コナラの植え替えについて｜育て方 Ｑ＆Ａ

育て方 Q&A

この度コナラの稚樹(20cm程度)を使って大学の実験を行いたいと考えております。コナラは根を一度洗い、バーミキュライトに植え替え液肥で育てようかと考えております。

実は6月上旬に森から採ってきた稚樹を上記のような手順を踏んで育てた結果、全てうまく成長したのですが、9月上旬に森から採ってきた稚樹はほとんどが枯れてしまいました。　適応力は成長とともに低下してしまうのでしょうか。

またこのように植え替えて育てる場合何か工夫する点やコツなどがありましたら教えていただきたいです。

無知で申し訳ありませんが何かありましたらよろしくお願い致します。

ご自身の所有する森からの採取か、あるいは土地の持ち主の許可を得ての採取という前提で書かせていただきます。

ご存じとは思いますが、落葉樹は落葉期に植え替えするのが基本です。実生間もない苗の場合は細根もあまり張っていないので、季節外れでも成功したのでしょう。 9月上旬では根が張っているので移植の際に傷みやすくなり、移植は難しくなるでしょう。 また地域によっては気温も高く、これも失敗の原因となります。

基本通り、落葉期（落葉後の晩秋か、葉を展開する前の早春が無難）に移植すれば失敗の可能性を減らすことができるでしょう。どうしても葉のある時期に移植する必要があるなら、葉を取り去ってしまえば、成功する可能性もあるでしょう。

解説