クワズイモ栽培初心者です。よろしくお願いします。
秋に芋部分が3センチほど、茎葉が30センチほどに育ったクワズイモを友人からプレゼントされて育てています。
冬場、室内の日の当たるところで2週間に1度程度あまり多くなく水をかけていたのですが、だんだん元気がなくなってきてしまいました。日の当たりが少ないのかと一日だけ外に出してみましたが、元気になるところかかえってヘタってしまったみたいです。
今後どのようにしたらクワズイモは元気になってくれるでしょうか(TOT)…教えてください。
クワズイモは奄美大島以南の亜熱帯に自生しているサトイモ科の植物で、生育環境は湿った半日陰です。
不調になった原因はみなさんも書かれていますが、水やりの仕方と屋外に出した事だと思います。文面から察するに根腐れを恐れて底から流れ出すまで水をやってないと思います。このような水やりでは土の表面は湿っていても中は乾いていると思います。土の保水力にもよりますが2週間は間をあけすぎです。土の表面が乾いたら下から流れ出すまでタップリ水をやり、受け皿の水は必ず捨ててためないようにして下さい。
日射はレースのカーテン越し程度でよいです。今の時期はまだ寒いですから屋外には出さないで下さい。
クワズイモの体力しだいですね。
この際いくつか覚えていてほしいことがあります。
まず、不死鳥さんも書かれているとおり、規則的な水遣りというのは
いけません。土の表面が乾いてきたら与える、というのがひとつの目安。
あと、相談されるのに、あまり多くなく、というよりは具体的にかかれたほうがいいでしょう。
具体的にどれくらいの量を与えられたでしょう?。
一日の何時ごろ、どのような水を、どのような状態になるまであたえたか
がわからないと、多い少ないは人によって捉え方が異なります。
暖かい日の午前中、室温程度(15度程度)の水を、
底から流れ出るまで与え、流れ出た水はよく切って捨てる。
というのが(冬の)水遣りの基本となります。
あまり多くなく、というのは、ちょろちょろと表面だけ湿っている
状態ではないでしょうか?。
これはいけません。最低温度が10度以上あり、十分な温度が保たれて
いる場合は、乾燥しすぎてへたる可能性があります。
冬、乾燥気味に、とあるのは、十分な温度が保たれている場合は、
土の表面が乾いてきて、普段(冬以外)水遣りするタイミングより
1,2日(鉢が大きければ3日程度)まってから与える、ということ
になります。
(越冬温度ぎりぎりの場合は、量もややひかえることがありますが)。
もうひとつ、クワズイモはやや寒さには強いですが、最低温度が足りず
葉が枯れてきた可能性があります。
朝方の最低温度は、置いている場所で何度くらいですか?。
窓辺は朝冷え込むので、実際に計ることをお勧めします。
植物が育つには、日光、温度、水、土が必須ですので、育てている
条件を最低かかれたほうが、より的確なアドバイスが得られます。
ここで土、とは、鉢の大きさ、植物の大きさ、植え替えの有無などです。
最後に、植物は本来は一旦根を張ったら動かないのが当たり前なので、
多少のことがあろうとその場で生き抜かなければいけません。
つまり、ゆっくりした環境の変化には、体のつくりを変えて対応し、
耐え抜くということができます。
しかし、急に環境がかわるのにはついていけません。
普段日光不足気味だから、といって急に戸外へ出しても、少ない日光を
より効率よく吸収しようと適応した葉に対して、直射日光は強すぎます。
ヒューズが飛ぶようなもので、葉が焼けて枯れたりします。
また気温の急変も大きいですね。風も室内では当たりませんが、
戸外ではかなりのストレスになります。
弱った植物をいきなり戸外に出すとさらに痛めつけてしまいます。
私は、水不足か温度不足でへたったところに、さらに戸外で痛めつけた、
と推測しています(状況が細部までわからないので推測)。
もし水を与えていなかった、とすると、基本の水遣りを繰り返す
のみです。土の表面が乾いたら、たっぷりあたえ、流れた水は
しっかり切ってさらにためず捨ててください。
水は土の中の余計なものを洗い流し、かつ抜けるときに新しい空気を
吸い込む役目もあるのです。
もしかしたら根腐れを起こしているかも知れません。
クワズイモの場合は冬越しをさせるには、最低気温が10度以上は必要
になり、出来るだけ室内の暖かい場所に置くようにします。耐陰性があ
るのですが、光線不足になると状態が悪く弱弱しくなってしまいます。
水遣りが機械的水遣りになっていますから、今後は行なわないようにさ
れた方がいいですね。機械的水遣りとは植物の事は一切お構いなしで、
自分が勝手に決めた日に、自分が決めた量の水を与える事を言います。
このような事を続けていると、最後には根枯れや根腐れを起こして枯れ
てしまいます。基本的には春から秋までは、鉢土の表面が乾いたら与え
るようにします。ただ過湿気味にしてしまうと、根腐れを起こしやすく
なります。冬場は極端に水遣りを控え、乾かし気味で管理をします。
これにより休眠状態になり、冬越しをさせる事が可能になります。
まずは春先まで水遣りを控え、十分に養生をさせて様子を見るしか方法
はないと思います。5月上旬を目安にして、植替えをされた方が良さそ
うに思います。また液肥や固形肥料は、植替えが終わるまでは一切与え
ないで下さい。活力剤も同じで、元気になるどころか反対に弱くなって
しまいます。
まつさん、とろさん、不死鳥さん、ありがとうございました。
確かに根ぐされをおそれて水を少なくしてしまったことや、クワズイモの様子を伺うこと無く機械的に世話していたなど反省点がいっぱいでした。みなさんのアドバイスを参考に、まずは養生させて様子をみようと思います。