2週間程前にカサブランカの球根を直径36cm程の鉢に3個植えました。土が乾いたら水をやるとの事ですが、日陰に置いてあるのでまだ多少水分は残っているみたいで最初のままの状態です。次回の水遣りの量なのですが、どれくらいやったらいいのでしょうか?それと、良く土が乾いたらと言われるのですが、皆さんは何を基準にされていますか?私の場合指で触って水分を感じられない場合は、水遣りのタイミングだと思っています。でも大きい鉢だと表面は乾いていても、内側は湿っている場合があると思います。判断が難しいと思います。
まず一般的な水遣りについて・・・。
適切な鉢の大きさで、ある程度根が鉢中に廻っている場合は、
土の表面が乾いてから水を与え、与える量は鉢底から流れる
位たっぷり、です。なお、皿をおいている場合は、水はしっかり
捨てます。
土の表面が乾いたら、というのは、一般的には土の色を見れば
わかると思います。また土が乾いてから、といわれることについて、
多くの場合、中がすっかり乾くまで待つ、ということではない
と思います。
ここから先は応用ですが、大きな鉢であれば、土の表面が乾いて
1、2日待ってからでもよいでしょう。土や鉢の素材が違っても
変わってきます。
また、乾燥地に生える植物は、それこそ土の中まで乾くのを待って
与えることもありますし、湿り気を好むものは鉢の土が乾きかけた
ら与える、夏は乾きかけたら与えるが冬で生育が落ちるものは、
乾いて数日待って与えるなど、バリエーションが出てきます。
で、カサブランカなどのオリエンタル系のユリの場合は、
本来地下数十センチのところに球根があることと、自生地(先祖
は山百合の仲間です)では、下草の生えている半日陰であること
から、からからに乾くことはなく、土は軽く湿っている状態ですし
地中にあるので、温度変化がごくゆっくりです。
なので大鉢に植えたほうが成績がよいです。
以上から、土の表面が乾きかけたら、たっぷり水を与えるのがいいでしょう。
そこから余分な水が抜けてしまえば問題はありません。
また、ユリの球根の下から出る根は主に体を支え、伸びてきた茎
の脇から根を出し、こちらから養分を吸収するので、深く植えない
といけません。
置き場所や地域でも水加減は変わりますので、ぜひそれぞれにあった
水遣りを見つけてください。
ゆりえさん、レスどうもありがとうございました。
基本的な質問だったのに、丁寧にわかり易く回答して下さって、本当に助か
りました。いつもこれでいいのかなぁって半信半疑で水遣りしていたので、
これで安心して水遣り出来ます。カサブランカは難しいとも聞きましたが、
無事育ってくれると嬉しいです!