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ハナキリンをかいました。 投稿者:やぎ 投稿日:2004/10/24(Sun) 17:04

初めて投稿します。
先日、花キリンを買いました。キリンソウってもいうのかもしれません。
手入れのコツなんかありますか?
以前(だいぶ前で10年位前)に育てていたことがありましたが、
なにかコツなどありましたらとおもいます。


Re: ハナキリンをかいました。 投稿者:ヨッシー 投稿日:2004/10/24(Sun) 20:02

> 初めて投稿します。
> 先日、花キリンを買いました。キリンソウってもいうのかもしれません。
> 手入れのコツなんかありますか?
> 以前(だいぶ前で10年位前)に育てていたことがありましたが、
> なにかコツなどありましたらとおもいます。

私は、100円ショップで非常に小さな苗を買い、今は倍位の大きさに成長
し、順調に育っております。サボテンなどとは違い、花もよく咲きます。
サボテンなどは、ある程度大きくなり、日当たり(冬によく日に当てないと開花しない)がよくないと駄目ですが、花キリンの場合は、非常に小さな苗
でも日当たりさえよければ簡単に開花します。
さて、育て方ですが、以前に育てたことがあるとのことですが、その株は
今は無いのでしょうか?花キリンは、木に近い多年草です。サボテンや金の成る木と同じで、木本と草本の中間です。ほとんど木本に近い植物ですので
。上手く管理すれば、我々の寿命よりも長生きです。ですから、10年位は余裕で生きます。以前育てていたものが枯れて無いのであれば、それは管理
の仕方に間違いがあるということになります。
花キリンはサボテンやアロエ、金の成る木などと同じ多肉植物系ですから、水の与えすぎは厳禁です。10日位水をやらなくても、簡単にしおれたり
枯れたりはしませんので、土が十分に乾いてから潅水します。
冬は休眠期ですので、水は控えめです(一ヶ月に一度程度)冬場はある程度
の温度があれば葉を付けていますが、10度以下になると落葉します。
しかし枯れるのではありません、また春になって暖かくなれば葉がでてきます。私は、木の葉サボテンを育てているので、同じような感覚です。
木の葉サボテンと花キリンはよく似ていますが、花キリンはサボテンの仲間
ではありません、花キリンの刺はバラなどと同じ直刺であるのに対して、
サボテンはアレオーレ(刺座)を持ち、そこから刺がでています。これが、
サボテンの仲間であるか否かを見分けるポイントです。
しかし、育て方はサボテンとほとんど同じと理解してください。日当たりの
良い所に置いて管理しますが、夏場は半日陰のほうが安全です。
用土は、とにかく水はけをよくすることが肝心です。水はけが悪いと根腐れ
を起こします。
私の使っている用土は、赤玉土、桐生砂、腐葉土を混ぜたものに、ゼオライト(根腐れ防止剤)を入れております。肥料は、春〜秋の成長期にサボテン
用の肥料を少量与えております。
大切なことは、日当たりと風通しの良い所で、水のやりすぎに注意して乾燥
ぎみに育てることが肝心です。冬はサボテンよりも若干寒さに弱いので、温度は最低5度を保つと安全です。日当たりの良い室内で管理します。
最低気温が0度近くになるときは絶対に水を与えないで下さい。冬は暖かい
日の午前中に一ヶ月に一度与えれば十分です。サボテンと同じです。
それでは、頑張って育てて下さい。


Re: ハナキリンをかいました。 投稿者:不死鳥 投稿日:2004/10/24(Sun) 20:27

花キリンはトウダイグサ科のユーフォルビアに属する多肉植物です。
ユーフォルビアの仲間は大家族で、約400〜500種もあると言われ
ています。麒麟草とは別物で、花キリンとは違う事を覚えて下さい。
一般の草花とは栽培方法が異なるので、同じように栽培を続ければ枯れ
てしまうので注意をして下さい。

置き場所は、春から秋までは屋外で十分に光線に当てます。雨ざらしに
しても影響はありません。室内では光線の当たりが弱くなるので、出来
るだけ光線があたる場所に置いて下さい。日陰になるような場所は避け
た方がいいですね。冬場は屋外に出していたなら、室内に取り込むよう
にします。外気温が5度を下回り寒気が当たる場所では栽培が出来ませ
ん。取り込みを忘れてしまった場合、枯れる恐れがあります。

水遣りは、春から秋には鉢土の土が乾いたら十分に与えます。鉢皿に溜
まった水は、面倒でもその都度毎に捨てて下さい。
秋から冬にかけては水遣りを少なめにし、12月から1月は断水をして
下さい。可哀想かも知れませんが、植物には最適な方法ですから実行を
されるようにして下さい。

施肥ですが、専門書などには液肥を与えるように書かれています。僕の
経験からして液肥では不十分だと思うので、緩効性の化成肥料を植替え
をする時に用土と混ぜて施すようにしています。緩効性化成肥料の場合
は、一度施したら次回の植替えまでは施す必要がありません。施肥を施
すのを忘れる方には、好都合かも知れません。

植替えは5月から9月までの夏場を除いた期間に行なえます。挿し木も
同様で、植替えをする時期に行なうようにしてください。
ユーフォルビアに属する植物は2年に1度で植替えをしますが、花キリ
ンの場合は1年に1度で植替えをするようにして下さい。
用土は市販されているサボテンと多肉植物の土で構いません。
鉢から株を抜いて、古い土を1/3程度落とします。その際に用土から
はみ出た根が出ますが、これは切り落として下さい。鉢の底穴を市販を
されている鉢底ネットを置き、鉢底石を入れます。新しい用土を少し入
れ、用土と根を整理した株を入れます。周囲に用土を入れて割り箸や竹
串などで用土を詰めます。水遣りは植替え後、4〜5日経ってから十分
に与えて下さい。しばらくは直射日光が当たらない場所で管理をして、
様子を見てから屋外で管理するようにして下さい。

挿し木をする場合ですが、本体から枝を切ると白い乳液が出ます。この
乳液には毒の成分が含まれているので、絶対に素手で触ったり口にしな
いように注意して下さい。枝を切られてからしばらく水に浸けて置きま
す。すると乳液が出なくなるので、日陰の風通しの良い場所で自然乾燥
をして下さい。乾燥が終われば、市販の園芸用の川砂か挿し芽用の土に
挿せば挿し木は完了します。発根したら移植をして下さい。
枝を切ってから水に挿す理由は、切口から出る乳液は糊状になっていて
乾いてしまうと固くなってしまいます。切口が固まってしまうと発根が
しにくくなるので、水に浸けて洗い落としてしまう訳です。

花が咲きますが、枯れた花を撤去する時に花がベタベタするかも知れま
せん。これは病気ではなく、花キリン特有のものですから心配はしない
で下さい。

我家にも数鉢の花キリンがありますが、植替えなどでは刺で怪我をする
事が希にあります。花キリンを触る時は、必ず手袋をしてピンセットか
バーベキューで使用するトングを用いると便利だと思います。

頑張って綺麗な花を咲かせて下さい。



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