カミキリムシの幼虫が薔薇の木の根本から入り込み、木を蝕んでしまいます。すでに、2本の薔薇がやられ、半分枯れかけています。
本を読むと、木のくずが根本にあり、小さな穴が開いているので、その穴に殺虫剤を注入するのが退治する方法らしいのですが。
小さな穴に殺虫剤が入らない。
木屑があり、そもそも穴が良く分からぬ。
だれか、良い方法を教えてください。
20年以上経った紅葉もそれで枯れてしまいました。
木屑のあるあたりから、丹念に幹を触ってみてください。
なんとなく、フカフカしている筋がありませんか?
その筋の、一番端に、幼虫がいます。
そこに、針のようなものを挿すと、幼虫を始末できることがあります。
ただ、チュウレンジハバチの幼虫のように、産卵後が縦に割れるのに対して、
カミキリムシの幼虫って、植物の維束管を横に切ってしまうので、被害に遭った植物のダメージは大きくて、結局元気にならなかった、という方は多いです。
木屑が落ちている少し上の部分を見て下さい。虫眼鏡があると見つけ
やすいです。必ず小さな穴が開いているはずです。
穴は小さいので、薬剤を注入するのは困難と言う事ですが、文具店など
に行ったら昆虫標本セットが売られているはずです。この中に注射器が
入っているので、これを使われたらどうでしょうか。
その他には、プラモデル屋に行けば接着剤を注入出来る道具があります
ので、これでも代用は出来るはずです。
薬剤を注入したら、薬剤が気化しないように粘土などで蓋をします。
バラは作ったことがありませんので,カンキツの場合の駆除方法を書き込みます。
産卵後孵化前,あるいは孵化直後であれば,卵や幼虫ごと皮の上からドライバーなどで押しつぶします。
表皮下を食いまわっている時期で在れば,よししさんがお書きのように,虫糞や柔らかい部分を探り,ドライバーやナイフで皮を剥がしながら虫を探して殺します。
虫齢がすすみ,幹に食い込んでしまった場合は,被害部分の皮を除いて,幹への貫入孔を確認し,細いステンレス線で穴の曲がりを探りながら刺殺します。針金の先端を小さく曲げておくと穴に沿って入りやすく,虫を引き出すことが出来ます。
針金が虫に届かない場合は,カンキツの場合ですと「園芸用キンチョール」を注入します。これは細いノズル付きです。
メルさんの場合は,穴が解っていればその部分を少しずつ広げながら,まず虫を捜してみることが必要です。
皮を剥がしたなら,接ぎろうなどの保護剤を塗布しておくと,乾燥による樹勢低下を防ぎ,傷のゆ合が早くなります。
蛇足ですが,樹幹注入や塗布が使用方法として明記されていない限り,注入や濃い農薬を塗りつけることは,農薬取締法に触れる可能性があります。また,その方法を人に教えることも同様ですので,お気をつけ下さい。
私が知る範囲の果樹用農薬では,注入が許されているのは前述のスプレーだけです。ただ,この薬がバラに登録があるかどうか,メーカーのHPに記載がありませんし,手元にもないので今は解りません。必要なら調べます。
> 蛇足ですが,樹幹注入や塗布が使用方法として明記されていない限り,注入や濃い農薬を塗りつけることは,農薬取締法に触れる可能性があります。また,その方法を人に教えることも同様ですので,お気をつけ下さい。
そうなんですね。私もついこの間まで薬剤の注入について解答して
いたのですが、この間ひょんなことからこの事実を知りました。
カミキリムシなど木に穴を開けて食害するものについては薬剤で
なくとも、日常にあるものでもできますよ。
古い園芸書にはひまし油で、などと書かれていました。
家にはひまし油がなかったので、自転車のチェーンに差す
オイルをいれたり、サラダ油で対応したことがあります。
オイルであれば幼虫の体表に絡んで窒息するようです。
木酢液、酢や飲み残しのコーヒーでもいい、と聞いたことはある
のですが試したことはありません。タフなものや量が十分でない
場合は生き残りそうな感じもしてしまいますが・・。
死骸を確認しないので、効果がすぐにはわかりづらいのですが、作業
前に木屑をふき取り、その後しばらく新たな木屑が出てこなければ成
功ですね。
針金でぐさっとやるのが、即座に実感できていいな、と思ったりも
しますが。
ただし、前述の書き込みにもあるとおり、残念ながらカミキリに
根元をやられると回復しないことが多いですね。
バラで、接木したところより上の部分の被害なら、下から新たな芽が
でてくることも期待できますけど、接ぎ台がやられてはおしまい
です。