いつも質問させていただいて、大変お世話になっております。
今度は、ミニシクラメンの実生栽培について教えて下さい。
自分で採取した種をバーミキュライトに蒔いて、
1枚ずつ葉が出たところまでは良かったのですが、
もう何ヶ月にもなるのに、いっこうに葉が展開しません。
霧吹きで定期的に水を与えていますが、中には枯れるものも出てきて
このままでいいのか不安になってきました。
このままでまだしばらく待つべきなのでしょうか?
それとも、少し早い気がしますが、定植すべきでしょうか?
せっかく芽が出たので、何とか育って欲しいのですが…
どなたか教えて下さい。どうぞ宜しくお願い致します。m(__)m
原種に近いミニ品種はとにかくお日様好きで、発芽以降は徐々に直射光
に慣らしていかないとちっとも成長しません。また、シクラメンのご多
分に漏れず、病気に極めて弱いのでまだ小さいうちに定植すると、梅雨
期に病原菌の餌食になるおそれが高くなります。小さなポリポットにシ
クラメン用の土を滅菌(厚手のビニール袋に入れて1〜2分加熱)して
詰め、そこに植え替えて本葉が数枚になるまではそこで成長させます。
おそらく小さな球根がもうできているでしょうから、それは土に埋めず
地表に出るようにします。春から梅雨前まではしっかり日に当てます。
梅雨時期は雨に当てないようにして乾かし気味に管理し、病害を発生さ
せないように細心の注意を払います。高温多湿の日本の夏はシクラメン
にとってもっとも苦手な季節です。半日陰の風通しの良い場所に置いて
極力涼しく過ごさせます。球根がある程度太っている場合は、水を切っ
て休眠させてしまうのも手ですが、当年生の小苗では難しいかもしれま
せん。
# 夏を越せるかどうかが山。
夜温が下がってくればまた充分に日に当てて、球を太らせます。ここで
葉の量に応じて鉢を大きくして植え替えするか、充分な大きさであれば
定植しますが、1年でそこまでもっていけるかどうかは難しいところ。
花芽は球が大きくなれば自然に上がってきます。