら最近は室内で育つ、有る程度大きな仕立ての観葉植物の鉢ものを贈る事が多いですよ。観葉植物なら一年中楽しめますし「日ごろの手入れさえ問題無ければ」虫も湧きにくいですし、植え替え以外それほど手間はかかりません。
※上の写真は、ライラックです。
北海道で記念樹の様な使い方の出来る木は、昔ならイチイ(オンコ)かライラックが手もかからず見栄えもしましたが(でも庭木であるなら必ず適切な剪定作業が必要)、最近好まれる木だと見栄え重視なので結構手間もかかるし病害虫の発生リスクも高いのです。
ハナミズキの取り寄せが多い
※上の写真は、ハナミズキです。
知り合いの花屋では、昔は植える人が居なかったハナミズキの取り寄せが多い(某歌手の歌から流行ってきたらしい)と言っていました。
我家ではハナカイドウやセイヨウバイカウツギがよく育ち、花も綺麗で開花時は余所の方から好評ですが、ハナカイドウはリンゴの木の仲間なので土地が合っていなければ病害虫が出ると思います。バイカウツギは春先に前年伸びた枝だけ半分に切る程度で手入れが楽です。
お知り合いに記念樹を贈って良いか確認済みなら、地元のお店や植木屋さんに聞いてみるのが一番です。そこでアドバイスを受けて納得すれば、そこから購入すれば良いですし、植えつけ作業も行ってくれますし。
もしまだお知り合いに確認していないなら敷地に木が植えられるか、植えるならどの場所か(土質や方角の確認)、除雪の際に雪を溜める場所では無いか、葉が綺麗なものが良いのか花が咲く物が良いのか聞いて、自分が植えたい木や植物が有るのかも必ず聞いてから(高い木でも低い木でも種類によっては別の印象の木が近くにあると異和感を感じてしまう。また植えたい植物にとって日陰を作り邪魔など)お店や植木屋さんに相談してみると良いですよ。
Re: おすすめの記念樹と贈る際の選び方 投稿者:みえ 投稿日:2014/04/25(Fri) 10:09
返答ありがとうございました。 知人もシャラが気に入っています。 札幌近郊です 我が家のお隣が 3年ほど前に記念樹にシャラの木を植えています。旭川ですが、今も元気に育っています。大きく伸びず三メートルぐらいでしょうか、、、
春先に白い花が咲き秋も紅葉が綺麗で知人も、その様を見ていて気に入ってます。植える場所は余裕ある恵まれた環境です。
購入は小さめなシャラを自分たちで植樹する予定です。
この場合のコツなどあれば教えてください、、、あくまでもシャラを前提ですが、、、、ハナツバキも気になりますが記念樹に向いていますか? ご返答宜しくお願いいたします。
Re^2: おすすめの記念樹と贈る際の選び方 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2014/04/26(Sat) 00:45
まず、シャラ(シャラノキ)とナツツバキは同じ物ですが、もしナツツバキを画像などで確認されているのなら、もしかするとみえさんがシャラと呼んでいる木は実は別の物ではありませんか?そこのところをご確認ください・・・。また、ヒメシャラと言う物もあるのでお隣に植えてあるのが実はそちらの種類と言うこともありませんか・・・。
※上の写真は、ヒメシャラです。
シャラは湿気のある土地を好み、日当たりはあまり好まないそうです。ヒメシャラだとそれほどでは無いそうですが・・・。
なので余裕ある恵まれた場所と言うのが、水はけがそこそこ良く日当たりの良い所を示すのであれば「シャラには、かなりの不適地」であると言えます。もし記念樹を植える場がそこしか無いのであればシャラは候補から外し、他の日当たりと水はけを好む樹種の物を選んで植えるのが良いです。記念木と言うのは人が居て快適と思う所に植えるのでしょうから、シャラは「性質から記念樹にはあまり向かない木」と言えるかもしれません。
インターネットで植えた人の経験談などいくつか読みましたが、「水を好む」「半日陰の方が育ちが良い」「根元に絶対西日の当たらない場所か、根元周囲に低木を植えて保護」という感じでした。水は相当好む様です。元々水辺の側の様な所を好むのではと感じます。
人の好みで選ぶのでは無く、場所の環境に合う物の中から選ぶ
木は生物ですから、人が植えたいと思って植えても環境が合わなければ移植しても間もなく枯れる事も多いです。
木の選定の一番最初に決めるのは「人の好みで選ぶのでは無く、場所の環境に合う物の中から選ぶ」です。この点は年々元気に育って行くことを望まれる記念樹なら、必ず守りたいところです。
また、小さめの木を植える事も北海道だと積雪の問題があり枝が折れやすいことから、樹木の雪囲いの知識があり、経験を積んでしっかり出来る方(業者に頼めれば良いですが、冬囲いする木が何本もあれば良いですが、その1本だけだと無理かも)が居ないとお勧めできません・・・。札幌や旭川の積雪だと私の住む道東と道北の境目辺りよりも量がかなり多いので(札幌在住時その積雪量に驚きました)、積もる雪だけでさえも小さめな木全体の何割かは必ず埋まります。
※上の写真は、チシマザクラです。
積雪のかなり少ないこちらでさえ今年の雪解けで、広い場所にポツンと植えていた1メートルほどのチシマザクラの若木の大切な枝(将来の大枝になるはずの部分)が雪解けで雪に引っ張られ幹の付け根から引きちぎられる形になり幹に大きく醜い傷跡が出来、枝ぶりが上部の方だけになって不格好な姿になってしまいました。もっと積雪の少なかった去年も折れてたまたまだと思っていましたが、これほど太い枝が折れるとは・・・。この桜は元々丈が伸びない小型種なので、できれば下の方からの枝が多い方が見栄えするのに・・・。今年の冬前は枝を保護する為に冬囲いしないと・・・。
札幌や旭川だと雪がもっと積もる分、もし小さめの木を植えれば木の枝ぶりによってはこちらの経験よりももっと上の枝や、最悪てっぺんの生長点が折れてしまえばかなり姿が悪くなります。記念樹としてずっと植えたままなので出来るだけ綺麗な姿で育って欲しい場合は最初から有る程度育って樹形が出来ている木の方が初期費用はかかるものの(木自体の費用と植樹を業者に頼む費用)、下の枝が積雪に埋もれないか、折れる心配のないほどの太さで枝折れの心配なく綺麗な樹形を保ったまま育って行ってくれるでしょう。
予算が許せば、有る程度育った物を業者に頼んで植えてもらう
雪がそれほど積もらない所なら、植える木の大きさにこれほど気を使う事も無く、自然下に植林目的で植樹する程度なら樹形がどうなろうと特に問題にはなりませんが、気持ちの込もった贈りもの、これからの楽しみにと贈られた物が、小さめな木を植えたが為に枝が折れ不格好に育ったり最悪途中で枯れたりすればどちらも本当に残念ですから(贈られた方が、その木に愛着を持った分気持ちの負担は何倍も大きいです・・・)、予算が許せば、有る程度育った物を業者に頼んで植えてもらうのが確実で移植後数年の心配は何もないです。
もしシャラは環境条件から候補から外れるなら、個人で選んで購入し植えるのよりも、地元の業者さんにどんな風な木が植えたいのかを伝えた上で、そこの場所に好みに合う木を選んで貰い、それに納得いけば、個人が買える物よりも状態の良い木を植えて貰え、移植後の注意点(樹種によって変わります)も適切に教えて貰えますよ。
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