いつも参考にしています。
今回はクジャクサボテンの挿し芽について教えて下さい。
持ち主が亡くなってから4年間、母が処分するか生かすか迷い続けた結果、
株は鉢をまっぷたつに割るほど激しく根詰まりを起こしてしまいました。
今回、ようやく挿し芽で更新するという結論に達しましたが、花芽が2個
ついているので延期しようかという話になっています。
鉢は陶器で10号ほど。割れた物を紐で縛って固定しています。
水をやっても表面が濡れるだけで底まで滲み出さないし、株のあちこちが
緑から黄色に変色しています。
場所は大阪。南向きで1日中よく日が当たる玄関先に置いてあります。
黄色い部分を取り除いて植え替えようと提案しましたが、却下されました。
長くなりましたが質問は2つです。
・一番状態がよいのが花芽のついている部分ですが、挿し芽は花が咲くまで
延期した方がよいですか?
・一部黄色くなった部分でも、挿し芽はできますか?
なぜ、植え替えられないのでしょうね?。
更新もなにも、植え替えたら来年は見違えるように元気に
なるでしょうに・・・。
大きすぎるということであれば、黄色くなった部分を取り除き、
株分けするか、土(根)を3分の1ほど整理し、同じ大きさ
あるいは株分けなら一回り以上小さい鉢に植えることもできますが。
挿し木は花芽のない充実した枝で行ってください。
一部が黄色になった枝でもできないことないとは思いますが、
黄色くなった程度によりますし、元気な枝のほうがその後の
生育も含め良いです。
更新するにしてもいったん株分け、植え替えを行い、
新しい芽が出てからそちらを挿し木したほうがよいようにも
思います。
今のこの状態、人間でいえば、絶食させ生きるのに最低限の水を
ちょろちょろと与えているのに等しいのですが・・・。
手元にある“NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12ヶ月 月下美人
クジャクサボテン”から抜粋。
挿し木の参考に。
作業適期
真夏を除いた4〜9月、多肉植物なので1ヶ月ほど陰干しする必要があり、腐敗しやすい真夏は避けた方が無難。
挿し穂づくり
長く伸びたすぎた茎節や混み合った部分を間引くように切り取る。病気のない元気な部分ならどこでもさし穂に出来る。また、根腐れで成長が鈍った株も、茎節が元気ならさし木によって株を再生することが可能。
1本を20〜30pぐらいずつにきりわけ、1週間そのままにして陰干し。
さし木のコツ
クジャクサボテンのさし木がおもしろいのは、さし床にさすのではなく、ただ鉢に立てかけておくだけという点。発根後、最初の10日間は水を与えない。多湿は禁物。さし穂を切ってから1ヶ月ぐらいして、根が1pぐらいになったら水遣りを始める。根が2〜3pに伸びたら1苗ずつ、3号ポリポットに植え付けて水遣り後、半日陰に。
以上です。
興味があったら上述の本も手にとって参考にしてみてください。
アイビーさん、ピーコックさん、ありがとうございます。
ピーコックさんwrote:
> 今のこの状態、人間でいえば、絶食させ生きるのに最低限の水を
> ちょろちょろと与えているのに等しいのですが・・・。
存続させるなら植え替えた方がよさそうですね。
株分け+いいとこ取りで再度植え替えを提案してみます。