部屋に土を置くのがイヤなのでハイドロを使ってみたいのですが、どんな植物にも平気なのでしょうか?この間スペシオキンギアナムという蘭型の物を買ってきたのですが、コレはハイドロで出来ますか?未熟な私にどうぞ教えを下さい。
結論から
ハイドロが向かない植物は沢山あります。
まず根が水に浸るわけですから、乾燥地を好む植物は無理です。
サボテン、多肉植物、ゼラニウム、等々。今はやりのサンセベリアも
向かないと思います。蘭の類も、根は空気に触れていることを好む
ものが多いのでやめたほうが無難です。
それから、冬季朝型の最低気温をある程度維持できない場合は、寒さに
弱いものも向きません。土植えなら水分を控えることである程度対応
できても、ハイドロは湿度のコントロールは難しいです。湿ったまま
で最低気温が下がると根が痛みます。朝方12度をきるような場合は、
ディフェンバキア、アグラオネマなど高温を好む種類のハイドロは
難しいでしょう。
また、ハイドロは養分が少ないので、今の姿を長期維持しやすい=成長が
遅いというのが一つの売りなので、早く大きくしたい場合や、花を沢山
咲かせるものも向きません。
植物は水生植物を除いては土に植わっているのが本来の姿ですので、
ハイドロはある意味、植物にとっては「異常な状況」です。よって
その植物本来の姿はある程度犠牲になる場合があるわけです。
ギンギアナムは割と丈夫な蘭ですが、もともと木や岩に根を張り付けて
育つものです(着生)ので、根はいつも空気に触れて、乾いている状態
を好みます。雨が降ってもさっと乾きます。ハイドロには向きません。
なお蘭の類はいわゆる土を使って植えられることは少なく、ミズゴケで
あったり、木の皮を加工したもの(バーク)であったり、軽石のような
もので植えられることが多いです。
沢山教えていただきましてありがとうございます。(^○^)
本当に花を育てるって難しいですね、これを聞かないでいたら絶対にハイドロに植え替えていました。そうですねやはり土で育てるのが一番いいのですね。ハイ、納得いたしました。来年またこの蘭が咲くようにがんばります。
また判らないことがありましたから、このコーナーに書きますのでその時にはよろしくお願いいたします。
> 沢山教えていただきましてありがとうございます。(^○^)
いえいえどういたしまして。
> 本当に花を育てるって難しいですね、これを聞かないでいたら絶対にハイドロに植え替えていました。そうですねやはり土で育てるのが一番いいのですね。ハイ、納得いたしました。来年またこの蘭が咲くようにがんばります。
そうですね。これはイケル、とおもっても、駄目なときもありますし。
ま、もともと日本に生えていない植物は、どうしても環境に合わず、
枯れてしまいます。原産地の環境を考えて、それをあまり無理なく再現
してあげると成功することが多いです。あんまり無理しすぎると、こっち
がつかれてしまいます・・・。この辺が楽しむコツでしょう。
> また判らないことがありましたから、このコーナーに書きますのでその時にはよろしくお願いいたします。
こちらこそ。私も沢山教わってます。