ベンジャミンが、半年ほど前から、葉に透明な粘質液が付き、
緑葉のまま落ちるようになりました。
枝元も細く、カラカラと痩せてきたように思います。
少し前まで剪定すると、白い樹液が出てきましたが今は出ません。ブラインド越しに日の陽たる風通しのよい場所に置き15年、
濃い葉をつけ、1m50cmまで成長しました。
原因はやはり害虫でしょうか。
対処方法も含め、お教えいただきたいと思います。
よろしくお願い致します。
害虫(たぶんカイガラムシでしょう)も気になるのですが、15年の間
植え替えはどの程度されていましたか? 至近に植え替えされたのは
いつでしょうか? 長期間植えっぱなしのものは根詰まりで徐々に
弱ってきますが……。
>みぞぐち様
早々に、ありがとうございました。
誠にお恥ずかしながら、植え替えをしておりません。
観葉植物用の肥料や栄養剤を与えるばかりで・・・。
今、この時期に植え替えをしても大丈夫でしょうか。
何か対処方法がありましたら、是非アドバイスをお願い
いたします。
栞さん:
> 誠にお恥ずかしながら、植え替えをしておりません。
やっぱり。(^^;;
よく15年耐えてきたなー、と感心します。もともとの株の状態が
とても良かったのでしょう。
植え替えですが、低温期は適さないので、植え替え後保温(20℃くら
いは欲しいところ)できればすぐに、保温が難しければ翌春に行い
ましょう。すぐにできない場合は、カイガラムシの退治を先に行って
おいてください。枝や葉の裏にかさぶたのようなものが貼り付いて
いるはずですから、それを擦り落とすか、セロテープの粘着面など
で剥ぎ落としましょう。弱っている状態で殺虫剤を使うことには
リスクもあるので、もし根本的な防除を行うとしたら植え替え後で
すね。
まず植え替えの前に枯れ枝や込み合った細い枝を切り捨ててすっきり
させましょう。植え替えは株を鉢から抜き、根鉢(鉢の形に根の
張った部分)を半分ほど崩して古い土と傷んだ根を落としてください。
鉢は現在お使いのもので結構ですので、それに新しい土(観葉植物
用の配合土など)を用いて植え付けます。植え付けが終わったら、
底から水が出るまでたっぷり潅水し、底から出た水は溜めずに捨て
ます。次に水を与えるまでの間隔はきちんと空け、土が過湿にならな
いように気をつけて下さい。植え替え後は直射日光の当たらない
明るい場所で管理し、新芽が動き出したら徐々に陽射しに慣らして
極力日照を確保しましょう。その時点でまだカイガラムシが残って
いるようなら、ベストガードやオルトランなどの土に撒くタイプの
殺虫剤を散布して様子を見ます。
肥料や栄養剤の類は植え替え後成長が旺盛になるまでは不要です。
今すぐの植え替えの場合でも、来年の初夏くらいまでは不要でしょう。
みぞぐち様
ご親切、ご丁寧に教えていただき、ありがとうございました。
もっとベンジャミンに手をかけてあげなくては・・・
と、痛感しています。
みぞぐち様のアドバイスに従って、愛情をもって育てていこうと
思います。
ありがとうございました。
栞より