観葉植物 育て方 Q&A

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小菊づくりと育て方|育て方 Q&A


育て方 Q&A


小菊づくり 投稿者:小菊 投稿日:2014/12/02(Tue) 11:53

小菊に冬芽がでてきました。ネットで検索すると、菊は春に伸びた芽を、挿し芽をして育てると良い花が咲くとあります。 たしかにそのまま育てるとどうしても下葉が枯れあがって、見苦しくなりますね。(土の中の菌の関係?らしいのですが・・)

株分けして別の土に植え替えるだけでも良い花が咲くと教えられたのですが、「菊農家」は同じ場所で毎年立派に栽培しておられますので、どうしてかしらと疑問を持ちました。 たぶん、土の消毒をすればよいのではないかと思うのですが、土の消毒剤にはどういうものがあるのでしょうか?
同じ場所で良い花を咲かせられる秘訣がありましたらご教授ください。


Re: 小菊づくり 投稿者:群馬の山さん 投稿日:2014/12/03(Wed) 19:09

まず下葉が枯れ上がるのは土の中の菌より葉が古くなるためと雨水の跳ね返りで胞子が飛ばされたり、胞子が空中を浮遊して伝染する黒星病などの病気のためです。それなので葉を枯らさないためにはできるだけ遅く茎を伸ばし始め、ビニールハウスなどの中で作り、地面にはポリマルチをしてさらに病気の予防に農薬散布をしています。

それからいまの冬芽を春になってそのまま伸ばして作ると草丈が伸び過ぎるのと柳芽(やなぎめ)という奇形の花芽が出てしまうので切り時期から逆算して挿し芽の時期を決めて育てているのです。菊農家も春早く切るのは冬芽をそのまま伸ばして花を咲かせます。

また菊農家は作付前に土壌消毒を行いますがこれは根を腐らせる病気の予防のためで、この病気が出ても樹勢がなくなるので下葉が枯れてしまう事もありますがこの場合は畑の一部分が島状に枯れ、やがて先まで枯れてしまいます。

そこで小菊の作り方ですが挿し芽をして雨に当てずに作れば同じ畑で作っても下葉はほとんど枯れないと思います。



Re^2: 小菊づくり 投稿者:小菊 投稿日:2014/12/03(Wed) 21:24

とても参考になりました。ありがとうございます。 雨による土の跳ね返りで胞子が飛ぶなど予想もしていませんでしたし、柳芽などという奇形の芽がでるのも初耳でした。 切る時期から逆算して挿し芽をするというのは、だいたい3ヶ月と考えればよいのでしょうか?

雨にあてないというのはちょっと難題ですが、土はね防止のマルチングはすぐにでも実行できますので、それだけでもやってみます。病気が出ないための土壌消毒とは、パラパラ撒くタイプの薬剤でしょうか?漉き込むのでしょうか?お時間のある時にでも、またご教授のほどお願いいたします。

Re^3: 小菊づくり 投稿者:群馬の山さん 投稿日:2014/12/03(Wed) 23:12

> 切る時期から逆算して挿し芽をするというのは、だいたい3ヶ月と考えればよいのでしょうか?

これは茎の長さをどのくらいにするかと品種によっても違ってきます、切花の品種は栽培試験をして栽培指針ができているのでそれに従ってやる訳です。

> 病気が出ないための土壌消毒とは、パラパラ撒くタイプの薬剤でしょうか?漉き込むのでしょうか?

ドロクロール、D−Dなどのガス燻蒸剤で、注入後マルチをかけて密閉しますがこれらは催涙弾の原料でもあり、空気中に拡散して環境汚染を起こすので問題になっています。蒸気ボイラーで土中に蒸気を送って殺菌したり真夏にビニールハウスの中にマルチをして60度以上にして殺菌する方法なども行っている所もあります。


Re^4: 小菊づくり 投稿者:小菊 投稿日:2014/12/04(Thu) 09:43

早速に詳しいご説明をありがとうございます。菊は、一年中花屋さんの店先を飾ってくれていますので、菊農家さんはどういう風に栽培しておられるのかと不思議に思っておりました。

やはり、菊農家さんの相当のご努力があってこそのことなのですね。自分で栽培した菊と、購入した菊とは花持ちが全然違います。殺菌した土で健康に育つとそういうところが違うのかもしれませんね。

前に熱湯消毒という情報も得たことがあるのですが、実行不可能な場所で栽培しているもので何か薬剤での消毒が可能なら・・と質問させていただきました。

素人では、黒マルチをして土はねを防ぎ、夏の地温の上昇で消毒まがいをするくらいしかできませんが、まずはそれから実行して良い花を咲かせたいと思います。

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