4年程前に購入しました。高さは1.5m位になりました。春から秋までは日当たりの良いベランダに出しています。
1ヶ月前から葉がまるまっているのがあります。葉の裏をみると、まるまっている葉には、白っぽい粉のような小さな斑点があります。病気でしょうか?
気になってまるまった葉は手で取ってしまいました。20枚位だったでしょうか。水やりは、十分表面が乾いたのを確認してからたっぷりあげています。数ヶ月前に化成肥料を土の上に与えました。
どうしたらよいのでしょうか!
ハダニの被害ですね。ハダニはクモのような、小さな生物体で、
葉の裏で繁殖し、葉から樹液を吸います。
白い点々は刺し傷です。
その刺激で葉がまるまったのでしょう。
ゴムの木は葉が厚いのであまり目立ちませんが、
葉が薄い植物、あるいは大発生した場合は葉の表面からも
かすれたような刺し傷が見える場合もあります。
大発生すると、クモのように糸をはり巣を作ります。
隣近所の植物から移ったり、クモ同様に、糸を出して
風で運ばれてくることもあるようです。
生き物の話なので、どこからかやってくるのを完全には
防げませんが、大発生する場合は、木の活力が落ちている
場合や環境が悪い場合が多いです。
特に通風が悪いと発生しやすく、木が根詰まりなどで弱って
いてもそれに拍車をかけます。
高温乾燥が好きなので、水には弱いですね。
専用の薬剤もあり、効果もありますが、一種類だけだと
耐性ができて効きにくくなるので、数種類を組み合わせる
必要があります。
また、できるのであれば、毎日葉の裏に水をシャワーで浴び
せて洗い流すとよいでしょう。すぐに卵から親になり繁殖
するので、毎日ザーッとやるのがいいです。
寒い時期は難しいですけど、霧吹きで葉裏に水を拭いたりします。
一旦傷ついて丸まった葉は元には戻りませんが、生育のためには
あったほうがよく、よほどのことがない限りとらなくてよいです。
20枚ほど取られたようですから、見栄えもやや劣ってしまいます
ね。下のほうの葉は生え難いので、取り木や切り戻しで、
新しい枝を出させるほうがいいかもしれません。
ついでに環境も見直してください。
経験者です。ゴムの木には発生しませんでしたが。
はじめシクラメンにハダニが住みつき全滅したのです。もしやと思い隣に置いていたコンシンネとピレアをよく見たら案の定移住していました。ものすごく大量ではなかったので、とりあえず霧吹きで水攻めにし、乾いたらエアーダスターで吹き飛ばし、最後に湿らせた綿棒で隈なくチェックし取り除きました。今も元気に育っています。両方とも比較的小さい鉢だったからできたことなのかもしれません。大きいゴムの木では綿棒で…というのは大変かもしれませんが、薬剤なしでもある程度なら駆除できるので、ものすごく時間があるようでしたら試してみてください。ランドフルさんの水をかけるやり方は効果的だと思います。
ただしエアーダスターは気化熱で凍傷をおこす可能性があるので、あまり使わない方がよいかもしれません。私のときは、十分に離して、強い風で植物を痛めないように注意して当てたのですが、今思うと危ないことをしたなと反省しています。。。