木を大きくしたくない場合は、鉢植えのまま、すなわち鉢ごと地面に植えるとよいと聞きました。
この場合、鉢の中で根がまわったらどうなるのでしょう?
少しばかり鉢の穴から出るであろう根によって、低成長のまま健康に育つのでしょうか?
鉢のまま地面に植えた場合でも、鉢穴から伸びていく根だけでは根詰まりを起こし、順調に生育しません。最悪、枯れてしまいます。
育てていらっしゃるのは何の樹ですか?
樹の種類によって、扱いが違うのですが、
剪定に耐えられる樹種については、1〜2年に1回鉢から出して、根鉢の土を半分くらい落とし、腐った根や黒ずんだ根を整理し、同じ鉢に新しい用土(できるだけ元の土と同じ配合で)で植えなおしてください。この時、枝もある程度(徒長枝や内側に伸びる枝などは必ず)切り詰めます。
時期は一般的には春先と秋が良いです。
小さく仕立てるときは、希望する大きさのあたりの外芽の上で切りますが、剪定の時期に注意してください。花木だと花芽を切ってしまうことにもなりかねません。
また、一度に大きく切り詰めると枯れてしまう木もあります。
また、白樺や桜など、剪定に弱い木は、もともと鉢植えには向きません。剪定すると樹姿が乱れ、枝の切り口から枯れこみます。
どうしても剪定する場合は、切り口に必ず癒合剤を塗ってください。
樹種を教えていただけると、もう少し良いレスがつくかもしれませんよ。
ありがとうございます。
> 樹種を教えていただけると、もう少し良いレスがつくかもしれませんよ。
まだ植えてはいないのですが、アメリカザイフリボクを考えています。
また他掲示板で教えていただいたものに、ルートコントロールバッグというものがあるということなのです。ご存知でしたらこれについても教えていただけると助かります。
ルートコントロールバッグ(RCB)は、黒い不織布のような物でできた鉢、とでもいえばいいでしょうか。通気性・排水性に富んでいます。
もちろん、それ単体では鉢としての利用はできません。
RCBに苗木を植え込み、それを通常通り、庭に植え込んであげます。
細根はRCBの外側まで伸び出しますが、太根は伸びないため、ある程度成長を抑えられます。
但し、市場ではほとんど見かけませんので、一般の入手は困難かもしれません。JAの資材直売所などにはあるかもしれません。
アメリカザイフリボク、つまり、ジューンベリーですね。
放任すると条件があえば5mくらいに成長します。通常は2〜3mくらいでしょう。
日当たりの良い適潤地を好みます。乾燥すると、生育が悪くなります。
またブッシュ(株立ち)状になる性質があるため、横へもよく拡がります。
剪定には強いので、小さく育てる場合は適宜刈り込みますが、実の収穫を期待する場合は、あまり小さくしない方が良いです。
2〜3年続けて実をつけた枝は切り詰めて、世代交代させます。
また、地際から伸びるシュートを切って、単幹のみ(スタンダード)に仕立てることも可能です。
根は、あまりいじらない方がいいですが、鉢植えの場合は2〜3年に一度植え替えてください。腐った根、黒い根を整理する程度にします。
詳しい手入れ方法を教えていただいて助かります。
なにしろ狭い狭い庭なので、2m以上になるとつらいんです。(^^;)
ルートコントロールバッグも入手できそうです。
ジューンベリーを購入予定の業者さんから分けてもらえそうなので。(^^)
いろいろとありがとうございました。
では。