ココヤシを育てようと思っているのですが、冬越しにはどうしたらよいのでしょうか?
又、冬越し以外のにも注意するべきところは、あるのでしょうか。
宜しくお願い致します。
いちばんの問題は冬の低温ですね。
最低温度を15度以上に保つ工夫が必要です。
戸外の温度が高いうちはよく日光に当てることも大切ですね。
室内で元気に育つことはありませんからね。
ココヤシを育てたい、ということですが、どういう環境で育てたい
のでしょうか?。
ご存知の通り、ココヤシは何十メートルという高い木になります。
成長点を切って高さを抑えることはできませんので、必然的に戸外
で地植えすることになります。
こうした場合、その辺にココヤシが生えている気候でないと育たない
ということです。
寒さには弱く、生育適温は20度から30度。日光を好む。
ということで、最低でも10度は保つ必要があります。
おそらくやしの実から芽を吹いた鉢植えを想定されていると思われ
ますが、結構扱いが難しく、大体やしの実の養分を使い果たすまで
に枯れてしまうことも多いようですね。
うまく育てば戸外で地植えしないといけないですし、そうでなければ
当面の間の飾り物的な扱いになります。
実がついている間は実の養分を使いますので、肥料もいらないで
しょうから、適切な水遣りと、日照確保、温度確保で育てられます。
実の養分はだいたい2年ぐらいで使い果たし、そのころに
枯らす方も実際多いみたいです。
でも、夏いっぱい太陽に当てることと、冬の温度とある程度の
日照が確保できれば、それほどめちゃ難しい植物というわけでも
ないと思います。
4〜5年鉢植えで育ててらっしゃる方もいます。
私も3年育てました(春先に油断して低温に当ててしまい、速攻で
枯れました)。
ただ、そのくらい年数がたつと大きさも2メートルを越し、やがて
天井に届くようになってしまいます。
そうなった時どうするか、という目星がつくのであれば、チャレ
ンジされてもいいのでは。
私も今年4月からココヤシを育てています。冬は当面は室内越冬の予定です。実生パパイアが4年弱、着果したまま越冬できたので温度的には大丈夫でしょう。
ココヤシは鉢栽培では数年しか育てられないものと割り切って育ててみるのも良いかもしれません。
冬越し以外では今の時期、午前中の日射から少しずつ慣らしてから夕方までの日射に当てるようにすると良いです。販売店の中にしばらく置かれたものは葉焼けを起こす可能性があります。