タンポポの除草法&利用方法|育て方 Q&A
育て方 Q&A
タンポポの除草方法&利用法 投稿者:パンダ 投稿日:2014/11/01(Sat) 20:34
庭にタンポポが沢山はえて、困っています。タンポポは根が深いので、抜いても根が残っていて、 また生えます。そして、種ができるので、他の場所にも沢山増えていき困ります。 除草する方法を教えて下さい。お願いします。
Re: タンポポの除草方法&利用法 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2014/11/02(Sun) 16:52
除草後に「食べる植物を植えない」のならグリホサート系除草剤を撒くのが簡単です。タンポポの様な手ごわい植物でも数回撒けばかなり減ります。その代り、同じ場所に枯らしたくない植物が生えていると使えません。
グリホサート系除草剤は葉に薬液が付くと成分が根へ移行し、2週間くらいで根っこごと枯らす作用があります。他の除草剤の様に主に地上部を枯らすものよりも効果が高いです。
数日雨の予報の無い時に決められた量を水に薄め生えている場所全体に撒いても、葉以外に残った成分はすぐに分解され残らず、目的の雑草が枯れた後は、植えたい植物をすぐに植えられるのも利点の一つです。
一応植物以外には害は無いと言われていますが、中には害のある成分が含まれているとの説もあるので、お使いになる前にインターネットで検索してみてヒットしたサイトなどお読みになり、それでも良い場合決められた使い方で決められた量を使用して下さい。なので念のため「食べる植物の植えられている所」「将来植えるかもしれない所」には使用しない方が良いと思います。
我が家は元農家で、家のそばに耕作放棄した小さな畑があります。前は春は一面にタンポポの黄色い花が咲くくらいびっしりと生えていましたが、毎年必ず一度は耕運機で耕すようになると他の植物は生えてもタンポポだけは生えなくなったので、深く根を千切られるのを繰り返され、他の植物が優勢になると生えにくくなってしまうのでしょうね。
こういう性質があるので、除草剤など使わずにゆっくりでも良いので確実に絶やしたい場合は地道に手堀するのが確実に有効な方法と思います。この方法だと場合によっては掘る手間も根も無駄にならず有効利用ができます。
私はハーブコーヒーというのが好きで、わざわざ買って飲むくらいです。これはタンポポやチコリと言う同じ科の根から作られます。前はよく薬剤など使われていない場所から晩秋や早春にタンポポの根を掘ってきて自分で作ったものですが、やはり同じ場所で収穫を繰り返すとほとんど生えなくなってしまうことも多かったです。
もし興味があれば、掘ってハーブコーヒーなどに加工してみてはいかがでしょうか。鉛筆より太い物を掘ったらすぐにタワシなどで綺麗に洗い、コロコロした太めの輪切りにして陰干しし、フライパンの弱火で茶色くなるまで煎ってから密閉容器で保存しておき、飲むときに必要な量をコーヒーミルで砕いてお湯で抽出します。
セイヨウタンポポが元々日本に入ってきたのは西洋野菜としてですし、イタリアや中国など国によっては栽培してまで食べる「野菜」です。外国では昔から一般家庭で体調管理に使われてきた身近なメディカルハーブ(民間療法の薬草)でもあります。実は栄養的にもなかなか優れたものなんですよ。そのまま食べると苦いですが、軟白栽培や加工をすればクセも抑えられます。
そのままの味が苦手なら牛乳とハチミツを混ぜるとコーヒー牛乳に良く似た味になり飲みやすいですよ。
おそらくグリホサート系除草剤を数年間使えば絶えてくれると思いますが、庭の土に何も生えさせていなければいずれは他の植物が蔓延ってくることも多いです。土の中に大量に含まれる雑草の休眠種子は何十年と眠っていて、自分の好む環境になれば一斉に生えてきますから・・・。
土を固めてしまって何も植えられない様にするなら砂利を厚めに敷いたり、「雑草の生えない土」と言う、土状の資材で庭に敷き詰めてから水を撒くとコンクリートの様に固まってしまう資材(でも水はけは問題ありません)を使用するのが面倒がないです。将来簡単に元に戻したいなら雑草抑制シートというのを敷いてから砂や小砂利を敷くところもあります。
何か植物を植えて雑草の防止をするなら「グラウンドカバー植物」と呼ばれる植物をお住まいの地域の気候やお庭の土環境や日当たりなど考慮して選び植えておくと良いです。
私の場合は、乾燥しやすい土地なら這い性のタイムを、普通な場所ではヘビイチゴやニオイスミレを使ってきましたが、定着するまでの2〜3年は雑草を抜いてあげる手間はあるものの、かなり増えてくればほとんど雑草が生えなくなりました。
おまけにタイムやニオイスミレは葉や花に香りがあるし、我が家のヘビイチゴは斑入り品種で晩秋は紅葉するなど時期的に他の利点もあるのが良いものです。
グラウンドカバーを選ぶ場合は、草丈の低い物、アレロパシー作用のあるもの、増えても適宜抜けば蔓延らない(あまりに勢いの強すぎる物は選ばない。我が家ではミントとグレコマで失敗)、地上部が抜けやすい物を選ぶのがコツですね。
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