アンスリウム｜育て方 Ｑ＆Ａ

アンスリウムの植え替え用の土について

育て方 Q&A

はじめまして。 アンスリウム植え替える際の土に関して色々調べておりましたら、ここへたどり着きました。園芸初心者の為、ご存知でしたらご教授頂ければと思います。

私はアンスリウムを三年半ほど前から購入し、（お恥ずかしながら今まであまり構ってはいなかったので）今回植え替えようと思い、その為の土を探しております。ネットや本を見たのですが、配合等はよくわかりません（サイトによって使用する土の種類もバラバラで…）ので配合済みの土を検討しております。 ですがそれもアンスリウム専用がよいとか、観葉植物用でよいなどと話がマチマチでつまりはどれを使えばいいのか調べるほど分からなくなってしまいました。

長くなりましたが 配合済の場合は専用と観葉植物用どちらがいいのか、また観葉植物用を買うのであれば成分表示や土の粒の大きさなど気をつけてみる点はあるのか、この二点をお教え頂ければと思います。よろしくお願い致します。

アンスリウムは着生植物なので、一般的にはミズゴケ、ピートモス、洋ラン植え込み用のバーク、ヤシ殻培養土などを用います。それぞれの用土には特徴があって、水やり加減が少し難しいものもあるかもしれません。

下記アドレスにあるような、「鹿沼土／粒状のパーライト／ピートモスの等量混合土」もいいでしょう。弱酸性を好むので、ピートモスは未調整の強い酸性のものではなく、酸度調整済みものがいいでしょう。http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-117/target_tab-2

ほかにも崩れにくい硬質赤玉土の単用なら、おそらく元気に育つと思います。一般的な観葉植物の土でも栽培できないことはないと思いますが、着生植物ではなく地生植物用に配合されているのでお勧めはしません。

もちろん「アンスリウム用の土」など配合済みのものが入手できるなら、それを用いるのがいちばん簡単です。単なる粗い（酸度調整済みの？）ピートモスのようですが。

できれば今まで植えられていたのと似た用土がいいですね。おそらく、ピートモス主体の用土が用いられていたのではないかと推測します。

ふら様
ご返答ありがとうございます。お答え頂いた内容を元に探してみたいと思います。 今までに近い用土がいいとのことですが、今アンスリウムが植わっている土は普通の園芸用の土に見えます。 例えばですが、園芸用（野菜も花もいけますよ、というような）の土に酸度調節済のピートモスを混ぜて使う、といった方法もありなのでしょうか？

アンスリウム（オオベニウチワなど）は着生植物といって、ほかの樹木の幹などの上で生育しています。このような場所は腐葉土などが少なく、乾きやすい環境です。 このような植物には「花と野菜の土」のような地面に生える植物向きの用土は不向きと考えられます。 栽培不可能とは言いませんが、教科書的には「お勧めはしません」ということになります。 理想的な用土についてのご質問だと判断したので、その配合例を書かせていただきました。

ただしアンスリウム属の中には地面に生える地生種もありますし、着生種と地生種の交配種などもあるでしょう。しかし前述の用土を用いれば、いずれであってもだいたいうまく栽培できると思います。

> 今アンスリウムが植わっている土は普通の園芸用の土に見えます。

「普通の園芸用の土」というのは、バーク堆肥や腐葉土などが配合されていることが多いと思います。現在の用土には、本当にバーク堆肥や腐葉土が使用されているでしょうか。 着生種のアンスリウムには、これらの使用を避けた方が無難だと私は思います。そこで代わりに酸度調整したピートモスを配合するわけです。 「普通の園芸の土」も、商品によっては堆肥や腐葉土の代わりにピートモスが配合されているものもあると思います。 それなら使用可能かもしれません。 ただし、乾燥に弱い草花向きに、一般に保水性が高く作られているものが多いので、これは避けた方が無難です。 また草花や野菜向きの元肥が入っているものも避けた方がいいでしょう。

つまりバーク堆肥や腐葉土不使用、排水性が高い、元肥なし、弱酸性という条件を満たせば、どんな用土でも使用可能でしょう。

植え替え後のアンスリウムの葉や花について

5〜6年程アンスリウムを育てていますが、中央の幹（根の出る部分）ばかり伸びてしまい、葉がだらしなく横に広がってしまいます。
花もあまり咲きませんし、葉もよじれたようになります。
何度か植え替えもしましたが、一向に改善されません。
どうすればよいのでしょうか？

アンスリウムの花が咲かない原因として、光線不足の場合、ほとんど室内で花を咲かせません。
レースのカーテン越しくらいの明るい場所に置いてあげ、光線を良く当ててあげるようにします。日陰においていたりしますと、葉が横に広がりやすくなってしまいます。
この時期、2週間に1回位、液体肥料を1000倍程度に薄めたものを水のかわりにあげてあげると良いですよ。
是非、花を咲かせてくださいね。応援しております。

解説