タカサゴユリの種を去年5月に蒔いて
今年はじめての花が咲きました。
去年葉っぱがあるまま冬を越しました。
普通のユリは冬になると葉っぱがなくなり
枝も枯れてきますがタカサゴユリはどうなるのでしょうか。
また、根は、球根化するのでしょうか。
どうか教えてください。
タカサゴユリはもともと台湾の原産ですが、大正時代に日本に入り繁殖力が旺盛なこともありあっという間に野生化して広がりました。
タカサゴユリは種を撒いてから1年以内に開花する、成長の早いユリです。
もちろん地下茎は球根(鱗片)となります。種から発芽し光合成を行って球根がどんどん太り、ある程度の大きさになると
茎を伸ばして開花するようでして、原産国の台湾では1年中花が見られます。
暖かいところの原産ではありますが、低地から高地まで分布しておりかなり寒いところでも越冬します。
通常であれば、秋に霜にあたって葉が枯れるのですが、暖かいところ、あるいは暖かい冬だったのでそのまま葉が残ったのでしょう。
なお、ユリの仲間は全般的に、球根が肥大、分球し、数年は見事に咲き続けますが、突然ある年に消滅し、生えてこなくなることがあります。
正確な理由はわかりませんが、ユリはウイルスに弱く、数年育成するとウイルスの害で枯れてしまう、といわれています。
その間に種を飛ばして別の地へ移るわけですが、タカサゴユリは1年以内に花を咲かせ、種をつけ、その種の量も他のユリの数十倍あるといわれており、どんどん繁殖しているものと思われます。
てっぽゆりとの間で交雑され、種からまいて咲かせる新鉄砲ユリが生まれています。
皆様もご存知のように、日本はユリの大国で、世界的な園芸品種の多くは日本のユリが親になっています。山百合は一時欧州を中心にセンセーショナルな人気を博し、輸出が盛んでした。
山百合自体の人気は鉄砲ユリに取って代わられましたが、その後もカサブランカなどの親にもなり、改良に用いられています。
そのユリの大国にタカサゴユリが入って大繁殖しています。
ユリひとつでもいろいろ話があって面白いですね。
ランドフルさまありがとうございます。
10月か11月にサカサゴユリをお譲りしようと思っています。
葉っぱが落ちていなかったら茎を切っても大丈夫ですか?
もし、カットしてもいいのでしたら、どれくらいの位置で切ったらよろしいですか。
どうぞ教えてください。
茎は切らないほうがよいでしょう。
もし、どうしてもその時期にお分けしないといけないのならそのま
ま、広く深く掘り取って、乾かさないうちに植えてください。
数株が隣接して植わっている場合はちょいと無理があるかもしれませ
ん。
今年開花した株なら、おそらく葉は枯れるのではないか?、と思うの
ですが(関東あたりを基準にしています)・・・。
葉が付いている間は球根を太らせている最中です。
それを切ってしまうと、来年の開花に影響します。
また、種でも1年以内で開花しますので、種をお分けしてもよいでし
ょう。
ランドルフさん ありがとうございました。
いろいろと参考になりました。
これからもどうぞよろしくお願いします。