初心者なのでくだらない質問かもしれませんが、
今日買った苗に、「肥えた土を望む」と書いてありました。
肥えた土ってどういうことなんだろう?
肥料多めの土のことなんだろうか?
普通の土とは違うのかな?と思いました。
どういう土のことなのか、教えて下さい。
初歩的な質問ですみません。よろしくお願いします。
何とも説明するのが難しい質問の様に思えます。肥料の専門家ではありませんし、個人的に理解している範囲で間違っているかもしれませんが。
> 肥えた土
とは、基本的には
> 肥料多めの土のこと
だと思います。この場合の肥料とは、主としてチッソを指すと考えます。
まず、土の種類によっても異なり、例えば、有機物を多量に含む火山灰土壌の黒ボクは「肥えた土」だし、同じ火山灰土壌のシラスは肥料分をほとんど含まない「痩せた土」です。後者には鹿沼土なども入るのではないでしょうか。
肥料に関しては、化学肥料に多い無機質肥料と、有機質肥料がありますが、最終的に植物が吸収する形態は同じです。
有機質肥料に関しては、単なる有機物のままでは植物は吸収出来ません。たとえば、草や木のままでは肥料として吸収出来ないため、微生物による分解(腐熟)を経て堆肥(有機質肥料)に成る過程が必要です。多量に施しても、徐々に分解するため長効きしますが、肥料としての効果は遅れる傾向にあります。
化成肥料は、直接、あるいは短い分解過程を経て植物に吸収されますが、多すぎると肥料濃度が急速に上がり、濃度障害(肥料焼け、根傷みなど)を起こしやすくなります。このため化成肥料を施す場合は、余分な肥料分を一旦吸着するバッファーが必要になりますが、多くの場合は熟成した有機物(堆肥など)です。
これらから考えると、肥えた土とは、有機質と無機質の肥料とも豊富に含む土と言えます。また、作物ごとに一定の肥料基準がありますから、特定の作物に限って言えば、肥料基準の上限という考え方も出来ます。
ただ、「肥えた土」に、一定の基準があるわけではないと思います。
ただ気をつけておきたいのは、有機質肥料に関して言えば、完熟した堆肥などを適量用いることが大切で、例えば、量が多すぎると(容量比で20%を超えるくらいから)極端に乾きやすい土になります。
何事も、質と量のバランスが重要な事は確かですが、最初はこのバランスが解りませんよね。
肥料成分がたくさん含まれていることに加えて、その肥料成分が根に吸収されやすい状態にあることがたいせつです。
細根が発達しやすいようにフカフカで柔らかい物理的な性質と、土の酸性度が極端に酸性やアルカリ性に片寄っていない化学的性質がだいじです。
その他にも有機質を腐敗させ分解する有用菌や、肥料成分を根が吸収できる形にまで分解してくれる分解酵素なども重要です。
具体的には、保水性のある新しい土にたくさんの有機質と肥料を加えたものを「肥えた土」と呼ぶことが多いです。
有機質としては「腐葉土」や「堆肥」がよく利用されます。
肥料成分には化学肥料の他、「油かす」や「鶏ふん」、「骨粉」、「木灰」などがあります。
植物についているタグにちらっと書いてある場合、
やせた土=酸性の土、肥えた土=アルカリ性の土のことだと思います。
例えば、ピートモスや鹿沼土を配合すると酸性に傾き、
石灰を配合するとアルカリ性に傾きます。
植物が何かわかりませんが、肥料当たりで枯れる事もあるので
通常の培養土、または赤玉6:腐葉土4を混ぜた土で植え
活着後、様子を見て肥料を与えてあげれば良いと思います。
> 植物についているタグにちらっと書いてある場合、
> やせた土=酸性の土、肥えた土=アルカリ性の土のことだと思います。
酸度は関係なく、有機質に富んだ土、ということです。
ヨーロッパの荒地は石灰岩主体でアルカリ性ですが、
いわゆる痩せ地、です。
ご指摘は構いませんが、まいこさんの悩みを解決するには
どうしたらよいかも記載してあげて下さい。
みなさん詳しく説明してくれていますが、ま難しく考えなくても
通常の培養土で植えて大丈夫ですよ。
考えすぎて、変に肥料を混ぜると枯れる可能性があります。
まずは一年、枯らさない、そこを過ぎてからより良く育てるために
土の配合や施肥を変えてみましょう。
皆様、詳しくご説明いただきありがとうございました。
やはり配合などがよくわからなかったので、
