洋らん(洋蘭)のカイガラムシ退治法|育て方 Q&A
育て方 Q&A
洋らんのカイガラムシ退治法 投稿者:ナミッキー 投稿日:2014/03/20(Thu) 12:56
カトレアやオンシジュームなどにカイガラムシがついて、困っています。5〜8月に、アクテリックとオルトランを、週末に交互に散布していますが、効果がありません。カイガラムシにはマシン油がよいとのことですが、高温期間は使えないとのことで、使っていません。どなたか、カイガラムシを退治するよい消毒薬や、消毒方法を教えてください。お願いいたします。
Re: 洋らんのカイガラムシ退治法 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2014/03/20(Thu) 17:17
もしお使いになっていなければニーム資材を使用してみてはいかがでしょうか。
ニームは薬剤では無く木のエキスを利用するのですが(外国だと農薬扱いになる様ですが、薬剤では無いので日本では資材扱い)
そのエキスの成分には、昆虫が摂取すると拒食状態になり死んでしまうという作用があります。蛹になるのが阻害されるという作用もあったと記憶しています。
つまり植物の汁を吸っている(葉や花弁を食べる虫も)害虫なら割に種類を選ばず成分が効きやすいと言う事です。昆虫以外の生物には特にこれといって害になる事はなく原産地では葉を民間療法で飲用するそうで何らかの効き目があるらしいです。(何に効くのか解らないので、木が日本で入手できても下手に飲用しない方が良いでしょうね・・・。)
野菜や草花などではすでに結構使われている資材ですが、使用例は少ないものの、エキスはランでも効果が出る様です。
ニーム資材には主に、ニームオイルと呼ばれるエキスが濃縮されている状態の物とニームケーキと呼ばれる、木を粉砕し加工したものから作られる粒状の固形物があります。
ニームケーキだと土に適量混ぜたり根元に敷いたりするだけでエキスがしみ出したのを根が吸収し、その成分が植物の細胞内に留まるので数カ月は手間も無く効果が持続するそうです。ただ、これがラン栽培の用土にも使用できるかどうかまでは調べても出てきませんでした。
ラン栽培で効果があったらしいのはニームオイルを適量の水で薄めて散布する方法で、全滅までに至ったかどうかの記述はありませんでしたが、虫が付いていた当初から比べるとかなり元気になったとの事。
私は別の植物での使用ですが、15年くらい前にニームオイルで(当時、外国の種苗会社の日本向け通販で購入)かなり良い結果を得ることが出来ました。ポテンティラ(キンバイの仲間)という宿根植物の大型な園芸品種の蕾にバラゾウムシの成虫が付いて、毎年蕾ができても未熟なうちに花首のところから吸汁されてすぐに枯れてしまうのが何年も続き、種子から育ててきて株自体は茂っているのに何年もの間一度も花が見られなかったのが、ニームオイルの薄めたのを蕾が見え始めてからは数日に一度の割合でたっぷり散布し、それを開花まで繰り返したところ蕾のほとんどが無事に膨らんでほとんどが開花し、大きく茂った8株に赤い小さな八重咲きの花が無数に咲き乱れ、その見事さには感動を覚えたほどです。
よくニームオイルの評判で「効かない」「効果があまり良くない」と書かれているのを見かけますが、どうも数回くらいで量もそれほど散布していないうちに止めてしまうからと感じます。手間はかかりますが根気よく定期的にたっぷり散布することで植物への浸みこみが良くなり効き目が持続するのだと思います。
私の場合はバラゾウムシの性質上蕾が出来て開花までの短期間だけの使用で屋外だったので、開花まで3〜4日に一度(雨で流されればすぐ散布)の頻度で散布していました。さすがにこれだけ使えばエキスは多く植物の内部に留まっていたらしく(土にも少しは浸みこんだと思います)その植物の植えてある周辺に多く居た「ジノミ(地方名でしょうか、ゴマ粒ほどでピンピン飛ぶ虫)」も、その株の近くではあまり見られなく感じました。
食べる植物への使用は私は解らなかったので使っていないですが農家向けの資材としてもニームケーキの大袋での販売があるので使用時期や使用量さえ守れば栽培初期などにも使えるのかと思います。
私の見つけたサイトでのラン栽培だと週に一度の頻度で使用していた様でどのくらいの期間使用かまでは読んでいませんが(「ニーム ラン栽培」の検索でヒットします)、屋外での栽培だともう少し短い日にちでの頻度(4〜5日に一度くらい?今居るのが退治出来てもカイガラムシの飛来時期になれば期間中は同じ頻度でしばらく散布)で試してみてもよいかもしれません。
ただ、ニームオイルで確実に効果を実感できそうな製品だとお値段が高めなのが多いと感じるのが玉にキズでして。(濃縮なので量は少ないのですが単価が・・・。)購入前にメーカー違いの製品いくつかの詳細を調べてみて良さそうなものを購入すると良いかと思います。
ちなみに鉢植えで売っている、ニームの木の苗や鉢植えではそばに置いても効き目がありませんのでご注意を。販売時に「虫除けに使える木」と謳っている事があるのですが、木が生きていてる状態のうちは効き目がありませんし、エキスが採れるほどの大きさに育てるのは日本では大変な様です・・・。
Re: 洋らんのカイガラムシ退治法 投稿者:群馬の山さん 投稿日:2014/03/20(Thu) 23:39
たくさん出て困るというのは付近に発生源があるのではないですか、庭木などに大量についている事があるのでこちらも退治しなければ洋ランの株のを駆除してもまた発生します。
マシン油は新芽には薬害が出易いので春先の新芽が出る前にかけるのがいいです。ただ鉢数が多ければ農薬を使わなければならないけれど10〜20鉢くらいまでなら綿棒やピンセットで株に傷を付けないように掻き落すのがいいでしょう
Re: 洋らんのカイガラムシ退治法 投稿者:ひろし@小南部 投稿日:2014/03/24(Mon) 08:49
少なくともアクテリックは殻を張る前の幼虫にはよく効くはずです。ただガス化する薬剤の性質上、できるだけ閉鎖環境で散布するほうがよいので、できれば数鉢ごとに大きなポリ袋に入れて散布して2時間ほど密閉しておくとよいでしょう。カトレヤはCAM型光合成をするので昼間は気孔を閉じていますから、殻をはった成虫を歯ブラシなどで掻き落とした後に日中に行えば薬害の心配も不要です。
オンシはCAM型かどうかわからないので密閉するとしても短時間にとどめておいたほうが良いと思いますが、、、
マシン油は油膜を作るので気孔を塞がないかどうか気になりますので低温期であっても使わないほうが良いのでは?
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