沖縄のおみやげでもらった小さなパイナップル。
茎がのびて、てっぺんにこぶしくらいのパイナップルがついてます。
説明によると、パイナップルの頭の部分をスパンと切って
それを土の上に載せてると根が伸びて、茎が伸びて、茎の上に
パイナップルができて・・・という風に同じものができるらしいのです。
それで、大切に栄養をあげたりして土の上に載せて半年も経つのですが、
状態は一向に変わりません。
でも、枯れてるわけではなく葉は緑色のままです。
無事に根と茎を伸ばすにはどうしたらいいんでしょうか?
パイナップルの天芽挿し、ですね。天芽を乗せる土の状態をうまく保て
ば葉の基部から根が伸びて活着するかもしれませんが、さすがに根なし
で半年も置いてあると、生きているとしてもかつかつの状態のように思
えます。(もしかしたら萎びているのかもしれませんし……。)
通常天芽挿しをする時には、実についていた側の葉を何枚かむしって茎
に相当する部分を露出させ、少し陰干しして切り口を乾かします。その
後で、川砂などに浅く茎を挿すと葉をむしった跡から根が伸びて活着し
ます。
市販の天芽のついたパイナップルでも簡単に苗が作れます。が、簡単に
巨大化して持て余すのも事実です。(^^;; なお、熱帯のように年中高温、
強日照の場所以外では、天芽挿しの苗から花芽が上がるまでにはかなり
時間がかかります。少しでも花上がりを早くするためには、成長期(高
温期)に極力直射日光に当てて株を充実させてください。