二ヶ月前に頂いたカポックなのですが、早くも下のほうの葉っぱがほとんど無くなってしまいました。初めはフサフサにあった葉っぱなのに、今では上のほうにチョロっとしかありません。新しく出た葉っぱも元気が無いし、何か病気でしょうか。観葉植物だからと水やりを霧吹きでしかやらなかったのがいけないのでしょうか。でも毎日土が湿るくらいやっていました。どう育てたらいいか本当に分かりません。
当然の結果ですね。
なぜ観葉植物だから霧吹きでよいのかがよくわかりませんが・・。
観葉植物はその名の通り、葉をながめて楽しむ植物のことです。
それはともかく植物は根から水を吸い、体を維持しています。
土中の養分も、水に溶けたものを吸って吸収するのです。
植物によっても差がありますが、だいたい、草をからからに
干すと、重さは10分の1くらいになります。
ということは9割方は水分ということになりますね。
植物は毎日葉などから水分を放出しています(蒸散といいます)。
もし、根からの水分の補給がなければ次第に干からびていく、
ということです。特に新芽を見てみるとわかりますが、新芽は
いかにも瑞々しく、水分を沢山含んでいます。
その辺の草だって、夏に日照りがつづくと枯れてくるでしょう?。
霧だけでは基本的に生きていけません(中には毎日発生する霧で
水分を取るように進化した植物もありますが、ごく一部です)。
土が湿るくらい、といっても表面だけで、実際の根がある
部分は乾いているので、それではとても水は吸えません。
おそらく、カポック(シェフレラ)は新芽のほうへ水分を供給
するため、古いはから落として水分の節約を、必死で図っていた
のでしょうね。
人間でいえば、2ヶ月ほど、水を飲ませないで、口のなかを
霧吹きで湿らせていた状態に似ています。
ドライフラワー(プランツ)をつくるつもりならともかく、
そうでないなら、水は与えるときはたっぷり底から流れるくらい
与え、次は土の表面が乾くまで待つ。
流れ出た水は即捨てる(皿にためない)を守りましょう。
この機会に、HPや本で、植物の育て方を調べてみてください。
このほかにもいろいろ、注意する点があります。
シェフレラ自体は育てるのは難しくないので、ちょうど良いスタート
です。