アオイ科の植物が好きで、園芸店で見ると見境なく買ってしまいます。この間購入したものは、ムクゲの花を大きくしたような感じでピンク色をしていたのですが、札にモミジアオイとありました。モミジアオイは花が真っ赤だと聞いており、葉もモミジというほど切れ込んでおらず、どちらかというとフヨウに近い感じです。ピンクのモミジアオイというのもありますでしょうか。よろしくお願いします。
残念ながら園芸店で鉢物につけられている札はあまりあてになりません。
原種のモミジアオイであれば真っ赤な花ですから、可能性があれば交配
種もしくは改良種になりますが、これは作出した会社に聞かないと真実
はわかりません。もし、札に園芸会社の名前があればそこに問い合わせ
ると確実ですし、その店の手書きの札なら信用なさらない方がいいで
しょう。店の人も知らないで、適当にまた聞きの名前を書いている場合
がよくあります。
ご教示ありがとうございます。やはり、という感じです。
数年前、同じ園芸店で、名なしで売られていたアオイ科の花を購入し、育てています。通販のカタログでタカサゴフヨウの名で売られているのを見つけましたが、それ以上は分からず、園芸相談で聞いたところ、作出された園芸種のフヨウが勝手な名前で流通しているのではないかということでした。好きなタイプの花ですからいいのですが(おまけに頑健でこぼれ種で勝手に殖えてくれます)、やはり出自がはっきりしないというのは気持ちのよいものではありません。
種苗会社ではコストをかけて新しい品種を開発したり、丈夫で育てやす
い品種を開発したりしていて、それが会社の命綱になりますから、パ
テントをしっかり守ります。同じ種類の植物であっても、差別化を図る
ためにあえて独自の呼称をつけて商標登録したりしますね。サントリー
のサフィニア(ペチュニアの品種)、ミリオンベル(ニーレンベルギア
の品種)などが有名ですが、それ以外にも枚挙に暇がありません。そう
した商標や呼称がいつの間にか独り歩きすることがあり、時々とまどう
ことがあります。幸い、開発元で概略の情報は公開してあることが多い
ので、札落ちを拾わない限りはだいたいなんとかなります。(^^;;
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
タカサゴフヨウに関しては、図鑑等には掲載されておらず、開発元も見当つかず、ヤフーで検索しても「庭に自生している」くらいの情報しか手に入りませんでした。こういうのは、おそらく学問的にも分類されていないのでしょうね。
頑健で地植えにすると繁茂しすぎるきらいがありますが、鉢植えにしておくと楚々とした風情があり、まぁ、良しとしなければという感じです。