買って2年ほど経つパキラです。
根元が膨らんでいないので挿し木のものかと思いますが、
土表面から20cm程しかなかったものを40cmまで育てました。
育つにつれて鉢を大きくしたのですが、根がほとんど張っていません。
幹は固く、葉も大きめでしっかりとしていますが、
根がないからか、自立できずに今は添え木で補助しています。
根を育てるにはどうしたら良いですか?
環境は室内で、観葉植物用の土に植えています。
根が張らないと不安なので、どなたかご助言お願いします。
あずさんが想像されているように、僕も挿し木をして販売されていたの
だろうと思います。根の張りが悪いのが心配ですね。
市販の観葉植物の土を使用されているようですが、土自体が少し固いの
ではないでしょうか。そのために根が張り出せないのかも知れません。
方法としては市販の既製品の使用を諦めて、自分で自家配合する方法も
あります。赤玉土5:ピートモス3:日向土2の割合で行なって見て下
さい。赤玉土は硬質の物が使いやすいと思います。
根張りがしない理由としては、他に養分不足や光線不足などが考えられ
ます。耐陰性が強いので光線が当たらない場所でも生育しますが、本来
は光線が大好きな植物なので、光線不足になると葉色が悪くなったり葉
の厚みが薄くなったり、枝が徒長してしまい元気を失う事があります。
養分も不足すると生育に支障が生じる事もあります。
そのような事は十分だったのでしょうか。
不死鳥さん、ご助言ありがとうございます。
確かに土は市販の園芸用のものなので、少々硬めな気もします。
さっそく土を変えてみようと思いますが、暖かくなってからの方が良いでしょうか?
養分はハイポネックスを与えており、その結果葉は茂りました。
ただ不死鳥さんの仰るように、枝が徒長しているようです。
光線不足でしょうか?
室内ですのでなるべく窓際に置いてはいるのですが・・・
対処法など、ありましたらまたお願いします。
まず植替えですが、作業が出来るのは生長期の間だけです。時期として
は5月中旬から9月下旬が適しています。ただ地域によっては気候も違
うので、関東より南では5月に入れば植替えが出来ると思います。
用土は永久的には使用は出来ず、長年植替えをせずに放置すると用土が
劣化してしまい、土本来の役目を果たさなくなってしまいます。排水性
や通気性、保肥性などが悪くなり生育に支障が出る可能性があります。
そのためには2年を目安にして、時期が来れば植替えをするようにされ
るのが好ましいかと思います。
肥料はハイポネックスのようですが、液肥の場合は速効性ですから効き
目は早いのですが持続は短くなります。そのため期間を置いて何回も与
えなくてはならず、面倒くさがりやの方には大変だろうと思います。
恥ずかしながら僕もそうなんです。僕の場合は緩効性化成肥料を使用し
ていますが、植替え時に用土に混ぜるだけで次回の植替えまでは一切の
肥料は施しません。いきなり溶け出すのではなく、緩やかに溶け出して
行き大粒なら約1年半程度は持続します。この肥料でしたら根に直接に
触れても全く影響はなく安心して使用できます。
液肥だけでは養分不足になる場合もありますから、液肥だけでなく固形
肥料と併用されるようにされてはどうでしょう。
前回も書きましたが、耐陰性はあるのですが本来は光線を好む植物です
から、今頃の時期でしたら直射日光が当たる窓辺に置いた方が元気にな
るはずです。注意して欲しいのは室内で暖房器具を使用している場合、
直接温風が植物に当たらないようにする事です。また室内で暖房器具を
使用すると、どうしても空気が乾燥気味になりがちになります。加湿器
を使用したり葉水をしたりして湿度を高めて下さい。また定期的に窓を
開けて、空気の入替えをするのも大切です。これを怠るとカイガラムシ
などを発生させる事になります。
水遣りですが春から秋までは鉢土の表面が乾いたら十分に与え、冬場は
水遣りを控えて乾かし気味に管理をして下さい。かわいそうに思えます
が、冬場は休眠していて水分は余り必要としないので、乾かし気味でも
大丈夫なわけです。
とりあえず植替えが可能な時期までは維持管理を続けて見て下さい。
不死鳥さん、ご丁寧にありがとうございました!
今はできるだけこの状態を維持できるようにやってみます。
また何かあったらお願いします。
ありがとうございました。