ばらの肥料のあげかたについて、教えてください。
ばらについてよく、つぼみが色付いたら肥料はやめることといわれますが、ミニバラはつぎつぎつぼみがつくので、施肥のタイミングが今ひとつわかりません。いままで一番最初の花が終わり、咲く花が小さくなったあたりで固形肥料をやり、週1回くらいで液肥を水遣りとともに与えていましたが・・夏場はハダニ等で弱るので施肥は中止し、涼しくなってからまた再開するという感じでした。また、秋の花のために8月くらいに元肥をするともいいますが、このころはミニバラだけでなく、普通の大型のばらもハダニでひどく弱っているので、どっさり肥料をあげるのがためらわれます。そのせいか、シュ−トがせいぜい2年に1回程度しかでてきません。(ERとか)家はベランダ栽培のため、全部鉢植えです。
シュートをたくさん出させたいのですか?
それならチッソ分をたくさん与えるといいです。
ひとつお聞きしますが、ハダニで弱っている時は肥料を与えると良くないのですか?
バラの場合、窒素分が多すぎるとうどん粉病が出やすくなるなど
病気に弱くなりますし、花つきも悪くなります。組織が柔らかく
なりやすく、ハダニにもたかられやすくなります。
シュートを出させるのは、結局花を見たいからであるので、
窒素肥料は控えめのほうが良いと思います。
また、ミニバラはいろいろな種類を掛け合わせて作られており
いろんな性質を持っていますが、若いうちはシュートが出やすい
ものも、だんだんシュートを出さなくなることもあります。
また、特にミニバラは寿命が短めなので、木が老化するとシュートは
出にくくなるかもしれません。
それよりはハダニ対策を行うと同時に、育てる環境を見直したほうが
良いと思います。
ハダニは環境がわるいと大発生しやすいので。。。
通風が悪い、枝が重なっていて風通しが悪いなどありませんか?。
健全に育って勢いのある樹であれば、シュートはそれなりに出てくると思います。
肥料は生育が衰えているとき(肥料不足以外の理由で)はあまり
与えないほうがいいのですが、本来の生育期であれば様子をみて
与えたほうがいいでしょう。
夏は暑さで生育が衰えるので、肥料を与えても吸収されないので
与えません。
いつもいろいろ教えていただいて、ありがとうございます。
とてもお詳しいのでこれからもぜひいろいろ教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、シュ−トがたくさんでたほうがすなわち花が多くなると考えたのです。
ハダニで弱っている時肥料を与えると良くないという件ですが、
ハダニでに限らず、葉を落として株が弱っているときは
肥料をあたえても吸収できないので与えないほうが良いと聞いて
いました。
他にもお答えくださった「ばから」さんが、非常に詳しくご説明
されていました。
> シュートをたくさん出させたいのですか?
> それならチッソ分をたくさん与えるといいです。
> ひとつお聞きしますが、ハダニで弱っている時は肥料を与えると良くないのですか?
詳しく教えてくださり、ありがとうございました。
チッソの少ない肥料を様子をみながら与えればよいということでしょうか。
また、ミニバラの寿命が短いということを初めて知りました。
大体どれくらいなのですか?できる限り長生きさせたいと
思うのですが。
また、環境なのですが、うちはマンションの12階で、風が強く、
夏場は非常に乾燥します。気温はそんなに高くはなりませんが、
毎年ハダニをどうすればいいのか悩んでいます。
昼間は勤務にでていますし、せいぜい夜に水をかけてやるくらいしか
おもいつきません。薬では防除できないくらい広がってしまいます。
(ケルセンとかハダニ用のクスリを撒いてもその場しのぎにしかならなくて)
> ハダニで弱っている時肥料を与えると良くないという件ですが、
> ハダニでに限らず、葉を落として株が弱っているときは
> 肥料をあたえても吸収できないので与えないほうが良いと聞いて
> いました。
そうですか、よくわかりました。
光合成できないからなんでしょうね、きっと。
挿し木で増やしたバラは接木(実生)のものにくらべて寿命が
短いようです。ミニバラはほとんどが挿し木ですので・・・。
普通に育てていると、いわゆる大バラ(接木)でも、10年や
15年たってくると、シュートの出が悪くなったり、勢いが衰え
てくることが多いようです。枯れてしまうわけではないのですが。
どれだけ持つかは手入れ、管理によるところも大きく、何年、
というのは難しいのですが、5年とか10年といった単位で
考えたほうがいいかもしれませんね。
ミニバラでももっと長く生きるものもあります。しかし、木が
木質化して、だんだん太くなり、かわいらしさが薄れてきますし、
突然枯れることもあるので、もしどうしても同じ苗をキープしたい
なら、数年単位で挿し木で適宜更新するなり、予備の苗を作ってお
くなりしてはいかがでしょう?。
私は時々枯れる都度新しい苗を求めていたら、なんだかんだで
20種類を越えてしまいました(途中から枯れなくなったのですが
買う癖がついてしまって)。
ハダニは卵から成虫になるまで2、3週間くらい(温度や種類で
かなり変わります)ですが、毎日卵が孵るので、1日がんばって
駆除しても数日であっという間に増えるように見えます。
バラの場合、込み合った枝は適宜剪定し、一本一本の枝によく日光
があたり、風通しもよくすることが重要ですね。
薬剤は同じ薬だと抵抗性がついて効かなくなります。数種類を交互に
使うことが必要ですが、最近のものには新しい視点での薬があります。
ひとつはでんぷん主体のもので、これは乾くと膜ができてハダニが
窒息死するもの。物理的に効果があるので、抵抗性が生じようがあり
ません。
これは成虫に有効ですが、卵には効きません。一方で卵にも効果が
ある薬もありますので、これを併用するとよいでしょう。
ハダニ、薬、あたりで検索すると具体的商品名が出てきます。
葉の裏や木全体にかけること、またバラだけでなく、他の植物も
一緒に駆除することが大切です。
ハダニはあまり密集すると、糸をだして飛んでいきほかの植物へ
移ったり(くもの仲間ですから・・・)、メスだけで増えることが
できたり、ある日突然いなくなったり・・・・。結構不思議なやつら
です。
木に力がない場合も要注意です。ハダニ駆除の前に剪定しておくの
もよいでしょう。
なんだかんだいってもバラは結構丈夫で、うどん粉病他で丸坊主に
なってハダニにたかられても、芽を出して花を咲かせますね。
えらいと思います。
挿し木で増やしたバラは接木(実生)のものにくらべて寿命が
短かいとは、少しショックでした。
よく、イギリスの庭園などの写真で、大きなバラが美しく咲いていたりしているので、大事にすれば植物(木)はいついつまでも、年数が経てばより美しくなるものなのだと勝手に思っていました。あれは実生のものだからなのですね。でも、実生のものも10年くらいで衰えるんですか・・
わたしの持っているデンテイベスは13歳なのですが、もしかしてもうおばあちゃんだったんですね。ミニバラたちも5歳です。
ハダニの件、でんぷんなどのクスリを探してみます。
ありがとうございます。
育て方、気候にもよりますが、ものによっては30年とか生きている
ものもあるようです。
多くのバラは日本の気候風土と合わず病気が出やすいので、老木になる
と抵抗力が弱るかもしれません。
一方で気候に慣れてくる、ということもあるのでなんともいいがたい
のですが。
接木で適宜更新できますから、維持していきたいですね。