もうきっと遅いんだと思うんですが、室内に入れるときには枝を
剪定した方が良いとのことで・・・。
どのように行ったらいいのでしょうか?
しかし、我が家のハイビスカスはまだ1年目で、高さも30cm弱しかありません。
寒くなり、葉もおちて、枝からちょろっと緑の葉が出てきているのですがどうしたらよいのでしょうか?
花も小さなつぼみがいくつか出てきているのです。
来年もきれいな花を見たいので、どなたか教えてください。
ハイビスカスは、大きな花が咲くタイプでしょうか?。
それともやや小さめの、昔からあるような花が咲くタイプで
しょうか?。
寒さで葉が落ちている、ということは関東(東京)より寒い地域
ですね。
基本的には室内での越冬となります。取り込むときに剪定するのは、
大きくなりすぎたものは枝を切って室内に取り込む、ということが
あるのと、ハイビスカスは新しい茎を伸ばして花をつけますので、
切り戻して、新しい勢いのよい枝を出させる、という意味がありま
す(深く切り戻すと勢いのある枝が出やすいです)。
通常は秋になり朝晩涼しくなると開花のペースが落ちてきます。
冬に一般家庭の室内で越冬させる場合は、気温が下がり(特に
朝方の最低気温)生育も鈍ってきます。なので、いっそのこと、
少し残っている蕾はあきらめて、10月半ばくらいに(東京を基準
にしています)は枝を切り詰め、冬越しに備えます。
気温が下がるととたんに伸びが悪くなるので、その頃が目安ですし、
鉢植えでは、秋には根もかなり張っていますし、気温が下がり生育
が鈍った状態で開花を続けるより、剪定して休ませる方が来年の生
育・開花が良くなるからです。
大きく育てたい場合は細い枝を払う程度で切り詰めなくともかまいま
せん。
また北海道の住宅のように24時間温度が保たれているような場合は
日当たりを確保すれば冬も開花させることができます。この場合は鉢増しをしたほうがよいでしょう。剪定はしてもしなくともかまいま
せん。好みの大きさで管理してください。
普通種であれば全体の3分の1位まで切り詰めてかまいません。
ハワイアン系の大きな花が咲くタイプのものは、普通種より低温、そ
のほかの刺激にやや弱く、深く切り詰めると翌年の生育が遅くなる傾
向があります。枯れたりはしませんが、伸びすぎた枝だけを軽めに
剪定するなどしたほうがよいようです。
なお、市販されているものはほとんど、矮化剤(枝の伸びを抑える薬
で処理されており、最初の年はあまり伸びません。薬が切れるとぐん
ぐん伸びてきますので、かなり背丈が伸びます。この薬で処理する
枝の伸びが抑えられてコンパクトになるだけでなく、木が早く成熟
し、花付きが良くなるという利点があります。
剪定するとほとんど丸坊主になります。このまま室内の明るいところ
で管理し、土が乾いたら水をたっぷり与える、を繰り返します。
温度が高ければゆっくりと生育を続けるかもしれませんが、
肥料は与えません。
冬越しについて質問されるときは、室内の置き場所の環境も
書かれるとよいと思います。かなり住宅事情、地域により温度等
がかわりますので、場合によっては管理方法がことなります。
冬の間の日当たり、朝方の最低気温、日中の気温、がわかると
具体的にアドバイスしやすくなります。
来年5月ごろ、十分気温が高くなったら、1回り、あるいは2回り
程度大きな鉢に植え替えます(ハイビスカスは根がよく張るので少し
余裕をみてください)。
植え替え後、新芽が伸びたのを確認してから肥料を与えます。