2003年夏から小さなサクラランを育てています。
1鉢友達にプレゼントしましたので、今は3鉢です。
そのうちの1鉢の新芽の質問です。
去年(2004年)出てきた新しい茎も伸びてきて、これから本格的に大きくなるのだなあと喜んでいました。
ところが、新しい枝から出てくる葉っぱが全て、象牙色です。
葉の数は順調に増えています。枝の伸び方も特に問題はないように思われます。(枝数は初めの1本と合わせて、2本です。)
色としてはきれいなのですが、調べてみると・他の植物の場合の例では、葉緑素を持っていないので他から補う、らしいです。
元からある枝からは普通の葉が出来てきます。白い斑が少し入っています。
象牙色の葉には少しだけピンクの雰囲気?がありますので、希望的に考えると、きれいな斑入りになるのかとも期待してしまいますが、全部の葉が白っぽい場合、このまま育ててゆくと、どうなるのでしょうか?
もし、枝を切る場合、どの様なことに気を付けて切ればよいでしょうか?
そのまま育てる場合、肥料などはこれまで通りに化成肥料でよいでしょうか?
このような葉が出てくるのは、管理に不都合があったのでしょうか?
今後、どの様にそだててゆけばよいでしょうか。
よろしくお願いします。
> ところが、新しい枝から出てくる葉っぱが全て、象牙色です。
> 色としてはきれいなのですが、調べてみると・他の植物の場合の例では、葉緑素を持っていないので他から補う、らしいです。
お書きの通り、おそらく葉緑素は持っていないように思います(ごく少量持っている可能性はありますが)。
斑入りサクラランの場合、比較的そのような変異を起こしやすいようですね。
ごくまれな変異として、出始めは真っ白で、だんだんと緑色になる場合もあります。
この場合は発色が遅れるだけで正常に光合成できるので、観賞価値が高い園芸品種になるのですが、残念ながらそのような好都合な変異はきわめてまれのようですね。
> 象牙色の葉には少しだけピンクの雰囲気?がありますので、希望的に考えると、きれいな斑入りになるのかとも期待してしまいますが、全部の葉が白っぽい場合、このまま育ててゆくと、どうなるのでしょうか?
葉緑素がないと赤い色素が目立ち、ピンク色に発色するのではないでしょうか?
残念ながら、永続的に栽培することは難しいと思います。
お書きになっているように、ほかの緑色の葉っぱに依存しているので、白い枝ばかりになると(白い枝の占める割合が大きくなりすぎると)最終的には全体が枯れてしまうこともあるように思います。
正常な芽の先端部がいくつかあり、その中に白い芽が混ざっている場合はかなり長期間の栽培が可能だと思います。
> もし、枝を切る場合、どの様なことに気を付けて切ればよいでしょうか?
大急ぎで切る必要はないと思いますが、後のことを考えると、5月くらいにカットしてしまった方がいいかもしれませんね。
白い部分を残さないように切るだけです。
その枝の周辺は変異を起こしやすくなっている可能性があるので、付近から変わった斑の枝を出すこともあるようです(外斑が中斑に変化したり)。
> そのまま育てる場合、肥料などはこれまで通りに化成肥料でよいでしょうか?
今まで通りの管理でまったく問題ないと思います(もちろん生長期以外は施肥しませんが)。
> このような葉が出てくるのは、管理に不都合があったのでしょうか?
まったくの偶然の産物で、管理方法には関係ないようです。
Aquiyaさん 返信ありがとうございます。
判らなかったことがよく判り、このような場合のことがよく理解できました。
5月頃まで微妙な美しさを楽しんで、その後、白い部分を残さないように気を付けて切りとることにしたいと思います。
> 葉緑素がないと赤い色素が目立ち、ピンク色に発色するのではないでしょうか?
> 残念ながら、永続的に栽培することは難しいと思います。
今後、新たに1鉢購入する場合は、緑葉も斑入り葉も同じような楽しい花が咲くのですから、斑入り葉に拘らず、緑葉タイプにすると思います。
園芸種の弱点?でしょうか・・・。緑葉が出てくれるとよいのですが。
> その枝の周辺は変異を起こしやすくなっている可能性があるので、付近から変わった斑の枝を出すこともあるようです(外斑が中斑に変化したり)。
芽が伸び始めたら、よく観察します。
自然の中で、斑入り葉のものは意外に少ない?ようにみえることも、自然に淘汰された結果なのかなあ・などと思いました。
管理に不都合があって急にこのように変わったのかと心配しましたが、
> まったくの偶然の産物で、管理方法には関係ないようです。
・・・とのことで、安心しました。
ありがとうございます。花が咲くまでノンビリ育ててゆこうと思います。