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秋ジャガイモは、食べられそうなじゃがいもが土中にある?|育て方 Q&A


ジャガイモ

育て方 Q&A


秋じゃがは、食べられそうなじゃがいもが土中にある? 投稿者:花と木 投稿日:2015/01/08(Thu) 04:23

おはようございます。昨年の春じゃがの堀残しがあったのか、昨秋にじゃがいもの茎葉が3カ所ほど育ってました。 当然冬の霜にて茎葉は溶けてダメになったのですが、掘ってみるとイモが大きくなっているものでしょうか?

その付近に現在はイチゴがところ狭しと植えてある場所で、食べられそうなサイズのじゃがいもが土中にあるのか掘り返してみるべきか悩み中です。
じゃがいもの茎葉は春じゃがの時の成長とは異なりひょろっとしていて45cm程度の丈でした。 堀残しイモは極小サイズだった可能性も高いです。



Re: 秋じゃがは、食べられそうなじゃがいもが土中にある? 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2015/01/08(Thu) 18:11

掘り残されてしまい次の生育シーズンを迎えたジャガイモを北海道の農家は「野良イモ」と呼びます(広大な畑では連作せず次は別の作物を植えるのでイモが生えてこられると始末が面倒なので野良なのだそうです)。おそらく似たような状況になられたのでしょうね。お住まいの地域はどのあたりでしょうか?ほとんど冬に積雪の無い所でしょうか?

積雪が少なく土の中まで冷え込むところの場合は、地域によっては残したイモは冬を越せず「しばれ枯れ」(後に腐り土に吸収され消える)していることもしょっちゅうあります。なので、お住まいの地域がはっきりしない事には現時点で地中のイモが生きているかすらもわかりません。

また、お住まいの地域の農家が何月に種芋を植え付けるのか、又は当たり前に春植え秋収穫の栽培を行っているか否かでもイモの生育の度合いが違います。北海道の様な梅雨が無く夏場も酷くは暑くならない様な土地なら春植えで順調に育つイモも、地域によっては梅雨時の土の加湿で病気が出たり夏の過酷な暑さで、春植えと同じような育ちをしてしまえば育ちが悪くなったりもあります。現時点でお住まいの地域が解らない以上は、野良イモを種イモとして育ったイモが「熟している」(収穫適期)か、どのくらいの大きさかは予想が出来ません。

それと、野良イモでもその土地に充分地力があり肥料も入っているなら気候的に問題ないと採れるイモがまあまあの大きさに育つ事もあります。ピンポン玉くらいでも充分種イモとして使える事もありますから。

それより小さめなら、ちゃんと熟していれば肉じゃがなどに皮を剥かすにまるまんま使えるような「どうにか食べられそうな小芋」が一株につき3〜4個くらい採れる場合もあります。

ジャガイモ

ジャガイモ農家が収穫時に選別して出荷したそのサイズの物が、皮が手で擦る程度で容易に剥けて料理が出来た時に煮崩れず見た目がとても良いので「肉じゃが用新小芋」として売られている事もあるんですよ。前に私も高級住宅街に昔からあるらしい店で見かけ、伯父がポテトチップス会社の専属ジャガイモ農家で収穫時期はアルバイトに行っていたので「こんな屑イモ売ってどうするんだろう?」と疑問に思っていたのですが、最近テレビの料理番組で「専用に売られている」と言っていて、ようやく合点がいきました。

ただ、極小サイズと言うのが3センチ以下くらいだと食べ方も限られ数も少ないでしょうから収穫してみてもあまり意味は無いかも・・・。たった数個でも熟していれば試しに素揚げして食べる人もいる事にはいます。以前私が「とりぱん」というエッセイ漫画で読んだケースでは、春頃に剥いたジャガイモの皮を土の養分になるからと畑に漉き込んでおいたところ一斉に芽が出てきて、秋に一株から極小が数個づつ採れたというのがありましたが、その人は岩手にお住まいでバードテーブルを置き沢山の野鳥を呼び寄せているので(野鳥の餌用に買うパンが題名に。私も経験しましたが野鳥のフンは良質の肥料になるのです)たまたま生育条件が良かったのではと感じます・・・。

イチゴも数年に一度くらいの植え替えは必要ですから別の場所に植える予定があれば試しに掘ってみても良いでしょうが、イチゴを植え付けてまだそんなに経っていないなら今時期は移植によるダメージもあるので(その後の生育が悪くなる)、生き残っているかどうかも解らないイモの為に今時期イチゴのある場所を掘るのはイチゴがかわいそうに思います。もし可能なら春まで残してみて様子を見てみてはいかがでしょうか・・・。

その野良イモから出来て地中に残っているかもしれないイモが今も無事に生き残っているなら、そのうちまた芽が出てくるでしょう。地中で枯れて生き残っていなければ何時まで待っても出てきません。

出てこなければ、お住まいの土地では野良イモが冬まで地中にあっても生き残っていけないと言う事です。もし、また芽が出てきたなら、それを少し手をかけて育てて、収穫時期を待って掘ってみてはいかがでしょうか。

病気にかかって生育が遅れたり、採るのが早すぎた未熟なイモはガスガスした固い食感で全然美味しくなく、正直食べない方が良いです。ジャガイモは本来毒のある植物で、イモは熟すことで完全に毒が抜けるので未熟だと中毒まで行かなくてもおなかを壊すこともあります。お住まいの地域で収穫時期以外での掘り取りをしても(茎葉が寒さで溶けたのなら熟していないと思います。食べられる時期の茎葉は水分が少なく溶けずに乾燥枯れをしますから)

もし小芋があっても、食べるほどの価値がないおそれがあります。そうするとイチゴの株の堀り損・・・。それなら今掘って見ずにイチゴも移植できる時期を迎えるイモから発芽直前のでんぷん質が糖分に変わっている時期になってからあるかどうか掘ってみるか(芽を出す準備で糖度が結構上がっています。もし少し芽が出ていても完全にとれば食べられます)、芽が出たら育ててみて通常の収穫時期まで待って茎が枯れてから掘った方が、イモは小さいながらも熟した状態でまあまあ食べられるかと思いますよ。



Re^2: 秋じゃがは、食べられそうなじゃがいもが土中にある? 投稿者:花と木 投稿日:2015/01/09(Fri) 12:50

ばんざいうさぎさま、こんにちは♪
アドバイスの通り、春まで様子をみてみたいと思います。生き残っていれば、また芽がでてくるとすれば楽しみです。尚、こちらは岡山県です。また、いろいろ相談に乗って下さいね。ありがとうございました。


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