庭に3メートルぐらいの紅葉の木があるのですが、毎年多すぎるくらいに葉が茂り見事な紅葉だったのに今年の春は新しい葉が出ず、丸坊主になってしまいました。ふと見ると木の皮が盛り上がり始め、亀裂が入り、木の皮が割れてはがれ始めました。はがれた間に黒い細かいものがついていました。どんどん皮がはがれていって困っています。ガーデニングのお店で聞いてみたのですが、見ていないので分からないと言われてしまいました。何とか助けたいのですが、今からでも助けられるでしょうか?主人は葉が出ないしもう死んでいるんじゃないかと言うのですが・・・
多分枯れてしまっているとおもいます。
死んでしまったために樹皮がはがれ、死んだ組織に
カビあるいはその仲間の菌糸が繁殖しているのでは
ないかと・・・。
枯れてしまう原因はいろいろです。病気、生理障害、
害虫、手入れの失敗などなど・・・。
文面だけでは特定できません(実物をみても分からない
こともあります)。
昨年の話ですが、根元付近に木屑のようなものが出ていた時期
はありませんでしたか?。カミキリ虫の類の幼虫が寄生すると
木の中で幹を食い荒らし、それが原因で枯れることがあります
が・・。
葉が出ない時期が長ければ長いほど枯れていると思います。
根が生きていれば、根元から芽を伸ばしているかもしれま
せんが、春から葉がでないのであれば枯れて、腐っていって
いる途中でしょう。
幹の下のところに穴がありました。多分虫だろうと思います。木屑があったようにおもいます。虫だとしたら、今の段階で何かできることはありますか?それとももう打つ手は無いのでしょうか?
やはりそうでしたか。
残念ですが、もみじはすでに昨年葉を落としたあたりで死んでいます。
打つ手はありません。虫もとうに成虫になって飛び去っています。
枝先ならその枝が枯れるくらいですが、幹の根元をやられて全体が
枯れこんでいます。
もみじは株元からも芽を吹きやすいですが、もう春から芽が出てい
ないとすれば、根も死んで、木全体が枯れてしまっています。
倒れたり、腐ってきたりするので、早めに切り倒した方がいいでしょう。
いくら待っても枯れ木に芽は吹きません。昨年被害にあって、木が生
きていれば、春には芽を吹くはずです。
これからは今後新しい木を植えられたときの話です。
なかなか予防するのは難しいのですが、全部の木がやられるわけでは
ありません。葉や樹皮、ひこばえなどで隠れたところに卵を産むので
幹もとをある程度すっきりさせるとともに、普段からよく状態を観察
することです。
ちょっと調子が悪くなったり、木屑が見つかったら即座に対応すれば
助かる場合もあります(木屑が大量に見られたときには既に出遅れの
場合がおおいですけど)。
針金を差し込んで刺殺したり、スポイトでひまし油などを注ぎ込んだ
りすることで、薬剤に頼らずとも退治はできます。
他の木も注意して見てください。
また、カミキリムシの成虫を見かけたら捕殺しておきましょう。
今の時期はもう見られませんが。
結構背の高いしっかりした木だったので非常に残念です。誰に相談して良いのか分からなかったので対処が遅れてしまいました。然しこれで原因がわかって気が済みました。又今後の対策も分かり気をつけるようにします。有難うございました。