先程近くのガーデニングショップへ行ってきました。
昨日買った苗はミントなのですが、
今日は他にもたくさんのハーブを買おうと思い、
ついでにお店の方にちらっと聞いてみました。
あまり神経質にならないで大丈夫ということでしたが
食用にしたいのならばハーブ用の土などはいかがですか?と
言われたので、若干お高めでしたがハーブ用の土と
ごろ土を買って、コンテナに寄せ植えしました。
他には特に必要ないと言われたもので
鵜呑みにしてしまったのですが、
少し様子を見て大事に育てようと思います。
皆様ありがとうございました♪
piroさんの言っているのは弱アルカリ性、弱酸性で
そんな強アルカリ性が植物に悪いのは当たり前です。
まいこさんの質問にからめるなら強酸性で肥えた土
と言われる場所を教えて下さい。
ミントならあんまり土は選ばないと思います。
鉢植えですよね?。
地植えにしないでくださいね。するなら不織布かなんかで
しっかり仕切らないと、庭中にはびこって大変なことに
なります。
鉢植えなら、お求めになったハーブ用の土でも十分ですし
それに少し腐葉土を混ぜ込んでもいいでしょう。
ハーブは弱アルカリ、やせ地を好むものが多いので、それぞれ
に合わせて腐葉土の量で調節すれば良いと思います。
本来は「雑草」に近いので、環境が良いと暴れます!。
ややさんは「土壌酸度は、土の肥えた痩せた(肥沃度)と直接関係は無い」とおっしゃり、その一例として、ヨーロッパの石灰岩土壌の例を引き合いに出されたわけです。私も土壌酸度と肥沃度の関係については同感です。
それに、ご指摘の強アルカリ同様、強酸性でも植物の生育は抑制されるでしょうから、逆の例を求められるのは意味のないことではないでしょか。
そもそも、有機物含量が多くなると緩衝能も大きくなり、極端な酸性に傾くことは無くなると思うのですが、強酸性の肥えた土地とかあるのでしょうか?興味がわいてきました。
最初にいろいろ書き込みましたが、まいこさんの質問の本意は「ミントに適した土って何?」だったわけで、「肥えた土ってどんな意味?」で回答したのは、私の読みの浅さですね。
> > 強酸性の肥えた土地とかあるのでしょうか?興味がわいてきました。
強酸性の強の度合いがわからないけど、よく肥えた酸性っていうと
無調整ピートモスとか、無調整バーク堆肥? とかしか思いつかないデス。
取り寄せのピートだから、その辺に売ってるのより酸性のはず。。。と分けてもらったりしたとこなので。
それにしても、タグの表示とは面白いものですね。肥えたの本来の意味はともかくとしても、
その札がついてたのが、ミントだったのですから。
いいかげんな、わたしは、肥えた土と書いてあったら普通の培養土。
肥えた有機質が多くて水ハケが良い土とあったら、バラ用土。
排水性がよく肥料分の少ない土と書いてあったら多肉用土。
あたりを、混ぜるの面倒なときは使います(^_^;;;
強酸性の土で有機質、というとやはり自然堆積したピートを
思い浮かべますが、おそらく酸度が強く、有機質が分解され
にくいため、植物の養分としては即利用できるものではない
のではないか、と思います。
また、イメージでしかないのですが、湿地帯が多く、せっかく
分解された有機質も、春先の雪解けによる増水などで流れ出し
下流の土壌を豊かにしているように思われます。
後に残ったのは分解され残った、繊維、みたいな感じですかね?。
繊維でも、さらに分解が進めば土を肥やすのでしょう。
その他、酸度とのかかわりは別として、海鳥の糞の堆積した
土が肥料として輸出され島の経営を支えていた(昔は)という
ところもあったように思いますが、これは土に混ぜ込んで分解
されないと肥料として機能せず、堆積している場所事態には
植物は生えていなかった、と記憶しています。
いずれにせよ、若干酸性に傾いていてもアルカリ性に傾いていても
有機質が分解され土壌に豊富に含まれていれば、肥えた土、という
ことになるのでしょう。また、いわゆる微量元素も欠かせません。
成分云々は分析しないとわからないのですが、たとえば土壌生物
(昆虫やミミズなど)が土に多ければ、肥えている土地であると
いう見方もできるかもしれませんね。。。
ひさびさにいろいろ考えてみました。
ミントの土については、funfunさんの書き込みに同感です。